インターネットマーケティング支援を行う株式会社フルスピードは、同社が管理する228サイト分のGoogleアナリティクスを用い、Microsoft edgeに採用されている検索エンジン「Bing」からの流入傾向について独自に調査し、調査結果を公開した。
調査概要
- 調査日:2023年2月20日
- 調査対象:フルスピードの管理する228サイト分のGoogleアナリティクスプロパティ
- 調査手法:Googleアナリティクスで検索流入数を取得
New Bing発表前後12日での増加率は-8.53%
マイクロソフトが2023年2月7日にChatGPTの技術を活用して新しくなった検索エンジン「Bing」を発表した。
下は、マイクロソフト社がNew Bingをリリースした2月7日を基点として前後12日間、228サイトのBingからの検索流入数、Googleからの流入数をそれぞれの期間で合算したもの。
結果、Bingの増加率は-8.53%、Googleの増加率は-0.79%といずれの流入数も減少していた。
NewBingとして発表されたAIチャットが、OpenAI社が提供するチャットインターフェースと差別化されるポイントとして、回答における参照サイトが示されることが特徴的として挙げられる。
また、特定のウェブサイトを指定した場合にはそれをソースとした回答を得ることができる、となっていた。
それらの仕組みそのものや単純な話題性の増加を理由に、Bingからの検索流入数が増加する可能性があると推測し、調査をしたが、今回の調査期間においては確認することができなかった。
Edgeのセッション増加率は-12.06%
以下は、マイクロソフト社がNewBingをリリースした2月7日を基点として、前後12日間、228サイトのセッションのうち、Edgeからのみに絞ったものをそれぞれの期間で合算したもの。
チャネルグループでの絞り込みはしていない全てのチャネルからのセッションの数値となっている。
NewBingを利用するには、基本的にEdgeを利用する必要がある。
そのため、NewBingを使いたいというニーズが増えていくに従いEdgeからの流入が増加する可能性について調査をしたが、今回期間においてはこの調査でも確認できなかった。
サマリ
- Bingからの検索流入数は“まだ”増加していない
- Edgeからのセッション数も“まだ”増加していない
- AIチャットによる検索市場への影響はまだ起きていないに等しいが、近い未来での変化には期待したい
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