博報堂ＤＹメディアパートナーズは、デジタル音声広告事業を展開するオトナルの株式を第三者割当増資の方法で取得。これにより、オトナルを持分法適用会社とし、資本業務提携契約を締結した。
米国市場ではデジタル音声広告市場が急速に成長しており、2022年時点で約8,700億円の市場規模を持つ一方、国内市場は2022年で約20億円となっている。この国内市場において、今後の高い成長が期待されている。
オトナルは、デジタル音声広告セールスと音声広告枠の開発を手掛ける専業広告代理店として、デジタル音声広告市場の牽引役を果たしている。博報堂ＤＹメディアパートナーズは、この黎明期の市場でオトナルとの強固なパートナーシップを築き、リーディング・エージェンシーとしての地位を確立する方針だ。
具体的な取り組みとして、オトナルのデジタル音声広告に関するノウハウやリソースと、博報堂ＤＹグループのクライアントネットワークを組み合わせ、市場の開拓やシェア拡大を目指す。さらに、オトナルのデジタル音声テクノロジーと博報堂ＤＹグループのアセットを組み合わせて、デジタル音声広告メディアの価値を高める取り組みも進める。
この提携を通じて、博報堂ＤＹメディアパートナーズとオトナルは、人的交流を含む協業体制を築き上げる。両社の強みを最大限に活用し、連携を深めることで、相互の事業発展を目指すとしている。
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