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リスキリングを推進できている企業は24% アンラーニングの実施率はわずか9%【マンパワーグループ調査】

リスキリングを推進できている企業は24% アンラーニングの実施率はわずか9%【マンパワーグループ調査】

 「リスキリング/アンラーニングを起点とする人材育成と組織開発に関する調査」がマンパワーグループによって実施され、その結果が公開された。この調査は、2022年10月に政府がリスキリングへの支援強化を表明したことを受けて行われたもので、日本企業のリスキリングの実施状況や取り組みの実態を明らかにしている。

 調査結果によれば、リスキリングを組織的に推進している企業は全体の約25%にとどまり、特に中小企業ではその割合が2割以下となっている。一方、アンラーニングの実施状況に関しては、全体でわずか9%の企業が取り組んでいるという結果が示された。

リスキリングを推進できている企業は24% アンラーニングの実施率はわずか9%【マンパワーグループ調査】

リスキリングを推進できている企業は24% アンラーニングの実施率はわずか9%【マンパワーグループ調査】

 人材育成全般の課題として、約8割の企業が何らかの課題を感じていることがわかった。特に「従業員のキャリア自律意識を高められていない」と感じる企業が47%と最も多く、管理職層やキャリア支援のノウハウ・知識の不足も大きな課題として挙げられている。

リスキリングを推進できている企業は24% アンラーニングの実施率はわずか9%【マンパワーグループ調査】

 今回の調査から、リスキリングやアンラーニングの取り組みに踏み出せている企業はまだ少ないことが明らかとなった。しかし、従業員のキャリア自律意識の高まりとともに、これらの取り組みが今後の人材育成のキーとなる可能性が示唆されている。多くの企業がキャリア自律の促進に課題を感じている中、リスキリングとアンラーニングの連携やキャリアプラン策定などの総合的な施策の導入が求められている。

 マンパワーグループは、この調査結果をもとに、組織内でのキャリアプランの策定や自発的な向上心の育成を目的としたソリューションを提供していく方針を示している。

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