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ベネッセホールディングス、ガラパゴスと資本業務提携 デジタルマーケティング領域の生成AI活用を推進へ

ベネッセホールディングス、ガラパゴスと資本業務提携 デジタルマーケティング領域の生成AI活用を推進へ

 ベネッセは、AIを活用したWeb広告支援サービスやスマートフォンアプリ受託開発事業を展開するガラパゴス社と資本業務提携契約を締結したことを発表した。この提携は、ベネッセの「よく生きる」という企業理念と、デジタルサービスニーズの急増に対応するための一環として行われた。

ベネッセホールディングス、ガラパゴスと資本業務提携 デジタルマーケティング領域の生成AI活用を推進へ

 Webマーケティングにおける広告クリエイティブの制作業務は、データ解析と定量的なデザイン評価を迅速に行う必要がある。ガラパゴス社の「AIR Design」は、AI技術を用いたデータ解析と、属人性を排した定量的なデザイン評価のプロセスで、高品質なモノづくりを目指している。クリエイティブ制作だけでなく、効果検証まで徹底して行い、顧客の成果と成長をサポートするサービスを提供している。

 また、ガラパゴス社はスマートフォンアプリの開発・運用をワンストップで提供するサービスも展開しており、アプリ開発の全工程を内製化しているため、信頼性の高い開発サポートが可能である。

 ベネッセは、この提携を通じて、全社横断的なデジタルマーケティング領域における生成AIの活用を推進し、コスト削減及び品質向上を目指す。事業部門のWEBサイト制作でのPDCAの高速化、コスト削減、品質向上による顧客提供価値向上も目指している。

 ガラパゴス社の代表取締役、中平健太は、「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」というミッションを掲げ、今回の資本業務提携を通じて、より豊かな社会の創造を目指すとコメントしている。ベネッセホールディングスDXコンサルティング部の髙木月人も、この提携により、DXの推進がより一層進むと確信している。

 ベネッセのDX戦略は、「コア事業の進化」と「新領域への挑戦」を中心に据え、DXの推進を位置づけている。Digital Innovation Partners(DIP)という組織を社長直下に構築し、中期経営計画の実現を牽引している。また、経済産業省のDX認定制度に基づく「DX認定事業者」としての認定も取得している。

 この提携は、デジタル技術の進化とともに、教育や介護などの分野でのデジタルマーケティングの展開を加速させる重要な一歩である。ベネッセとガラパゴス社の協力により、新たなデジタルものづくりの価値が広く提供されることが期待される。

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