Microsoft社は、2020年第3四半期の業績報告の中で、LinkedInの会員数とエンゲージメントは増加し続けていると報告している。しかし、COVID-19の影響が反映されるにつれて、広告費と求人数も鈍化している。
[clink url=”https://marketimes.jp/linkedin-rate-to-grow-faster-release/”]ユーザー数で見ると、LinkedInの総会員数は6億9000万人で、1月の6億7500万人から増加している。もちろん、全会員はアクティブユーザーではなく、ソーシャルプラットフォームのパフォーマンスを反映した一般的な統計であるが、指標として、LinkedInが拡大を続けており、時間の経過とともにより多くの市場で牽引していることを示している。
アクティブユーザーについてMicrosoft社は、Linkedinのセッションは伸び続けており、同四半期は26%増加したという。
この数字は相対的なものである―LinkedInからのトラフィックが急激に増加し、投稿へのエンゲージメントが増加している企業もあれば、多くの「エンゲージメント」は、プロフェッショナル情報を伝えるのではなく、Facebookのような個人的な投稿やクリックを引き出すための仕掛け的な投稿によって促進されていると考える企業もある。
全体的に見ると、LinkedInはこれまで以上に多くのユーザーを獲得し、それらのユーザーは以前よりもプラットフォーム上でアクティブになっている。
実際、COVID-19のロックダウン期間中、LinkedInはより高いレベルのエンゲージメントを得ている。
売上の面では、上のスナップショットで見られるように、LinkedInの同四半期の売上は21%増加したが、COVID-19の影響で広告と求人の両方の需要が鈍化している。
LinkedInは、全体的な会員数と利用者数の増加に相関関係があることから、ロックダウンが同社の収益に与える影響を制限しようとしているようだ。しかし、COVID-19の影響がどのくらい続くかにもよるが、楽観視できない状況である。
全体的に見て、LinkedInは引き続き好調で、親会社のMicrosoftにとっても好結果を残している。
【参考】