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企業と消費者を結ぶアプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」とは?

+メッセージ

Facebook、LinkedIn、Instagram、TikTok、YouTube、LINEにカカオトーク。次々と誕生するソーシャルアプリやインスタントメッセージアプリ。マーケティング担当者はどこに自分のターゲットがいるか、常に目を光らせているのではないでしょうか?

たくさんのアプリが誕生する中、2018年に大手3キャリアがインスタントメッセージサービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」を発表したことをご存知ですか?+メッセージはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクによってリリースされ、2020年より本格的に企業アカウント(+メッセージ公式アカウント)の提供が始まりました。

+メッセージはなりすましや偽アカウントが作られにくい点から、企業と消費者をつなぐ新たなビジネスチャンスを生むプラットフォームとして注目されています。本コラムでは+メッセージの基本情報と企業が公式アカウントを開設するメリットについてご紹介します。

もうSMSはショート(短文)ではない!長文が送れる+メッセージとは?

最近、SMS(ショートメッセージ)のビジネス利用が注目を浴びています。SMSと言えば、携帯電話番号へ送れる全角70文字の短いテキストメッセージですが、2018年にNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクがSMSの進化版として+メッセージ(プラスメッセージ)をリリースしました。+メッセージでは長文、画像や動画、スタンプ等、コンテンツの送受信が可能です。料金はパケット制で、Wi-Fi環境下でも使えます。

+メッセージを利用するためには、+メッセージアプリ(無料)が必要です。+メッセージ発表以後に発売されているAndroid端末のほとんどには+メッセージアプリがプリインストールされています。2018年以前のAndroidやiPhone等、+メッセージが入っていない端末の場合はGoogle Play StoreあるいはApple Storeでダウンロードができます。

+メッセージはSMSのように電話番号でユーザーを認識するため、他のインスタントメッセージアプリのようなユーザー登録が必要ありません。ユーザーはダウンロードさえすれば、すぐにメッセージのやり取りを始められます。アプリでは、メッセージを送りたい相手が+メッセージアプリを利用しているかどうかが分かります。+メッセージを使っていない場合は通常のSMSとしてメッセージがフォールバックしますが、長文や画像を送る際は事前に相手に+メッセージアプリのダウンロードを促すほうが賢明です。

また、+メッセージは個人間のコミュニケーションだけではなく、企業と個人のコミュニケーションの場としても使えます。「+メッセージ公式アカウント」と呼ばれる法人アカウントの開設申請をNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに提出し、審査を通過すると公式アカウントが発行されます。公式アカウント利用の際は専用の料金体系が適用されます。

<+メッセージとSMSの比較>

+メッセージとSMSの比較表

なぜSMSが再び頭角を現しているのか?コミュニケーション手段の変遷

日本のSMSの歴史は複雑です。実は大手通信キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)の相互接続が実現したのは2011年7月。割と最近の出来事です。

それまで携帯電話でSMSのような短いメッセージを送り合う機能は色々(ショートメール、スカイメール、Pメール、Cメール、ライトメール等…)存在していたものの、他社間でのメッセージ交換ができず、日本ではSMSよりもキャリアメール(@docomo.ne.jp等)が主流のコミュニケーション手段として普及しました。

そして時代は流れ、iPhoneを始めとしたスマートフォンが普及するようになってからはキャリアメールも次第に存在感を失い、LINEやカカオトークなどのインスタントメッセージアプリが利用され始めます。Emailに関してはキャリアメールよりもGmailやYahooメール等のフリーメールが利用されるようになりました。フリーメールはキャリアメールと異なり複数アカウントを持て、不要になったら削除でき、使い勝手が良い点が浸透の理由だと考えられます。

LINEやフリーメールは消費者目線ではとても使いやすくて便利ですが、企業が消費者とコミュニケーションを取る手段としては都合が悪いのが難点です。LINE公式アカウントはブロックや未読スルー・非表示にされやすく、メルマガは開かれずにゴミ箱直行なんてことも…。そんな時、知る人ぞ知る企業の救世主がSMSでした。

SMSは高到達率、高開封率、高クリック率と言われています。用途によってバラつきはありますが、概ね開封率は80%とされています。一方、メールの開封率は10〜20%。となると、アプリのリテンション率向上を目的とした通知や支払督促、システム障害などの重要なメッセージの発信はSMSが適しているということになります。

また、SMSは携帯端末を紛失しない限り、乗っ取りもなく、本人確実性が高い連絡手段として金融機関、不動産業界、行政から注目されていました。しかしSMSの法人利用のデメリットとして企業や団体の偽アカウントによるフィッシング詐欺があります。SMSはメールより開封率が高いがゆえに、被害に合う可能性も高いというリスクを抱えています。

一方、キャリアの審査が通らないと開設できず、企業やブランドロゴの使用が許可されない+メッセージ公式アカウントでは、SMSの本人確実性の高さと高開封率のメリットを持ちながら、偽アカウントからユーザーを守れ、さらに長文・リッチコンテンツが送れます。+メッセージは、メール、問い合わせフォーム、電話に変わる新しく安全なコミュニケーション手段と言えるでしょう。

+メッセージ公式アカウントの特徴

1.偽アカウントが作られない

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに承認されなければ開設できず、企業ロゴやブランドロゴをアカウントで使用できるのも、審査を通過した企業のみ。そのため、消費者は安心して公式アカウントとやり取りができる。

2.消費者から公式アカウントがブロックされにくい

+メッセージでは企業から消費者へ一方的に宣伝メッセージを送れないため、消費者は不要なメッセージを受け取らずに済む。ユーザーは必要な時だけ企業とコミュニケーションを取れ、必要な情報やクーポンを取得できるのでブロックする理由がない。

3.消費者は特別な登録不要でストレスフリー

最新のAndroidには+メッセージアプリがプリインストールされています。iPhoneの場合や古いAndroid機種では+メッセージアプリのダウンロードが必要ですが、他のアプリのようにユーザー登録は不要。アプリをダウンロードしてしまえばすぐにメッセージを開始できる。

+メッセージ公式アカウントを開設する方法

+メッセージ公式アカウントを開設する方法は2つあります。1つは自社で各キャリアの+メッセージ窓口に連絡し、1社ずつアカウント開設の申請を行う方法。もう一つは+メッセージの導入を一括で請け負う企業に依頼する方法です。後者に依頼すれば、企業アカウント申請に必要な手続きを全てハンドリングしてくれます。時間の節約にもなり、+メッセージ導入後に困ったことがあればサポートも受けられます

CM.com は3キャリアへの+メッセージ公式アカウント申請からAPIの提供までサポートしています。+メッセージの法人利用に興味がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

▼CM.com Japan株式会社
https://www.cm.com/ja-jp/

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資料の内容

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・SEOで重要なメタタグ
・ページスピード:Cumulative Layout Shift(CLS)とは?
・Googleがリンクはそれほど重要ではないとコメント
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・Google の 404 エラーとランキング低下について
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