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生成AIの認知状況は40-65歳のX世代が68%で最多 利用は25-39歳のY世代が23%で最多【 Adobe調査】

生成AIの認知状況は40-65歳のX世代が68%で最多 利用は25-39歳のY世代が23%で最多【 Adobe調査】

 アドビは、15歳から65歳の男女900名を対象に実施した「XYZ世代間のAIに対する意識と使用実態調査」の結果を発表した。この調査は、X世代(40-65歳)、Y世代(25-39歳)、Z世代(15-24歳)の間で、生成AIに対する認知度や使用状況、イメージにどのような違いがあるかを明らかにすることを目的としている。

 調査結果によると、生成AIの認知状況においては、世代間で大きな差は見られなかったが、X世代での認知が最も多いことが判明した。生活の中で目に触れる生成AIの比率はZ世代で最も多く、使用状況ではY世代の利用が最も高かった。

生成AIの認知状況は40-65歳のX世代が68%で最多 利用は25-39歳のY世代が23%で最多【 Adobe調査】

 生成AIに対する世代別のイメージでは、Z・Y世代では「おもしろいコンテンツを生み出すもの」という回答が最多で、X世代では「仕事を手伝ってくれるもの」というイメージが最も多かった。また、生成AIを通じて自分のクリエイティビティが向上すると考える人は全体の約半数に上り、「向上すると思う」と「やや向上すると思う」が合わせて45.5%を占めた。

生成AIの認知状況は40-65歳のX世代が68%で最多 利用は25-39歳のY世代が23%で最多【 Adobe調査】

 アドビ株式会社 デジタルメディア事業統括本部 DX推進本部の常務執行役員兼Chief Digital Officerである西山正一は、この調査結果について、「X世代では仕事を手伝ってくれるという生産性向上するものというイメージが強い一方で、より若い世代では面白いコンテンツを生み出すもの、というイメージが強いことから、生成AIの役割や期待がより広範囲にわたっていると感じています」と述べている。

 アドビは、生成AIを「クリエイティブをサポートする副操縦士」と位置付け、継続的な機能拡張を図っている「Adobe Firefly」をはじめとする製品やサービスの展開を広げている。今後も、すべての人にクリエイティブの可能性と創造性を広げることを目指している。

 この調査結果は、生成AIの役割や期待が世代によって異なることを示しており、今後のマーケティングや製品開発において重要な示唆を与えている。アドビは、日本のクリエイターやマーケターの力を解き放ち、デジタル社会の未来像を発信することを目標に掲げており、この調査結果はその一環として行われたものである。

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