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国内63万社のMAツール導入率は1.5%、上場企業では14.6%【Nexal調査】

 Nexalは、国内のマーケティングオートメーションツール(以下「MA」)の普及状況に関する最新の調査結果を公表した。この調査は、各ツールベンダーの自己申告や企業アンケートに頼らず、Webサイトに対象タグが実装されているかどうかを基に、国内63万社のWebサイトを全て調査・集計したものである。

 調査の概要として、2023年5月に国内626,003社のコーポレートサイトを対象に、独自プログラムを使用してWebサイトのソースコードを調査した。調査対象となったツールは、国内外の主要17種類であった。

 その結果、国内の約63万社の中でMAを導入している企業は9,444社であり、MAの導入率は1.5%となった。特に上場企業3,850社を対象とした場合、562社がMAを導入しており、その導入率は14.6%となった。また、1社で複数のMAを導入しているケースも存在し、そのようなケースについては重複を排除して集計されている。

 さらに、MAを導入している上場企業562社の中で、2種類以上のMAを使用している企業は85社(15.1%)であり、未上場企業との間に6.7ポイントの差があった。この85社の内訳として、2種類のMAを導入しているのは74社、3種類は9社、4種類は2社であった。

国内63万社のMAツール導入率は1.5%、上場企業では14.6%【Nexal調査】

 2018年から2023年にかけてのMA導入の推移を見ると、複数のMAを導入している企業の割合は減少し続けており、1種類のMAを導入している企業の割合が増加していることが確認された。この結果から、事業体ごとに異なるMAを使用していた企業も、徐々に1つのMAに集約している傾向が見られる。

 また、2018年7月からの調査を基に、MAの導入企業数は半年ごとに10%以上増加しており、特にコロナの影響を受けて導入が進んだことが明らかとなった。具体的には、3年前と比較して導入企業数は2倍に増加している。しかし、2022年からの伸び率は10%を下回り、今後の経済活動の影響による変動が注目される。

国内63万社のMAツール導入率は1.5%、上場企業では14.6%【Nexal調査】

 その他の調査結果や導入率の推移、企業属性別の導入率などの詳細は、Nexalの公式ページで公開されている。

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