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カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録した未来データ活用のセグメント配信はCTRが2倍超に【DAC調査】

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録した未来データ活用のセグメント配信はCTRが2倍超に【DAC調査】

 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)とTimeTreeが共同で行った広告配信サービス「MIRAI_DSP」の有効性検証により、ターゲティング広告のCTR(クリック率)がノンターゲティングの2倍以上に向上したことが明らかになった。この結果は、広告配信における「未来データ」の活用がマーケティングに大きく貢献する可能性を示唆している。

 「MIRAI_DSP」とは、TimeTreeのカレンダーデータを活用した広告配信システムで、ユーザーの未来の行動を予測するアルゴリズムに基づいている。このシステムは、ユーザーにとって関連性の高い情報を適切なタイミングで提供することを可能にし、広告主には効率的なマーケティング手法を提供する。

 実証実験は2023年10月16日から22日にかけて行われ、保険と家電の商材を対象にした。実験では、TimeTreeの未来データを活用したセグメント配信とノンターゲティング配信を比較。その結果、未来データを活用したセグメントでは、CTRが約2倍以上に向上し、CPC(クリック単価)は同等または低下する結果となった。また、保険商材の加入意向と家電商材の好意度は、ノンターゲティング配信の1.5倍以上に達した。

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録した未来データ活用のセグメント配信はCTRが2倍超に【DAC調査】

 具体的には、保険商材の場合、ノンターゲティング配信と比較してCTRを2.3倍に高め、CPCを30%低下させた。家電商材では、CTRを2.0倍に高め、CPCを同等に維持した。これらの結果は、未来データを活用することで、ユーザーの関心やニーズに合わせた広告配信が可能であり、広告主にとっても効率的なアプローチが実現できることを示している。

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録した未来データ活用のセグメント配信はCTRが2倍超に【DAC調査】

 DACとTimeTreeは、今後もポストクッキー時代に対応しつつ、さまざまな業種や業態に合わせた広告配信を通じて「MIRAI_DSP」のアルゴリズムの精度を高め、日本で唯一の「未来データ」を使った広告プラットフォームとしての進化を目指している。この取り組みは、デジタルマーケティングの新たな可能性を広げるものであり、広告業界における大きな一歩と言えるだろう。

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