Yahoo!ディスプレイに登場した「カルーセル広告」とは?

Google広告Yahoo!広告Twitter広告といった運用型のWeb広告は、日々アップデートされています。
以前使えていた機能が廃止されたり、新しい機能が追加されたり、最適化や審査基準に変更があったりと運用に影響するアップデートも少なくありません。そのため、広告運用者はどんなアップデートがあったのかを確認し、必要に応じて運用方針を変更しなければなりません。

2021年7月27日、Yahoo!広告に新しくディスプレイ広告の運用型「カルーセル広告」が追加されました。
日々運用されている方は、機能が追加されたことにお気づきかもしれませんが、どう活用すればいいのかわからないという方も多いでしょう。

そこで今回は、Yahoo!広告に新しく追加されたカルーセル広告について、活用方法や出稿方法を紹介していきます。

Yahoo!ディスプレイ広告「カルーセル広告」とは

Yahoo!ディスプレイ広告はテキスト、画像、動画など、さまざまな広告クリエイティブを出稿できる運用型広告です。

ディスプレイ広告というとGoogle広告のGDNのほうが有名ですが、Yahoo!は国内最大級のウェブメディアである「Yahoo!Japan」や「Yahoo!ニュース」「ヤフオク」などYahoo!ブランドの他、朝日新聞や毎日新聞、ダイヤモンドオンライン、gooや食べログといった著名なメディアに掲載できます。
掲載先に個人ブログなどが含まれにくいため、配信面の品質が高いことが魅力のアドネットワークです。

そんなYahoo!ディスプレイ広告に2021年7月27日、新しく登場したのが「カルーセル広告」です。

カルーセル広告とは、複数のクリエイティブをスライドして見せる形式で、FacebookやTwitterなどのSNS広告では以前から主流となっていました。Google広告でも、比較的新しいファインド広告の一種に「ファインドカルーセル広告」というものが用意されています。

現在、Yahoo!ディスプレイ広告のカルーセル広告は、

  • PC版Yahoo! JAPANトップページ
  • スマートフォン版Yahoo!ニュース(Webのみ)
  • スマートフォン版Yahoo! JAPANアプリのニュース面
  • スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページ(Webのみ)

などに掲載されます。

実際にスマートフォン版のYahoo!ニュースへアクセスすると、下記のような形式で表示されていました。

実際の掲載面

実際の掲載面

まだ掲載面はYahoo!ディスプレイネットワークの一部なので、短期的なインプレッション増加は期待できないかもしれませんが、今後掲載面が増えていく可能性もあるので、新たな広告手法として注目されています。

カルーセル広告の活用方法

続いて、カルーセル広告を活用するメリットを見てみましょう。
カルーセル広告は1つの広告で複数のクリエイティブを見せることができます。画像が1枚だけ表示されるバナー広告やレスポンシブ広告より多くの情報を伝えられます。これまでできなかった広告表現が可能になるので、ぜひ活用方法を見つけてみてください。

ストーリーを伝える

複数枚の画像を表示できるカルーセル広告では、ストーリーで伝えるのがおすすめです。

Yahoo!ディスプレイ広告のカルーセル広告は入稿したクリエイティブが、ユーザーの操作によって左から右へと順番に流れていく形式です。
例えば、1枚目で課題を抱えた顧客を、2枚目で自社製品との出会いを、3枚目でその製品の利用シーンを、4枚目で課題を解決した後の顧客を、といった短いストーリーを作れます。

先ほどの画像で実際に掲載されていたYahoo!広告の広告も、「こんな悩みはありませんか?」と問いかけ、「Yahoo!広告ならこんなメリットがあり、その悩みを解決できます」というストーリーを描いています。

他にも、製品の開発秘話のようなストーリーも顧客との関係構築に効果的です。独自のストーリーを伝えることで視聴者の共感を誘ったり、他社との差別化につながります。活用方法にお悩みの方はストーリーを伝えるカルーセル広告からはじめてみてはいかがでしょうか。

商品カタログのように見せる

カルーセル広告では、それぞれのクリエイティブごとに異なるテキスト、リンク先を掲載できます。
今までの形式ではECサイトであれば、1つの商品に対して1つの広告を作る必要がありました。しかしカルーセル広告を使うと、ファッションに興味のあるターゲット向けにカバンと靴とジャケットなど、ターゲット層が興味を示しそうな商品を一度に複数見せることができます。

Yahoo!のカルーセル広告では10枚のクリエイティブを掲載できるので、最大10個の商品を1つの広告でアピールできます。商品数が多いECサイトやセール中など、なるべくたくさんの商品を見せたい方におすすめです。

異なるアクションを促す

広告は見込み顧客に何らかのアクションを促すことが目的ですが、アクションは1つとは限りません。見込み顧客の好みに合わせて、電話問い合わせ、問い合わせフォーム、見積もり依頼、資料請求など、複数のアクションを用意することがあります。
ですが、1つのランディングページで複数のアクションを促すと、相手を迷わせます。離脱やコンバージョン率低下の原因にもなるため、訴求するアクションは可能な限り絞る必要があります。

カルーセル広告では、異なるアクションを訴求したクリエイティブ、求めるアクションに特化したランディングページを別々に用意できます
うまく活用すれば「問い合わせはまだしたくないけど詳細が書かれた資料は欲しい」という見込み顧客も、「今すぐ問い合わせて相談したい」と考えている見込み顧客も、どちらも逃すことはありません。

異なる訴求を見せる

商品の強みが複数あっても、広告では1つに絞ることが一般的です。異なる訴求を1つのバナーに詰め込むと、何も伝わらない可能性があるからです。
カルーセル広告であれば1つの商品の異なる強みを、それぞれに特化した画像とテキストで表現できます

ターゲットによって求める強みが異なる場合もあります。プロテインであれば、男性は筋力強化効果を、女性はダイエット効果を求めているかもしれません。
また同じ強みを求めていても、ターゲットによって「業界最安値」に反応する人、「満足度97%」に反応する人、具体的な機能に反応する人など、気になるポイントはさまざまです。

カルーセル広告を活用すれば、それら全てを1つの広告で訴求できます。

利用方法を伝える

商品によっては、言葉で説明するより実際の利用イメージを見せた方が効果的な場合があります。
例えば「焦げ付きにくい鍋」であれば、特殊なフッ素コーティングの技術より、実際に焦げやすい料理をした後にどうなるのかを見せた方が効果的でしょう。美容商品も仕組みより使い方と効果の方が顧客を行動させる力が強いでしょう。
カルーセル広告を使えば、1枚目の画像で焦げ付きやすい料理を、2枚目の画像で水で洗い流すシーンを、3枚目の画像で流すだけで綺麗になった鍋を見せれば、商品のメリットを直感的に伝えられます。

こちらはFacebook広告の事例ですが、ヘアアイロンの使い方と使った後のヘアスタイルを見せています。たった3ステップで綺麗なカールが作れることを直感的に伝えています。

顧客の声や事例を伝える

広告で最も強い要素は顧客の声や事例です。商品の売り手が多くを語るより、実際の顧客が感想を伝えるだけで売れることもあります。
カルーセル広告のそれぞれに顧客の顔と感想を載せた画像を掲載すれば、それだけで効果があるかもしれません。

顧客の声をまだ集めていない場合は、ぜひ顧客にインタビューしてみてください。カルーセル広告に活用できなかったとしても、顧客の声は売り手が気づいていないマーケティングのヒントを与えてくれることがあります。

Grabでは…

Yahoo!ディスプレイ広告「カルーセル広告」について、活用方法をメインに紹介してきました。

Grabでは実際にどのように広告を出稿するのか、設定の方法を紹介しています。これからカルーセル広告を活用していきたいとお考えの方は、ぜひGrabで続きをお読みください。

▶ Yahoo!ディスプレイに登場した「カルーセル広告」とは?

 

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