オルグローが実施した「企業のSNS利用」に関する調査結果が発表された。この調査は、日本国内に住む男女1,022人を対象に、企業のSNS利用に対する好感度や情報発信の適切性、クリックされる情報の内容などを詳しく調査したものである。
調査の結果、企業が情報発信するツールとしてSNSを用いることは、比較的好意的に捉えられていることが明らかとなった。特に、企業がSNSで発信する情報の中で、商品情報やセールなどの消費活動に関連するコンテンツが最もクリックされていることがわかった。
また、企業が利用するSNSとして、X（旧Twitter）、LINE、YouTube、Instagramが高い好感度を得ていることが判明。特にLINEは、多くの公式アカウントが消費に直結するコンテンツを配信していることが、高い好感度を得る背景として考えられる。
好感度に関して男女別に見ると、女性はInstagramやPinterestなどのビジュアル中心のSNSを好む傾向にあるのに対し、男性はFacebookやLinkedinなどのビジネス関連のSNSを好むことがわかった。しかし、X（旧Twitter）に関しては、男女ともに高い好感度を示している。
さらに、SNSの利用者の半数以上が企業の情報発信について「適切である」と感じていることも判明。一方で、「適切ではない」と感じるユーザーは14.5%となっており、これは企業側が情報発信の媒体や内容を適切に選択していることを示している。
今回の調査結果から、企業のSNS利用に対するユーザーの好感度は高く、情報発信の方法や内容にも概ね納得していることがわかる。これは、企業側がSNSを効果的に活用し、ユーザーの興味やニーズに応える情報を発信していることを示していると言えるだろう。
【関連リンク】
インタビュー・取材記事掲載はこちら
