インサイドセールス部門が直面する課題に光を当てた新たな調査結果が発表された。ジードが行ったこの調査は、インサイドセールスに取り組む企業の実態を明らかにするもので、特に人材採用と部門間連携の問題点が浮き彫りになった。
調査によると、インサイドセールス部門で最も課題と感じられているのは「インサイドセールス向きの人材採用に苦戦している」という点で、回答者の36%がこれを指摘している。定着率の低さやキャリア形成の不透明さが、この問題を複雑化していると考えられる。また、フィールドセールスとの連携に関しても19%の回答者が課題を感じており、商談化数をKPIに設定することで質の低いリードが商談になるという問題が指摘されている。
Webサイトからの問い合わせに対するアプローチ方法に関しても、41%の回答者が「社内にノウハウがない」と回答し、営業担当者によるアポ獲得率の差異についても29%が課題を感じていることがわかった。これらの課題に対処するためには、外部パートナーの活用や研修の実施が重要であるとされている。
ジードは、インサイドセールス支援ツール「Beerfroth」を提供しており、無料トライアルを通じて実際の運用方法を掴む機会を提供している。また、インサイドセールス立ち上げの際に役立つ「チェックリスト50選」もリリースしており、人材獲得やツール選定、データ活用のフレーム作成などに関する具体的なアドバイスが提供されている。
この調査は、インサイドセールス・営業部門所属の担当者100名を対象に、2023年7月6日から10月10日にかけてインターネットで行われた。インサイドセールス部門の課題解決に向けた取り組みは、今後も継続的に注目されるテーマである。
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