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自治体の観光イベントに課題を感じている関係者が約8割 最多回答は「集客方法がわからない」【Paak調査】

 株式会社Paakは、自治体で観光に関わっている方を対象に、「自治体の観光イベントと課題」に関する調査を実施した。

 コロナから徐々に正常化しつつあり、自治体としては町おこしも本格的に始動していけるタイミングとなった。

 なかでも注目されるのは、観光事業だ。

 他県から人が集まることで地域が活気づき、経済効果や雇用効果も見込まれる。

 しかし、美しい自然の風景や歴史的建造物などがない地方においては、どのように集客するかが大きな課題になっているのではないだろうか。

 そこで今回、デジタルスタンプラリーシステム『Raund』(https://raund.net/)を運営する株式会社Paakは、自治体で観光に関わっている方を対象に、「自治体の観光イベントと課題」に関する調査を実施した。

【課題ありと答えた関係者が7割以上】自治体の観光イベントにおける課題

 はじめに、これまで行ってきた施策について聞いた。

自治体がどのような観光イベントを実施してきたかの調査結果

 「今までどのような施策をやってきましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『祭り(40.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『お花見イベント(34.4%)』『スタンプラリー(26.2%)』と続いた。

 地元の方も楽しめるお祭りや、桜が咲く地域に最適なお花見イベント、周遊イベントであるスタンプラリーなど、自治体に合った施策を見つけて開催してきたようだ。

 では、これらのイベントを開催した結果、何か課題は見つかったのだろうか。

自治体が開催した観光イベントの課題の調査結果

「施策を行う上で課題はありましたか?」との質問では、7割以上の方が『あった(78.7%)』と回答した。

 多くの方が課題を感じたようだが、具体的にはどのような点が気になったのだろうか。

 前の質問で『あった』と回答した方に、「どのような課題がありましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『集客の方法が分からない(40.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『当日対応できる人数が足りない(37.9%)』『関係各所との調整がうまくいかない(29.3%)』と続いた。

 集客方法や人員不足といった点を課題に感じた自治体が多く、始めたばかりのイベントの場合、ノウハウができあがるまでは試行錯誤が必要となるのかもしれない。

 続いて同社は、それらの課題に対してどのような解決策を講じたかを詳しく聞いた。

具体的な課題内容と解決策とは

  • コロナの影響で中止になり、食材など余ったがTwitterなどの呼び掛けでフードロスする事なく解決できた(30代/男性/広島県)
  • コロナの影響による人数制限のため、オンラインとのハイブリッド方式で実施した(40代/男性/京都府)
  • 人数不足が生じたため短期アルバイトを募集した(40代/男性/北海道)
  • ごみの分別や掃除など会場の管理がきちんとできていないため、職員をゴミステーションに配置して、直接分別指導をさせて徹底した(50代/男性/北海道)

 などの回答が得られた。

 コロナの影響を受けたイベントも多いようで、自治体としての苦労が窺える。

 また、人員不足やゴミの分別など、実際に開催してみないと分からない面もある中で、その場で臨機応変に対応したり、次に生かしたりしているようだ。

【チラシやパンフレットを作った】集客のために行った対策は?

 4割以上の方が、集客の方法が分からないと感じていることが分かった。

 では、今までに行った施策ではどのような集客方法を取ったのだろうか。

自治体が観光イベントを開催した際集客にどのような対策をしたかの調査結果

 「今まで行った施策では集客のためにどのような対策をしましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『チラシやパンフレットを作った(45.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『SNSで告知した(43.7%)』『自治体サイトで告知した(42.9%)』と続いた。

 近隣地域の方への告知に最適なチラシやパンフレット、さらにSNSや自治体サイトなどのインターネットを使って、より広範囲への告知を選択した方が多いようだ。

 なぜそれらの集客方法を選んだのかの詳細は以下の通り。

その集客方法を理由とは

  • 【チラシやパンフレット作成・SNSで告知】多くの人が見るから(20代/女性/山形県)
  • 【チラシやパンフレット作成・SNSで告知】幅広い世代の方に情報を届けるため(40代/男性/京都府)
  • 【広告を出稿・SNSで告知】手軽に告知出来る(40代/男性/千葉県)
  • 【チラシやパンフレット作成・近所に直接呼びかけ】何時もやっているから(40代/男性/静岡県)
  • 【自治体サイト・SNSで告知】経費が少なくて済むから(50代/男性/長野県)

 近隣地域の方にはチラシやパンフレット、直接の呼びかけが有効だが、より多くの方へ周知してもらうためにも、SNSを活用する自治体も増えていることが分かった。

【飲食イベントが人気】自治体の観光イベントで今後やってみたい施策

 先程の調査結果で、集客のためにチラシやSNS等を活用し、イベントを盛り上げるための工夫を行ってきたことが分かった。

 では、今後新たにやってみたい施策はあるのだろうか。

自治体の観光イベントで今後やってみたい施策の調査結果

 「今後新たにやってみたい施策は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『フードフェスなどの飲食イベント(45.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『スタンプラリーや謎解きなどの周遊系イベント(35.8%)』『スポーツイベント(34.8%)』と続いた。

 飲食イベントをやってみたいと思う方が4割以上いるようだ。

 続いて、実際にその施策をやってみたい理由とは一体何なのかを詳しく聞いた。

その施策をやってみたい理由とは

フードフェスなどの飲食イベント

  • フードフェスは地元の食材を知ってもらういい機会になる(20代/男性/宮城県)
  • コロナが収まってきたため(30代/男性/宮城県)
  • 盛り上がりそう(40代/男性/青森県)

スタンプラリーや謎解きなどの周遊系イベント

  • 認知度向上(30代/男性/神奈川県)
  • 謎解きは老若男女にうける(50代/男性/東京都)
  • みんなが楽しくできる(50代/男性/鹿児島県)

スポーツイベント

  • 体を動かすことで団結力が生まれるから(20代/男性/兵庫県)
  • 近くにスタジアムができたから(40代/男性/京都府)
  • 他の自治体の成功例があるため(50代/男性/埼玉県)

 コロナが徐々に落ち着きつつある中で、地元の魅力を多くの方に伝えたいという理由や、多くの人に楽しんでもらえるようなイベントを開催したいという思いが窺える。

 では、これらの施策を検討する際は、何を参考に決めているのだろうか。

自治体が観光イベントで施策を検討する際に参考にしている情報の調査結果

 そこで、「施策を検討する際に何を参考にしていますか?(上位3つまで)」と質問したところ、『他の自治体の事例(46.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『地元や参加者の声(34.2%)』『自治体向けWEBメディア(31.5%)』と続いた。

 共通点や参考にできることも多いことから、他の自治体の事例を参考にする方が多いようだ。

 また、地元や参加者の声にもしっかりと耳を傾け、有意義なイベント開催を心がけている自治体もあるようだ。

 では、それらの施策の決め手は一体何なのだろうか。

 続いて、「施策の決め手は何ですか?」と質問したところ、『地域の特色を生かしている(26.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『集客見込みがある(25.0%)』『ノウハウを持っている(16.4%)』と続いた。

 地域の良さを多くの方に知ってもらう機会だからこそ、地域の特性を生かすことを前提に決めている自治体が多いようだ。

 また、イベントをやるからには「集客見込みがある」「ノウハウを持っている」といった勝算があるものを選んでいることから、一人でも多くの方に楽しんでもらい、地域の良さを広めていけるような施策を行うために自治体ごとにさまざまな工夫をしていることが分かった。

【まとめ】まだまだ課題もある!周知できる集客方法やイベント内容を模索している自治体が多い

 自治体の観光イベントと課題について調査した結果、実際にイベントを開催してみたところ、課題があったと感じた方が7割以上にも上った。

 なかでも、宣伝不足や人手不足といった問題が顕著で、それに伴う解決策を試行錯誤している自治体が多いようだ。

 コロナから徐々に正常化しつつある中で、グルメイベントや周遊系イベント、スポーツイベント等を検討されている自治体もあるようで、地域の盛り上がりのためにさまざまな施策を考えていることが分かった。

 集客方法やイベント内容を模索しながら、一人でも多くの方に足を運んでもらい、地域の良さを伝えていけるような施策を行っていく必要がありそうだ。

観光イベントなら、デジタルスタンプラリーシステム『Raund』

デジタルスタンプラリーシステム『Raund』の説明

 今回、「自治体の観光イベントと課題」に関する調査を実施した株式会社Paakは、デジタルスタンプラリーシステム『Raund』(https://raund.net/)を運営している。

デジタルスタンプラリー『Raund』とは

 Web上でデジタルスタンプラリーを実施・運用・分析ができるオールインワンのデジタルスタンプラリー構築システム。

  • 即日アカウント登録
    登録するとその日にアカウントが発行されるので短期間で準備が可能。
  • かんたん設定
    スタンプや特典の設定は管理画面から誰でもかんたんに行うことができる。
  • 充実機能
    スタンプラリーの実施に必要な機能に加え、ユーザーとのエンゲージメントを高める機能が充実している。
  • 効果測定
    アンケートや実施データのダウンロードを利用し、次に繋がる効果測定が可能。

Raundの機能

スタンプ獲得方法

 GPS、QRコード、キーワード入力の3つの方法が利用可能。

 3つのスタンプ獲得方法は1つのスタンプラリーの中で組み合わせることもできる。

特典獲得

 特典の数や獲得条件を柔軟に設定することが可能。

 獲得できる特典は、ダウンロードコンテンツや応募フォーム入力後の郵送、現地での受け取りなどあらゆる場面で活用できる。

 また、抽選機能を使って特典の抽選を行うことも可能。

分析、マーケティング

 スタンプが押印された数やその日時、特典獲得状況などをCSV形式で出力して分析することが可能。

 また、アンケート機能を使うと基本的なデモグラ情報や、任意の質問への回答を集めることができる。

 回答状況を分析してマーケティング活動に利用できる。

その他

 ログイン機能、お知らせ投稿機能、クイズ・謎解き機能、複数コース設定など、多数の機能を備えている。

Raundの3つの特徴

①オプション無しの低価格シンプルプラン

 Raundにはややこしいオプション料金は一切ない。

 全ての機能が含まれるスタンダードプランなら、オプション料金で費用がかさむことなく安心してご利用いただける。

 スタンダードプラン350,000円(税別)〜、ライトプラン124,800円(税別)とリーズナブルにご利用可能。

②充実した機能で幅広い企画で活用できる

 他社サービスではオプションになってしまうような、エンタメ系機能やクーポン機能などもプラン内で利用可能。

 スタンプラリーに一工夫加えることで、従来よりも高いエンゲージメントを築くことが可能。

③ユーザーの属性・行動データを分析できるマーケティングツール

 アンケート機能を使うことで、任意のユーザーデータを取得することが可能。

 さらに、アンケート機能で取得したデータやスタンプ押印、特典獲得の行動データはダウンロード機能を使って分析し、次の施策に活用することができる。

調査概要:「自治体の観光イベントと課題」に関する調査

  • 【調査期間】2023年2月10日(金)〜2023年2月13日(月)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査人数】520人
  • 【調査対象】自治体で観光に関わっている方
  • 【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

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