無料の資料掲載・リード獲得し放題サービスはこちら
『MARKETIMES』は、広告収益による運営を行っております。複数の企業と提携し、情報を提供しており、当サイトを通じてリンクのクリックや商品・サービスに関する申し込みが行われた際、提携する企業から報酬を得ることがあります。しかし、サイト内のランキングやサービスの評価について、協力関係や報酬の有無が影響することは一切ありません。
さらに、当サイトの収益は、訪問者の皆様に更に有益な情報を提供するため、情報の質の向上やランキングの正確性の強化に使用されています。

【結論、資格は不要】動画編集・映像制作の仕事に資格は必要?資格の種類紹介

【結論、資格は不要】動画編集・映像制作の仕事に資格は必要?

本記事では、動画編集・映像制作の資格が仕事をしていく上で必要か、不要かということについて解説していきます。

結論、動画編集・映像制作の仕事に資格は必要ありません。ただし、資格を否定しているわけではありません。場合によっては資格をもっておくメリットもあります。そちらについても併せて解説します。

参考:動画編集スクールおすすめ

動画編集・映像制作の仕事に資格が不要な理由

動画編集や映像制作の仕事をする際に、特別な資格が必要だと考えている人は少なくありません。

しかし、実際にはこれらの仕事をする際に持っていなければいけない資格はありません。動画を編集するとか、映像を制作するという作業に関連する資格はあるものの、持っていないからと言って、就職や転職、また案件を受注する際に不利になることは、ほとんどないと言っても過言ではないでしょう。その理由はいくつかあります。

資格が不要な理由①:動画編集・映像制作の仕事に資格を求めている企業はほとんどないから

資格がなければできない仕事には、医師や弁護士、公認会計士や税理士などがあります。これらは資格を持っていることが大前提となるため、いくら高いスキルを持っていても、資格がなければその仕事に就くことはできません。

資格がなければ難しい仕事がある一方で、資格がなくても働ける仕事もたくさんあります。求人募集などを見ると、資格がなくても働ける仕事の方が数は多いでしょう。動画編集や映像制作の仕事もその一つです。実務に関連する資格を持っていれば、仕事を探す際にプラスになることはあるかもしれませんが、持っていないから不採用になるとか、資格がないから応募できないということはありません。

動画編集や映像制作の求人を見ると、特定の資格が必要だという条件を課している企業はほとんどありません。つまり、実務に関連する資格の有無に対して、それほど重要視している企業は少ないということです。

もちろん、関連資格を持っていることが高く評価されることはあるでしょう。資格を取得していることによって、特定の分野に関して一定レベルの知識やスキルがあることを客観的に示すことができます。経験もスキルなどがない人にとって、持っていて損はないかもしれません。

すでに経験値やスキルがあり、これまで手掛けた作品で勝負できる経験者なら、これからあえて資格を取得する必要はありません。しかし、動画編集や映像制作の分野で働いた経験が全くない未経験者だけれども案件を受注したいと考えている人なら、後述でご紹介する資格を取得することも決して悪くはないでしょう。

資格が不要な理由②:動画編集・映像制作の資格よりも最新トレンドやバリエーションが求められるから

動画編集や映像制作ではトレンドがあります。10年前あたりの動画を見ていて、なんとなくレトロな雰囲気を感じることは多いのではないでしょうか。

それは、当時の動画編集に用いられているトレンドが、現代のものとはずれているからです。例えば、画面に挿入する文字のフォントや色遣い、画面全体の雰囲気や編集方法など、少しずつトレンドが変化しています。常にユーザーに新鮮な印象を与えるためには、最新のトレンドを取り入れた動画編集や映像制作の作業をする必要があります。

こうした動画編集のトレンドはどこで学ぶことができるのでしょうか?実際に動画編集や映像制作の実務をしている人でも、一人で作業をしているだけでは最新のトレンドやバリエーションに敏感になることはできません。

業界の最前線で働く動画クリエイターから現状や動画編集の市場や需要、将来性についての話を聞いたり、セミナーなどに参加したり、トレンドやバリエーションについての情報収集を継続的に行うことが必要です。

トレンドやバリエーションについての学習をする作業は、どんなレベルのクリエイターにとっても、最前線で働き続けるためには必要不可欠な作業です。経験値やスキルが高くなっても、トレンドから外れた動画編集や映像制作をしていると、どうしてもユーザーやクライアントに与える印象が古くなってしまい、動画を見たいという興味をそそりません。

動画編集や映像制作に携わるクリエイターは、少しでも多くのユーザーにコンテンツを見てもらうことを最終的な目的としているわけですから、常に最新のトレンドやバリエーションに精通していることは、職務を遂行する上では持っていなければいけないマストな知識です。

動画編集や映像制作に関連する資格を持っていることと、クリエイターの立場から最新トレンドを理解していることとは全く関係がありません。案件を発注する企業にとっては、トレンドに全く沿っていない有資格者よりも、最新トレンドを押さえた動画編集や映像制作ができるクリエイターに依頼したいと考えるものです。

クリエイターにとっては資格を持っていることよりも、スキルや経験値、そして最新のトレンドを理解していることの方が重要です。

資格が不要な理由③:知識よりも実績が重要視されるから

動画編集や映像制作に携わるクリエイターの仕事は、どんなに高いレベルの知識やスキルがあっても、それを客観的に多くの人に理解してもらえるコンテンツという形で示さなければ意味がありません。

自身が編集した動画や制作した映像コンテンツを見てもらえば、実務に必要な知識やスキルを持っているかどうかは一目瞭然でしょう。コンテンツに最新のトレンドが反映されているかどうかという点についても、見ればわかります。言葉で説明する必要はないでしょう。

すでに動画編集や映像制作のクリエイターとして働いている人なら、過去に作成したコンテンツなどがたくさんあるでしょう。しかし、未経験者がクリエイターとして転職したい場合、知識はあっても実績はゼロです。そのため、最初の案件を受注するまでに時間がかかるなど、苦労することがあるかもしれません。

未経験者がクリエイターとしての仕事を始めたいときには、まずは小さくても良いので、実績を積み上げることから始めなければいけません。具体的に、どのようにすればよいのでしょうか?

1つ目にオススメの方法は、未経験者でも可というクリエイターの求人募集に応募することです。未経験者でも可と出ている求人募集でも、ある程度の知識やスキルを持っていた方が採用には確実に近づくことでしょう。

採用選考の際に提出できるポートフォリオを作り、そこに自身が持っている知識やスキル、また芸術的なセンスなども凝縮して盛り込みましょう。実務として働いた経験がなくても、即戦力として働けそうな知識やスキルがあれば、採用してもらえる可能性は大です。

2つ目にオススメの方法は、クラウドソーシングなどを利用して、案件単位で受注することです。高いスキルや知識を持っていても実績がないクリエイターが、大きな案件を受注することは簡単ではありません。

その理由は、ライバルが大勢いるからです。クラウドソーシングで受注できる案件は、時間をかけずに短時間で作業できるものから、チームとして作業するものまで、幅広くラインナップされています。待遇も案件ごとに異なり、条件が良い案件に対しては多くの人が応募するため、激戦となってしまうものです。

参考:【未経験OK】動画編集案件の探し方・取り方を丁寧に解説【案件獲得出来ない方必見】

とにかく実績が欲しい人は、採用選考の際に考慮してもらえるようなポートフォリオを作り、条件がイマイチでも実績を積むためには受注するなど、コツコツとした努力と継続が必要です。いくつか案件を受注して実績を積めば、より大きな案件、高単価の案件を発注してもらえるチャンスがアップします。

動画編集・映像制作・映像クリエイターのおすすめ資格

すでに述べてきたように、動画編集や映像制作、また映像クリエイターとして働く際に、持っていなければいけない資格はありません。

しかし、持っていれば場合によってはプラス評価してもらえる資格はいくつかあります。特に、案件受注や転職活動の際には、ポートフォリオや過去の実績に加えて、客観的に知識やスキルを証明できる資格を持っていることで、ライバルに大きな差をつけられる可能性も期待できるでしょう。

こうした資格を取得することは、実績がないクリエイターにとっても効果的です。

資格を持っていることが実績の代替となるわけではありませんし、実績がなくても資格を持っていることが採用の決め手となる企業が多いわけでもありません。しかし、未経験の状態からクリエイターとして最初の一歩を踏み出したいときに、客観的に知識やスキルを証明してくれる資格があることがマイナスに作用することはありません。

それでは、動画編集や映像制作、映像クリエイターの実務と関連する資格には、どのようなものがあるのか、ご紹介しましょう。

おすすめ資格①:Premiere Pro CC 2020(Adobeの動画編集資格)

映像関連のクリエイターとして働くなら、実務で必要となるソフトがあります。例えば、AdobeのPremiere ProやAfter Effectsは動画を編集するために使うソフトですし、画像の加工に便利なAdobe Photoshopなどもあります。写真ではなく、イラストを作成したり加工する際には、Adobe Illustratorを使うことになるでしょう。

これらはすべて、Adobeからラインナップされているソフトばかりです。そのため、もしもクリエイターとして働きたい人が資格取得を目指すなら、まずはAdobe関連の動画編集資格を取得することをオススメします。

その中でも特にオススメなのは、Premiere Pro CC 2020です。これは、動画編集ソフトであるPremiere Proを使いこなせる知識とスキルがあることを客観的に認定する資格として知られています。基本的なソフトの操作ができるかどうかという点に加えて、プロジェクト要件を適切に設定できるかどうか、映像作成のノウハウやルールを正しく理解したうえで、目的に合わせた映像を作成したり編集したりできるかどうか、という点が試験でチェックされます。

Premiere Pro CC 2020は、50分間の試験時間の中で、30問程度が出題されます。選択形式になっている問題のほか、ドロップダウンリストを作成する問題、ドラッグ&ドロップ形式で答える問題、またクリックで回答する問題など、幅広い解答方法が求められます。普段からクリエイターとして作業している人にとっては、解答方式が難しすぎて分からないということは少ないでしょう。

Premiere Pro CC 2020の資格試験は、誰でも自由に受験ができます。特定の学歴や職歴が必要ということはありませんし、年齢や国籍なども一切不問です。

Adobeからラインナップされているソフトは、バージョンアップを重ねながら機能が追加され、少しずつ進化しています。ですから、Premiere Pro CC 2020の試験では、AdobeのPremiere Pro Creative Cloudの2020バージョンに対応している試験ということです。Adobeがソフトのバージョンアップをすると、対応する機能が増えたり減ったりして変更点が出てしまうため、もしもPremiere Pro CC 2020の認定試験に向けて準備をしているならば、バージョンアップ前に早めに受験するのが良いかもしれません。

Premiere Pro CC 2020の試験は、Webで申し込むことができます。Adobeが指定する会場での受験となりますが、試験準備としてサンプル問題などがAdobeの公式サイトから提供されているので、ぜひ有効活用して受験準備に生かしたいものです。

おすすめ資格②:CGクリエイター検定

クリエイターとして働きたい人にとって、持っていると実務に大きく役立つ資格の一つに、CGクリエイター検定があります。これは、CG制作や映像制作に関して基本的なスキルと知識を持っていることを証明してくれる民間資格です。CGが使われるコンテンツなら、CMやアニメ、映画やテレビ番組、またゲームなど、幅広い業界やメディアからニーズがあります。

CGクリエイター検定には、2次元CGと3次元CGについての基本的な知識とスキルが求められるベーシックレベルと、より専門的なスキルレベルが求められるエキスパートレベルと、2つのレベルがあります。どちらも、全国20か所にある試験会場に足を運んで受験できるという点、そしてマークシート式で10問が出題されるという点は共通しています。ただし、試験時間が異なり、ベーシックレベルでは60分の試験時間なのに対して、エキスパートレベルでは試験時間は80分となります。

CGクリエイター検定の合格率は、難易度が高いエキスパートレベルだと20%程度です。ただし、その年によって大きなばらつきがあり、合格率が50%程度になることもあります。合格率が高くても低くても、専門的な知識やスキルが求められることは間違いないので、受験準備は入念に、細かい部分まで網羅しておくのが安心でしょう。

CGクリエイター検定試験の受験では、持っていなければいけない学歴などの条件は一切ありません。また、年齢制限や実務経験も必要なく、誰でも準備をして受験できます。

この資格は、今後ニーズがさらに高くなる資格として注目されています。エンターテイメント分野におけるコンテンツ制作だけでなく、医療分野などでもCGは活用されています。歴史的な建造物や工芸品、美術品などを3D化して研究に役立てる際にも、CG技術は必要です。CGクリエイター検定は、持っていると今後の転職に役立ちそうな資格の一つと言えるかもしれません。

おすすめ資格③:映像音響処理技術者資格

動画や映像の制作や編集に携わる人が考える資格の一つに、映像音響処理技術者資格があります。これは、動画や映像をゼロの状態から制作するために必要な知識やスキルを持っていることだけでなく、関連業務もすべて含めて、客観的に証明できる資格です。例えば、プリプロダクションと呼ばれる企画や撮影作業、撮影された素材を加工してコンテンツとして仕上げるポストプロダクションなどにおいても、専門的なレベルでの理解が求められます。

映像音響処理技術者資格の試験は、全国40か所の会場で受けられます。試験は年に1度開催され、試験時間は75分となっています。試験はすべて4者択一式のマークシート形式となっているのが特徴で、合格率は毎年60%程度です。高いレベルの専門知識が必要な資格ですが、きちんと準備して取り組めば、一発合格も決して夢ではありません。

映像音響処理技術者資格試験に合格するためには、資格試験を運営している一般社団法人の日本ポストプロダクション協会からラインナップされている試験問題集を活用するのがオススメです。

合計300問が解説付きで掲載されており、一つ一つを理解しながら先に進むことができるので、じっくりと試験対策ができる内容となっています。また、この公式サイトでは、どこが試験に出るのかという要点をまとめて紹介しています。要点をしっかり押さえることで、合格に近づくための試験対策が叶うでしょう。