ナイル株式会社が運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、男女651人を対象に、2023年4月21日~4月28日の期間で、Twitterの利用状況に関するアンケート調査を実施した。
調査結果
- Twitterを毎日利用しなくなった人は8.2%、他SNSの利用時間が増加した人は30.1%
- 他SNSへ移行を検討した人は33.5%、前回調査から4.4pt増加
- 移行検討理由、「クライアントアプリ・関連サービスの停止」が「サービス終了の可能性」を上回る
- 移行先候補1位は引き続きInstagram、次世代Twitterと話題の新サービスも候補に
レポートの詳細:https://app-liv.jp/articles/141349/
調査背景
イーロン・マスク氏によるTwitter買収から半年が経過し、4月にはマスク氏のX Holdings傘下の企業にTwitterが統合されたとの報道から、引き続き、Twitterの今後の行方に関心が高まっている。
Applivでは今年2月に、Twitterの利用状況に関する調査を実施したところ、毎日利用するユーザーの19.3%がサービスに不満を感じる、29.1%が他SNSへ移行を検討するという結果が出た。
今もなおサービス存続に対する不安を感じているユーザーも少なくない中で、Twitterの利用状況がどのように変化しているのか、同社は4月下旬に継続調査を行った。
前回調査結果:https://app-liv.jp/articles/140151/
調査概要
- 調査対象:全国の10代から60代以上の男女 4,371人
- 調査機関:自社調べ(調査ツールFastask使用)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年4月21日~4月28日
- 有効回答数:651人(Twitterを毎日利用する人を抽出)
Twitterを毎日利用しなくなった人は8.2%、他SNSの利用時間増加した人は30.1%
2月の調査時点でTwitterを「毎日利用している(1日1回以上)」と回答した651人を対象に、あらためて利用頻度を尋ねたところ、全体の91.8%が、現在でも毎日利用していると回答。
前回と比較して最も減少したのは「6時間に1回以上」のユーザーで、前回の46.5%に対し39.5%と、7pt少なくなっている。
毎日利用しなくなった人は8.2%で、全体的に見ても利用頻度はやや減少傾向にあるようだ。
また、前回調査以降、Twitter以外のSNS利用時間については、全体の30.1%が「増えた」と回答している。
他SNSへ移行を検討した人は33.5%、前回調査から4.4pt増加
前回調査では、Twitter買収後(2022年11月以降)に他SNSへの移行を検討したことがある人の割合は、毎日利用している人のうち29.1%だった。
今回の調査でも同じ質問をしたところ、最も多かったのは「検討したことがない(56.7%)」で、前回から5.2pt減少している。
一方で、検討した人は33.5%と、前回調査から4.4pt増加する結果となった。
内訳を見ると、「移行先を検討している(14.9%)」と「検討したが、特に何もしていない(14.6%)」がほぼ同じ割合になっている。
2月以降にTwitterから他SNSへの移行を考えるようになった人が増えているようだ。
移行検討理由、「クライアントアプリ・関連サービスの停止」が「サービス終了の可能性」を上回る
他SNSへの移行を検討したことがある人の理由を聞いてみると、最も多かったのは「Twitterが有料化する可能性」で26.5%、続いて「Twitterクライアントアプリ・関連サービスが停止(20.9%)」だった。
API有料化などの影響で、利用していたサードパーティ製クライアントアプリ・Twitter関連サービスが終了したことが、移行を検討するきっかけになっていると考えられる。
移行検討理由、「クライアントアプリ・関連サービスの停止」が「サービス終了の可能性」を上回る
他SNSへの移行を検討したことがある人の理由を聞いてみると、最も多かったのは「Twitterが有料化する可能性」で26.5%、続いて「Twitterクライアントアプリ・関連サービスが停止(20.9%)」だった。
API有料化などの影響で、利用していたサードパーティ製クライアントアプリ・Twitter関連サービスが終了したことが、移行を検討するきっかけになっていると考えられる。
「サービスが終了する可能性」と回答したのは18.5%と、前回とほぼ同じ割合となっており、サービス存続に対する不安を感じている人は減っていないようだ。
また、前回は「Twitterを運営する企業に対する印象が悪くなった」と回答した人が13.0%だったが、今回の結果では10%と3pt減少している。
移行先候補1位は引き続きInstagram、次世代Twitterと話題のサービスBlueskyやMisskeyも候補に
他SNSへの移行を検討したことがあるユーザー211人の移行先候補を調べたところ、『Instagram(49.3%)』、『LINE(17.5%)』、『YouTube(19.0%)』と、上位サービスは前回と順位が変わらない結果となった。
また、Twitterに代わるSNSとして注目されている『Mastodon(マストドン)』や『Discord(ディスコード)』の他にも、元TwitterCEOジャック・ドーシー氏が立ち上げた『Bluesky(ブルースカイ)』や、分散型マイクロブログSNS『Misskey(ミスキー)』など話題のサービスも入っていた。
調査概要
- Twitterを毎日利用する全国の10代から60代以上の男女 651人
性別
- 男性:329人
- 女性:322人
年齢
- 15歳~19歳 91人
- 20歳~29歳 112人
- 30歳~39歳 112人
- 40歳~49歳 112人
- 50歳~59歳 112人
- 60歳以上 112人
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