アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは、「2023アリババクラウド・グローバルサミット」にて、一連の革新的なAI製品とサービスを発表した。これらの新製品は、世界中の顧客からの生成AIへの高まる需要に応えるために開発されたものである。
アリババクラウドの提供するAIソリューションは、顧客が生成AIアプリケーションを効率的かつ安全に、そしてコスト効果的に開発できるようデザインされている。アリババクラウド・インテリジェンス・グループの国際ビジネス担当プレジデント、セリーナ・ユアンは「生成AIの高まる需要に応えるため、当社は革新的な製品とサービスを導入し、世界中の顧客が直面する課題に取り組んでいる」とコメントした。
新たに発表されたAIサービスには、AIプロセスの複雑さを軽減する「PAI-Lingjunインテリジェントコンピューティングサービス」や、AIモデルのトレーニングと推論の高速化を目指す「アリババクラウドAIアクセラレーションソリューション」、そしてAIを活用した検索サービス構築を簡素化する「OpenSearch LLM-Based Conversational Search」などが含まれる。
さらに、アリババクラウドは、レッドハットとの提携を通じて、「Red Hat OpenShift on Alibaba Cloud」という大規模なアプリケーションの構築・デプロイ・管理用プラットフォームを提供することも発表した。
アリババクラウドは、マレーシア、韓国、英国、アラブ首長国連邦などの市場での企業顧客との提携を強化し、デジタルトランスフォーメーションと新しいAIトレンドがもたらす機会を追求するとともに、400万以上のグローバル顧客へのサポートを継続していくとの姿勢を示した。
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