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生成AI利用経験のあるITエンジニアは約6割 ツールは「ChatGPT」が最多【バルテス・ホールディングス調査】

生成AI利用経験のあるITエンジニアは約6割 ツールは「ChatGPT」が最多【バルテス・ホールディングス調査】

 ソフトウェアのテスト・品質向上トータルサポートを提供するバルテスホールディングスとそのグループ会社バルテスは、運営メディア「Qbook」でITエンジニアを対象に「生成AIの業務利用に関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。

 調査のトピックスとして、生成AIを業務に取り入れている、または試しに使用したことがあると回答したITエンジニアは全体の57%に上った。利用する生成AIとしては、OpenAIの「ChatGPT」が最も多く、利用者数は2番目に多いMicrosoft Bingの倍以上であった。また、生成AIの業務利用に関する社内ルールを設けている企業は約5割であり、ルール未定の企業は約4割、業務利用を禁止している企業は8%であった。

生成AI利用経験のあるITエンジニアは約6割 ツールは「ChatGPT」が最多【バルテス・ホールディングス調査】

生成AI利用経験のあるITエンジニアは約6割 ツールは「ChatGPT」が最多【バルテス・ホールディングス調査】

 近年、生成AI技術は急速に進化しており、多くの企業が業務に導入を始めている。しかし、セキュリティ上の問題や生成内容の真偽に関する懸念など、業務利用に関しては賛否が分かれている。今回の調査では、生成AIの業務利用の実態を明らかにするため、ITエンジニアを対象とした。

 具体的な調査結果として、生成AIを業務に本格的に取り入れていると回答したのは13%、試しに利用や利用検討中の回答が全体の63%であった。また、生成AIの業務利用頻度に関しては、「毎日利用している」が12%、「週に数回程度」が36%と、約半数のITエンジニアが日常的に使用していることがわかった。

 生成AIの業務利用用途としては、「文章作成」が46%、「文章要約」が31%、「文章校正」が26%と、文章生成が最も多かった。さらに、コード作成やバグ検出、エクセル関数の作成などのプログラミング用途での利用も多いことが明らかになった。

 アンケートの最後に、生成AIの業務利用に対する意見を求めたところ、多くのポジティブな意見が寄せられた。しかし、一方で生成AIの業務利用に関する懸念や不安も多く、今後の取り組みやルール作りが求められる状況となっている。

 バルテスホールディングスは、今後もIT業界の現状を把握するためのアンケート調査を継続的に行い、生成AIの利用や導入を含めたソフトウェア品質向上の提案を進めていく方針である。

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