無料の資料掲載・リード獲得し放題サービスはこちら

副業でスキル&収入源を獲得 ハイクラス人材向けサービス「クラウドリンクス」の強みと展望【クラウドリンクス事業推進グループ マネージャー 山内 貴之さんインタビュー】

2022年7月現在で48,000人以上のハイクラス人材が登録しているクラウドリンクスは、850社以上の利用実績がある人材サービスだ。エンジニアやマーケター、コンサルタントなどさまざまな職種で実績のあるワーカーとさまざまな経営ニーズを抱える企業を結びつけている。クラウドリンクス事業推進グループマネージャーの山内 貴之氏に、クラウドリンクスの強みや今後の展望について取材した。

ハイクラス人材特化のマッチングプラットフォーム「クラウドリンクス」とは

クラウドリンクスとは

—— クラウドリンクスとはどういった人材サービスなのでしょうか。

山内:クラウドリンクスは副業で仕事を探している方や、フリーランスとして兼業を考えている方に向けた「人材マッチングサービス」となります。スキルが高い方に特化しているので、単なる作業者ではなく、中長期的に企業側の経営課題を解決してくれる方に登録いただいているサービスです。Googleのマーケティング戦略を担当されている方や富士通のUI・UXデザイナーといった方にも登録いただいており、企業にとっては「通常の求人では出会えない人材」に出会えるという点も特徴です。

株式会社クラウドワークス クラウドリンクス事業推進グループ マネージャー 山内 貴之氏
大学卒業後、大手食品メーカーに入社。入社以降、顧客向けBtoBマーケティング支援を、インサイドセールス部門の現場担当からプロジェクトマネジメント、企画部門までを担当。2019年に株式会社クラウドワークスへ入社。現在は副業領域に特化したクラウドリンクスの事業責任者としてグロースを牽引中。

—— 具体的にどういった方が登録・稼働しているのでしょうか。

山内:職種としてはエンジニアやデザイナーが多いのですが、全体の6割がビジネス職になります。問題解決を好む人が多いので、マーケティングの戦略立案やゼロイチの事業開発といったプロジェクトの上流工程や、財務経理のポジションで実績のある方にご登録いただいています。登録者の年代は30代から40代後半がメインですね。

—— クラウドワークスとの違いについてお教えください。

山内:クラウドワークスは基本的に単発案件がベースなので、業務委託できる範囲やスケールが限られるという面があります。そのため経営のコンサルやマーケティング戦略といった、長期的スパンで行われるプロジェクトではクラウドリンクスをご利用いただきたいですね。またクラウドリンクスはワーカーとクライアントの間で直接契約ができるプラットフォームなので、企業にとっては「人材の獲得」ができるのも特徴です。

副業しやすい「週10時間未満の案件」が半数超

—— 単発業務はクラウドワークス、継続的なプロジェクトはクラウドリンクスといった棲み分けがなされているのですね。週5日フルタイムで働いている社会人でも、クラウドリンクスの求人にアサインされることは可能なのでしょうか?

山内:もちろん可能です!クラウドワークスで掲載されている案件の50〜60%が週10時間以下となっており、たとえば平日に週1回だけクライアントとミーティングを行い、受託した作業を平日の夜や土日に行うといったプロジェクトも多いですね。フリーランスでは週15時間の案件を3社掛け持っている方もいるので、副業を取り入れたい正社員の方から、業務の掛け持ちで複数のクライアントと取引を行う「複業」志望のフリーランサーまで、幅広い働き方に対応しています。

—— 他のサービスと比べて、強みとなる違いを教えてください。

山内:競合サービスでは週40時間の案件しか取り扱っていないところもよくあるのですが、クラウドリンクスでは副業や複業でも稼働できるような案件が多いです。先ほど週10時間以下の案件は全体の50〜60%と申し上げましたが、週20時間未満まで広げると約80%まで広がります。さらに案件の量も累計で約5,000件と多いうえ、発注する企業も厳しい審査を通った会社なので、質の高いプロジェクトを豊富に抱えているのも強みですね。

—— クラウドリンクスはそうした企業との直接契約ができるのですね。クライアント企業と直接契約することは、ワーカーにとってどういったメリットがあるのでしょうか。

山内:登録から稼働までが非常に早いというのが最大のメリットですね。エージェントなどを介さないので契約が早く、最短では1週間でアサインされた例もあります。また手数料がかからないため高い報酬を得られるのもメリットで、全職種での報酬の平均額は時給換算で約4500円となっています。

—— クラウドリンクスとして、登録者が足りていない分野はあるでしょうか。「この分野のフリーランサーに登録してほしい」という領域などあればお教えください。

山内:エンジニアとセールス領域は案件に人材が追い付いていない状態です。特にエンジニアは職種の性質的に多忙であることが多く、IT人材自体が不足しているという背景もあってエンジニア側の売り手市場が形成されていますね。ただ広告などの効果もあり直近1か月で登録者が1万人以上増えているので、まずは9月末までに登録者数6万人を達成して、来期中に10万人を突破したいと考えています。

副業はスキルの獲得&収入増に貢献

—— 副業への注目度は年々高まっているように感じます。こうした潮流について、どう感じられていますか。

山内:三井住友海上のように、課長職に昇進する条件として「副業を行っていること」を設定する企業もあります。また6月には厚生労働省が副業を禁止する企業に対し理由を開示するよう企業に要請するなど、副業は大きな広がりを見せています。収入を得るのはもちろんですが、スキルの獲得・育成という面でも副業は有効な手段だといえます。

一方で自分の持つスキルが他社に通用するのか自信がないため二の足を踏んでいる方も多くいると思うのですが、まずはクラウドリンクスに登録して、案件に応募するという最初の1ステップを踏み出してほしいと思っています。新しい収入源を得る1つの手法として副業を行い、QOLの向上につなげていただきたいですね。

—— クラウドリンクスの今後の展望についてお聞かせください。

山内:今まで日系企業では1つの企業で働くことが美徳とされてきましたが、その結果「その企業のやり方でしか仕事ができない」という人が多く生み出されました。我々はそうした人をなくして、いろいろな場所で通用するようなスキルを持った人を増やしたいと思っており、副業はそうしたスキルの獲得に有効な手段の1つだと考えています。別の企業のやり方を学び、実践することでスキルが身につくこともあるので、そうした意味では社会貢献の一環としての側面も持つサービスだと思っています。スタートアップや経営の課題を解決できるようなスキルを持った方を、クラウドリンクスによって増やしていきたいです。

クラウドリンクスとは

 

ハイクラスの副業「クラウドリンクス」。当社が提供する日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」に登録する495万人のワーカーと79.5万社の基盤を活用し、2020年1月のサービス開始からわずか2年半で副業・兼業ワーカー数は48,000人を超えました。

これまで転職市場に現れることのなかったハイクラス人材が新しい働き方を求めて続々とメンバー登録しており、他社のトップタレントの力で自社の課題をピンポイントで解決する、という新しい人材活用方法を企業へ提供します。

 

クラウドリンクスの公式サイトはこちら

編集後記
2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定し、次いで2021年には経団連が「副業・兼業の促進」の指針文書を発表した。企業側は人材の獲得、ワーカー側は新たな収入源の確保と、双方にニーズがある副業の推進は官民を挙げて注力しているトピックの1つだ。一方でクラウドリンクスへ登録するワーカーについて、山内氏は「スキル開発を目的として副業を始めた方が多く、その結果として収入を得たというケースが多い」と語った。自らの経験や知見を活かした副業で新たなスキルと高単価な収入源を獲得し、さらにハイクラスな人材へと成長したいという高い意欲を持つ方にとって、クラウドリンクスへの登録は「最初の1歩」として最適な選択だといえるだろう。

取材・構成:MARKETIMES編集部・中島 佑馬