株式会社オリゾが実施した「Z世代が記憶に残る広告に関する調査」によると、Z世代(18歳〜26歳)の約74.7%がSNSを閲覧する中で「1日あたりの広告接触回数が多い」と感じている。この調査は、SNSを1日2時間以上閲覧するZ世代111名を対象に、2023年11月17日から20日にかけて行われた。
調査結果によると、SNS閲覧中に最もよく見る広告は「エンターテインメント関連(映画、音楽など)」が21.6%で最多だった。また、同じ広告を1日に「4回〜5回」見ると、約3割の回答者がその企業や製品・サービスにネガティブな印象を持つと回答している。
2週間以内に見たSNS広告で「覚えているものがある」と回答した人に、印象の良いSNS広告のメディアを聞いたところ、「YouTube」と「Instagram」がともに35.6%で最多となった。さらに、印象の良いSNS広告の特徴としては、「短時間でインパクトがある」が42.2%で最も多く、次いで「クリエイティブのクオリティが高い」が24.4%となった。
一方で、印象の悪いSNS広告の特徴としては、「過剰な購買煽りがある」が57.8%、「表示頻度が多い」が51.1%、「表現が過剰」が46.7%という結果が出た。また、自由回答では、「頭に残るキャッチコピー」や「製品の特徴が分かりやすく表現されている」などが好印象として挙げられた。
この調査から、Z世代が接触するSNS広告に対してネガティブな印象を持つことが明らかになった。一方で、短時間でインパクトがある広告は記憶に残りやすく、印象が良いと感じているようだ。Z世代をターゲットとしたSNS広告を展開する際には、接触回数を増やすよりも、記憶に残りやすい広告を提供することが重要であることが示唆されている。
オリゾは、この調査結果を活用した動画広告「RECOMA」を提供しており、商品やサービスに関するユーザー調査を行い、その結果を動画にする新しい形の動画広告だ。このようなデータを活用することで、コンテンツの正確性や信頼性・信憑性を高めることができる。
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