ライトアップとユミルリンクが実施した共同調査により、メールマガジンとLINEの利用実態が明らかになった。この調査は、CRM施策としてのメールマガジンとLINEの有効性を探るため、全国の20歳以上の男女1110人を対象に行われた。
調査結果によると、メールマガジンとLINEの登録動機は「クーポンがもらえるから」という理由が最も多く、メールマガジンでは57.8%、LINEでは60.5%という結果に。しかし、情報収集目的での登録はLINEの方が低いことが判明した。
アプリの開封タイミングは「通知が来たとき」が最多であったが、LINEはメールマガジンよりも「クーポンの確認・提示」の割合が高かった。これは、LINEを通じた実店舗でのクーポン利用が定着していることを示唆している。
メールマガジンはWebでの購入や申し込み、クーポン利用が主な行動であり、特に10,000円以上の高額購入においてその傾向が顕著だった。一方、LINEは店舗でのクーポン利用が35.3%と高く、実生活での利用が目立つ。
メールマガジンとLINEのコンテンツ消費に関しては、メールマガジンがテキスト、画像、動画を通じてより多くの情報を見ている一方で、LINEは特に画像情報への注目度が高い。
この調査から、メールマガジンは情報提供やWeb購買行動を促すツールとして、LINEは即時アクションを促すツールとして、それぞれの強みを活かすべきであることが示された。CRM施策においては、これらのツールを目的に応じて使い分けることが重要であると言えるだろう。
今回の調査結果は、マーケティング施策において重要な示唆を与えており、完全版レポートはライトアップとユミルリンクのウェブサイトからダウンロード可能である。
この記事は、メールマガジンとLINEの利用実態に関する共同調査の結果を基にしています。数字やデータは調査結果に基づいており、マーケティング施策の参考になるだろう。
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