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ECサイトで「カゴ落ち」経験のある利用者は約8割 リマインド機能に期待する人は約6割【ザオリク調査】

ECサイトで「カゴ落ち」経験のある利用者は約8割 リマインド機能に期待する人は約6割【ザオリク調査】

 ECサイトの利用が日常化する中、新たな問題が浮上している。ザオリクが実施した調査によると、ECサイトを週に1回以上利用する男女1090名のうち、76.1%が商品をカートに入れたにも関わらず、購入に至らない「カゴ落ち」を経験していることが明らかになった。

 この調査は、2023年9月12日から13日にかけて実施され、ECサイトのカゴ落ちに関する実態を探るものである。カゴ落ちの主な理由としては、「購入を見送ったため」が65.0%、「送料が発生することが分かったため」が43.3%、「他の商品やページを閲覧している間に忘れたため」が26.9%という結果が出ている。

ECサイトで「カゴ落ち」経験のある利用者は約8割 リマインド機能に期待する人は約6割【ザオリク調査】

 さらに、カゴ落ちに気づかずに後悔するケースも多く、調査対象者の4割以上が「カゴ落ち」していたことに後悔していると回答した。後悔の理由としては、「値上がりしていたから」が57.1%、「商品が売り切れていたから」が51.6%、「セール期間が終わっていたから」が50.4%となっている。

 このような状況を受け、約6割の利用者が「購入し忘れて、サイトから離脱した場合に、リマインドしてくれる仕組み」に期待を寄せている。リマインド機能によって、「購入し忘れを防ぐことができるから」という理由が55.6%で最も多く、次いで「お得なタイミングを逃すことが減りそうだから」が43.0%、「ネットショッピングがより効率的になるから」が41.3%と続く。

ECサイトで「カゴ落ち」経験のある利用者は約8割 リマインド機能に期待する人は約6割【ザオリク調査】

 ECサイトの利用者にとって、カゴ落ちは避けたい問題の一つとなっている。特に価格が上がったり、商品が売り切れたりすることが多いため、カゴ落ちを防ぐためのリマインド機能の導入が望まれている。今後、ECサイト運営者はこのようなユーザーのニーズに応えるための機能強化が求められるだろう。

 この調査結果は、ECサイトの利用者および運営者にとって重要な示唆を与えている。カゴ落ちを防ぐための対策が、今後のECサイトの発展に大きく寄与することが期待される。

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