ナイルが運営する「Appliv TOPICS」は、15~69歳の男女1,940人を対象に、2023年9月13日から9月20日までの期間、オーディオブックに関する実態調査を行った。その結果、オーディオブックの利用経験者は全体の20.31%であり、日常的に利用している人は8.51%であることが明らかになった。
また、オーディオブックを知らないと答えた人は43.61%と、まだ多くの人がオーディオブックについての認知を持っていないことが分かった。特に20代の利用率が高く、利用経験者が3割を超える唯一の年代であった。これに続くのは30代の23.63%、10代の21.51%となっている。
オーディオブックの人気ジャンルについても調査が行われ、日常的に利用している165人によく聴くジャンルを尋ねたところ、最も多かったのは「ビジネス」で91人。これに続いて「文芸・小説」が87人、「自己啓発」が81人、「ライトノベル」が71人となっている。
さらに、人気のオーディオブックサービスについても調査が実施され、日常的に利用している165人に利用サービスを尋ねた結果、Amazonが運営する「Audible」が99人で1位となり、次いで「audiobook.jp」が76人で2位となった。これらのサービスは、都度購入だけでなく、月額制の聴き放題サブスクリプションプランも提供している。
このような調査結果をもとに、オーディオブック市場の現状や今後の動向についての分析が期待される。オーディオブックは、移動中や作業中などの隙間時間を有効活用して情報を得る手段として、今後さらに普及していく可能性が高い。
【関連リンク】