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クラスメソッド、生成AIチャットボットでヘルプデスクの満足度70%超を達成​

 クラスメソッドは、社内問い合わせ業務に生成AIを活用したチャットボットを導入。これにより、総務、労務、経理、法務、情報システムなどの多岐にわたる社内問い合わせに対して、70%を超える満足度を実現したと発表した。このチャットボットは、ユーザーからの質問に対し、社内の複数のドキュメントを参照して回答を生成するもので、教師データの作成などの構築コストはほとんどかからないという。

 さらに、この実証実験を基に、クラスメソッドはヘルプデスクや問い合わせ窓口業務を運用する企業向けに、生成AIと社内データを活用したチャットボットの導入支援を提供する方針を明らかにした。提供されるソリューションには、OpenAI社のChatGPTやAmazon Bedrock、Amazon Kendraなどが含まれる。

 導入後の20日間で、チャットボットへの問い合わせは500件を超え、約75%の利用者が「回答が役に立った」と評価。これにより、社内の対人窓口への問い合わせ数は約3割減少し、チャットボットによる一次回答での対応が効果的であることが示された。

 クラスメソッドは、生成AIの応用に関する網羅的なサービスを提供しており、技術選定から実装までの課題解決をサポート。また、ビジネスの具体的な課題解決に向けたPoC支援や、社内ツールの開発から運用までをカバーするサービスも展開している。

 従来の社内情報検索には、情報の散在や問い合わせ対応の工数増加などの課題があったが、生成AIを活用することでこれらの課題を解決。情報収集の自動化や一次対応の集約により、効率的な問い合わせ対応が可能となった。

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