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「GPT-4」導入で業務効率が平均44%向上 利用目的は「情報検索」が最多【ENECHANGE調査】

「GPT-4」導入で業務効率が平均44%向上 利用目的は「情報検索」が最多【ENECHANGE調査】

 ENECHANGEは、2023年4月から「GPT-4」の全従業員への導入と「GitHub Copilot」の全エンジニアへの導入を開始し、業務改革を進めてきた。全社導入から半年が経過し、全従業員の76%が業務でGPT-4を活用。その結果、利用している業務の効率が平均44%改善されたことが明らかになった。また、GitHub Copilotに関しても、全エンジニアの75%が業務に取り入れ、利用している業務の効率が平均37%向上している。

「GPT-4」導入で業務効率が平均44%向上 利用目的は「情報検索」が最多【ENECHANGE調査】

 4月には、元COOの有田新CTOの下で、全社横断型プロジェクトとしてGPT-4の導入が始まった。一部の希望者には先行してChatGPT Plusの利用が開始され、全エンジニアはソフトウェア開発支援ツールであるGitHub Copilotの使用を開始した。5月には、セキュリティ対策や社内規約の整備が進行し、全従業員向けにChatGPTの利用ガイドラインが策定された。6月には、社内で使用しているビジネスチャットツールのSlackにChatGPTBotを導入し、社員が手軽にGPT-4を利用できるようになった。

 調査結果によれば、GPT-4の利用者の中で、情報検索が51%、システム開発が40%、ビジネス文書の作成が33%、メールやチャットの返信が24%、文書の要約が27%という利用目的が挙げられた。一方、GitHub Copilotのエンジニア利用者は、コードの自動補完が100%、コードの最適化が29%、バグの修正が7%、新しい技術の学習が7%という利用目的で使用している。

「GPT-4」導入で業務効率が平均44%向上 利用目的は「情報検索」が最多【ENECHANGE調査】

 ENECHANGEのCTO、有田一平は、GPT-4の全社導入から約半年が経過し、これらのツールを業務に取り入れることで、活用状況とその成果が見えてきたとコメント。特に開発やコーディング業務に大きな効果があり、営業職や事務職の方々までが自身でマクロを作成し、作業を自動化するようになったと述べた。

 今後、ENECHANGEは、業務効率改善にこれらのツールを活用するとともに、エネルギー領域での課題解決や付加価値創造に取り組んでいく方針を示している。

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