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パンデミックによりARやVRの普及が促進する可能性

コロナのパンデミックでVRとAR市場が伸びる

Coresight Researchのレポートでは、StatistaのCOVID-19以前の予測を引用し、AR(拡張現実) とVR(仮想現実 )を含むリアリティテクノロジー市場が2020年には188億ドルに達すると予測している。

CoresightはStatistaのデータを引用して、小売業界ではAR(拡張現実) およびVR(仮想現実 ) 技術への支出が増加する可能性があることを示した。2020年には、リアリティテクノロジーに対する個人消費支出は70億ドルに達すると予測されており、同技術に対する流通およびサービス支出は44億ドルに達する可能性がある。

同レポートによると、COVID-19が大流行している時期には、VR技術やAR技術がますます有用になり、買い物客が購入前に製品に触れるのをサポートすることができるようになるという。

レポートはパンデミックによって小売業者が一時的に廃業を余儀なくされる以前になされた予測に言及しているが、Coresightのリサーチは、将来的に小売業界でARおよびVR技術が果たす役割にさらなる意義を見出すものである。同レポートでは、製品の視覚化、仮想体験、製品情報へのアクセス、仮想モールなど、さまざまなARおよびVRアプリケーションの可能性について説明している。

Coresightのレポートによると、Appleは2018年にリリースした 「Quick Look AR」 ツールをアップデートし、ダイレクトチェックアウト機能を組み込んだという。レポートによると、Home Depotはこの技術を利用している大手小売業者の1つだという。

コロナウイルスの大発生がARとVRの採用にどのような影響を与えるかは、まだ誰もわからない状況である。International Data Corp.が3月に発表したレポートによると、2020年前半のARおよびVRヘッドセットの世界出荷台数は、コロナウイルスの大流行により減少すると予想されている。小売業者は再開するかどうかを検討しているが、実店舗の閉鎖による大幅な損失をEコマースが軽減するかどうかは、今のところ不明としている。

消費者が製品を購入する前にプレビューできるように、さまざまなブランド、小売業者、企業がVRとARの技術をリリースし始めている。International Data Corp. (IDC) は12月、小売業者が2020年にARおよびVR技術の開発に15億ドルを費やすと予測していたが、このパンデミックによって消費者が自宅で過ごすようになったため、L’Oréal、Kendra Scott、Suitsupplyなどのブランドや小売業者は最近、消費者と関わるための仮想ツールを導入した。

【参考】