製造業のための海外Webマーケティング

製造業のための海外Webマーケティング

製造業が販路開拓を行うための手段として、海外Webマーケティングという手法が一般的になってきました。

海外Webマーケティングを行うことで、海外にある企業との取引を獲得できるだけでなく、世界各国に対し、自社技術・製品の需要がどれくらいあるのかを掴むことができます。

本記事では、製造業が海外Webマーケティングを成功させるためのポイントについてご紹介します。

海外Webマーケティングとは

海外Webマーケティングとは、Webマーケティングにより海外の新規顧客を獲得したり、アクセスデータを活用し各国のユーザーニーズ調査などを行ったりすることを指します。
ただ単にWebサイトを多言語化するだけではなく、インターネットを介した新規顧客の獲得を目的とします。

海外Webマーケティングの特長

海外への販路開拓手法は、海外展示会への出展や海外進出支援会社の利用などさまざまです。他の販路開拓手法と比べ、海外Webマーケティングにはどのような特長があるのかを以下にまとめました。

市場規模が大きい

  • 2021年現在、世界のインターネット接続可能な人々は全体の約60%
  • 海外Webマーケティングの活用により、全世界約47億人の見込顧客へマーケティングが可能

全世界へ自社技術・製品の市場調査が可能

  • Webサイトのアクセスデータや問い合わせ内容を分析することにより各国の市場ニーズを把握できる
  • 見込顧客とのやり取りを通してニーズを詳細に把握できる

低コストで海外進出ができる

  • 他の手法(海外展示会への出展や海外進出支援企業の利用)と比べ低コストで実施できる
  • 現地拠点(生産拠点、販売拠点)を設けることなく海外進出を行える

ターゲットを誤った際の修正が容易

  • 現地法人の設立はターゲットを間違えた時のやり直しができない
  • Webマーケティングであれば、ターゲット地域や属性の修正を容易かつ迅速に行える

国内と海外Webマーケティングの違い

SNS活用などで顧客獲得が難しいBtoB製造業において、Webマーケティング手法は「SEO対策」と「リスティング広告」が中心となります。
そのため、国内と海外のWebマーケティングを進めるうえで変わらないことは「主戦場がGoogleの検索エンジンである」ことです。

Googleの検索エンジンは、世界での検索エンジン市場シェアをPCでは88.6%、モバイルに関しては94.7%を占めています。よって、中国やロシアなど特別な国を除き、海外Webマーケティングの基本的な戦場はGoogleの検索エンジンと言えます。

世界の検索エンジンのシェア

Googleの検索アルゴリズムは、言語や国によって大きな違いがないという点から、国内と海外のWebマーケティングで行う施策に大きな違いはないと言えます。

次に、国内のWebマーケティングと変わることは、以下の3点です。

①ターゲットエリアや対策言語の選択を行う必要がある

国内でWebマーケティングを行う場合は、必然的に日本語で対策を行うことになります。しかし海外Webマーケティングの場合、ターゲットエリアや対策する言語をどのように選択していくのかなど、考慮しなければならない点が多くなります。

②言語の使用人口が多いほど、競争が激しくなる

使用人口が多い英語の場合、母国語と第二言語として使用している人口は約15億人にも上ります。日本語の使用人数と比べるとその数は10倍以上となり、競合のWebサイトも多くなるので、競争率が高くなります。

言語の使用人口が多いほど、競争が激しくなる

③Webサイト更新の難易度が高くなる

Webマーケティングを成功させるためには、定期的なアクセスデータの分析やWebサイトの更新を行っていくことが必須です。しかし、そのすべての作業を外国語にて行わなければならないため、日本語よりも難易度が高くなります。

ターゲットエリアと対策言語の選定について

海外Webマーケティングを行ううえで、はじめに考えなければならないのがターゲットエリアと対策言語の選定です。これに関しては、現状の海外進出状況に応じて選択していけば良いと考えています。

なぜ海外進出状況に応じて選択するのかが良いかと言うと、インターネットユーザーが検索時に公用語と英語(第二言語)を目的に応じて使い分ける傾向があるためです。

公用語を使い検索活動を行うユーザーは、国内における情報収集を行うことがほとんどです。そのため、現地に販売・生産拠点(体制)があることがユーザーのニーズとマッチするため望ましいと言えます。

逆に、英語(第二言語)を使い検索するユーザーは、グローバルな情報を求めている傾向があります。そのため、現地に拠点がない企業の情報もユーザーが求めている可能性が十分にあると考えられます。

そのため、自社の海外進出状況(海外拠点があるかないか)によって、以下のように海外Webマーケティングを進めていけば良いと考えられます。

海外拠点がない場合

英語サイトを活用したテストマーケティングが最優先です。英語によるWebマーケティングを実施。さまざまなエリアからの反応を見たうえで(アクセスや問い合わせの分析)、テストマーケティングを行い、ターゲットとすべきエリアを選定していきます。

海外拠点がある場合

英語に加え、拠点エリアの公用語にてWebマーケティングを実施します。
英語によるWebマーケティングと、販売・生産エリアの公用語によるWebマーケティングを同時に行います。拠点エリアを中心に販路開拓を行っていくとともに、次に進出するエリアを模索していきます。

海外Webマーケティングの進め方

前述した内容を加味すると、はじめて海外進出に挑戦する製造業が海外Webマーケティングを推進する手順は以下のようになります。

海外Webマーケティングの進め方

STEP1 英語サイトを活用したテストマーケティング

英語サイトを制作し、SEO対策、リスティング広告の運用などにより、アクセスを増やし、問い合わせを獲得していきます。
この活動を行うことで、自社の製品や技術がどの国(エリア)にニーズがあるのかを探っていきます。

STEP2 ターゲットエリアの選定

STEP1により獲得したアクセスや問い合わせを分析し、ターゲットエリアを選定してきます。
どの地域からどのようなキーワードを使いアクセスがあったのかを調べ、ターゲット地域を絞り込み、さらに市場調査を行っていきます。

STEP3 ターゲットエリアでの拠点設立

選定したエリアへの拠点設立を実施します。
拠点設立の方法は、現地法人を設立する以外にも、現地代理店や委託生産を依頼できるパートナー企業を見つける方法があります。

STEP4 Webサイトのローカライズ

STEP3にて拠点を設立したエリアに合わせ、Webサイトをローカライズしていきます。
現地ユーザーのニーズを調査したうえで、公用語によるWebサイトを制作し、Webマーケティングを実施。

まとめ

Webマーケティングにおいて、国内と海外とでWebマーケティングにおける手法が大きく異なることはありません。
そのため、適切にターゲットエリアや対策言語を選択し、定期的にWebサイトのアクセス状況を分析し更新を行っていくことさえ出来れば、成果を上げることができます。

テクノポートでは、日本の製造業の技術力を海外へ売り込んでいくための海外Webマーケティングサービスを提供しています。海外Webマーケティングでお困りでしたら、ぜひご相談ください。

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