すべてのマーケティング担当者がコンテンツマーケティングプログラムと全体的なマーケティング戦略を統合しているわけではありませんが、最近の調査によると、以前よりも統合している企業が増えています。
PAN Communicationsが最近発表した「2019 Content Fitness」レポートによると、マーケティング担当者(62.5%)の大多数は、自社のコンテンツマーケティングプログラムを自社の全体的な戦略と完全に統合したと述べています。
2017年にはマーケティング担当者の約57%がプログラムを完全に統合していないと回答したのに対し、2018年には53.5%が完全に統合していないと回答しており、これらの統計は過去三年間で大幅な改善を示しています。
B2Bコンテンツのマーケティング担当者と顧客の不信感
マーケティング担当者は、自社のコンテンツプログラムを自社の戦略全体にうまく統合するようになってきているが、これまでの調査では、自社の資産がまだB2B顧客の心を十分につかんでいないことが示唆されています。
TrustRadiusはレポート「The 2019 B2B Buying Disconnect」を発表し、統計によると、ほとんどのB2Bコンテンツマーケティング担当者(80%)は、eBOOK、ホワイトペーパー、およびウェビナーの開発に注力し、見込み客の育成とエンゲージメントを行っています。しかし、B2Bの顧客は1対4の比率(4最も信頼できる)で見ると、マーケティング用の販促資料の信頼度はかろうじて2.5だといいます。
信頼性の点では、B2Bの顧客は、マーケティングコンテンツよりも製品(3.5以上。)での自分の過去の経験が最も信頼できると評価する結果となりました。国内に関しての調査は含まれていませんが、米国と比較すると国内はまだまだコンテンツマーケティングへの投資や全体戦略への組み込みは遅れているのではないでしょうか。
参考
Report: 62.5% of Marketers Have Now Fully Integrated Content Marketing into Overall Strategy