Sansan株式会社が発表した最新の調査結果によると、同社の法人向け名刺管理サービスが11年連続で市場シェアNo.1を獲得したことが明らかになった。この調査は、2022年の法人向け有料名刺管理サービスの市場規模とシェアに関するものとなっている。
調査結果によると、2022年の法人向け有料名刺管理サービスの市場規模は226億円に達し、2013年の約14億円から約16倍に市場が拡大した。2026年には260億円規模になると予測されている。
特に、DXやテレワークの普及を受け、SFAやCRMなど他ソリューションとの連携や新機能の搭載により、市場のさらなる拡大が見込まれている。Sansanの営業DXサービスは、マーケットシェアの82.4%を占め、2位以下のサービスのシェアはいずれも5%以下となっている。
Sansanは2007年より、名刺が持つ本来の価値に向き合い、名刺管理サービス市場をゼロから開拓してきた。2022年3月には「クラウド名刺管理サービス」から「営業DXサービス」へとコンセプトを刷新し、契約件数は2023年に9000件を超え、ARRは200億円を突破した。
現在のSansanは、「名刺管理から、収益を最大化する」サービスに進化している。名刺だけでなく、メールのやりとりやウェブフォームからの問い合わせといった顧客との接点から得られる情報を正確にデータ化し、全社で共有できるデータベースを構築できる。さらに、100万件以上の企業情報や、商談をはじめとする営業活動の情報も一元管理できるようにすることで、ビジネス機会を最大化し、売上の拡大を後押しする。
Sansanは、今後も「出会いからイノベーションを生み出す」というミッション実現へ向けて、進化を続けていく方針だ。このような取り組みが、市場でのリーダーシップを維持する要因となっている。
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