ナイルが運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv」は、男女482人を対象に2023年9月21日~9月26日の期間で、Twitterの利用状況に関するアンケート調査を実施した。この調査結果によると、X(旧Twitter)を毎日利用する割合は過去6ヶ月間でほぼ変わらず、他SNSへの移行を検討した人は44.5%と前回調査から5.0pt増加している。
移行検討の理由として「Xが有料化する可能性」が前回の2倍近くとなり、最も多く挙げられた。特に、イーロン・マスク氏の「少額の月額利用料制度」に関する発言が報道された9月19日以降、有料化される可能性を感じる人が増加しているとみられる。
また、移行先として考えられるSNSを調査した結果、1位は『Instagram』、2位は『Threads』、3位は『LINE』となった。特に『Threads』は前回調査から11.0pt増加し、Xからの乗り換え先としての注目度が高まっている。
完全有料化された場合の対応として、「他の無料SNSを探す」と回答した人が56.4%と過半数を占めていた。継続利用を希望する人の中で、月額利用料として支払える金額を尋ねたところ、最も多かったのは「300円未満」で51.9%、次いで「300円以上500円未満」が21.9%となった。
この調査結果から、Xの有料化に対するユーザーの意識や移行先に関する考え方が明らかになった。今後のSNSの動向やユーザーの行動に注目が集まることとなるだろう。
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