動画市場の新たな挑戦 サイバーエースが縦型専門部署VCLを立ち上げ

　サイバーエースが新部署「VCL」を設立し、縦型動画広告市場の拡大を目指すと発表した。インターネット広告事業を展開するサイバーエースは、急増する動画市場に対応するため、縦型広告に特化した新部署「VCL」（Vertical Creative Lab）を立ち上げることを明らかにした。

　新型コロナウイルスの影響を受け、デジタル広告の重要性が一段と高まっている。特に2021年以降、インターネット広告市場は急速に成長しており、動画市場もその影響を受けている。サイバーエージェントやデジタルインファクトの調査によれば、2023年にはインストリーム動画広告の市場規模が7,209億円に達すると予測されている。また、2023年にはネット上でのコンテンツ消費の約43％が短尺動画となるとの予測もある。

　VCLは、Instagramを中心にTikTokやYouTube Shortsなどの縦型広告に注力している。Facebook Japanとの連携を通じて、縦型動画の検証や効果的な構成を模索している。その結果、縦長動画配信比率は約2倍に伸び、配信金額も約1.3倍に増加している。

　VCLは、動画広告の素材にも注力しており、週次での撮影を行い、常に新しい素材での配信を目指している。素材を変更することで、配信コストが460%伸長し、新規獲得も272%増加したとのこと。

　サイバーエースは、VCLの設立を通じて、動画市場のさらなる拡大を目指すとしている。

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• 株式会社サイバーエースが縦型動画専任組織「VCL」を発足 ─ 縦長動画広告を攻略することで、アカウント伸長を目指す。

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