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富士通、toBeマーケティングを完全子会社化 Salesforce Marketing Cloud事業を強化へ

富士通、toBeマーケティングを完全子会社化 Salesforce Marketing Cloud事業を強化へ

 富士通は、Salesforceのマーケティング・オートメーション(MA)分野で国内トップクラスの実績を誇るtoBeマーケティングの全株式を取得する株式譲渡契約を締結した。この動きは、同社が推進するグローバルソリューション「Fujitsu Uvance」の一環として、エンタープライズ向けクラウド事業を強化するためのものである。

富士通、toBeマーケティングを完全子会社化 Salesforce Marketing Cloud事業を強化へ

 toBeマーケティングは、Salesforce Marketing Cloud EngagementとAccount Engagementで国内トップのシェアを持つ企業。富士通はこの子会社化により、マーケティングを新たな注力領域として強化し、顧客への提供価値を高めることを目指す。また、toBeマーケティングのMA領域の強みと富士通のSFA/CRM領域の強みを組み合わせることで、Salesforce Customer360の全方位での提供が可能になり、顧客のビジネス変革を全面的にサポートする。

富士通、toBeマーケティングを完全子会社化 Salesforce Marketing Cloud事業を強化へ

 富士通執行役員の高橋美波は、toBeマーケティングのグループ加入を歓迎し、デジタル技術を駆使した解決策提案の強化と、顧客のDXとSXの推進をより迅速かつ強力に支援できると期待を寄せている。一方、toBeマーケティング代表取締役CEOの小池智和は、富士通グループ入りにより、デジタルマーケティングと営業活動の融合をさらに推進し、多くの顧客に価値あるサービスを提供できると述べている。

 今回の株式譲渡契約は、富士通が社会課題を解決し、サステナブルな世界の実現を目指すビジョンに沿ったものであり、企業のデジタルビジネス支援という面でも大きな一歩となる。株式取得は2023年12月に完了する予定であり、その後toBeマーケティングは「toBeマーケティング, a Fujitsu company」として新たなスタートを切る。

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