株式会社マクロミルは、テレビCM やWeb広告などで度々目にする、「No.1」「ランキング1位」「業界トップ」などを謳った広告(以下、No.1表示広告)に関する消費者の意識を調査し、3年前に行った同調査と時系列で比較した。
調査の結果、No.1表示広告の影響はここ3年で減退傾向にあり、「事実に基づくべき」と考える人が増加していることがわかった。
まず、調査対象となった全国20~69歳、1,000人の7割近くがNo.1表示広告を月に数回以上見聞きしており、半数以上は不快感を抱く可能性があることが判明した。
また、No.1表示広告に対する印象のうち、「好感が持てる」「興味を持つ」「信頼できる」「買いたくなる」はいずれも半数以下となった。
好印象の意見では「人気がある」が1位となり、悪印象では「うさんくさい」「信ぴょう性に欠ける」などが上位だった。
No.1表示広告による購入意欲への影響は若い世代ほど高いものの、3年で減退傾向にあり、特に60代への影響度低下は顕著となった。
No.1表示広告を「増えたと感じる」と過半数が回答しているほか、約8割が「事実に基づくべき」と回答した。
『「No.1表示広告」に関する意識調査』の調査概要は以下の通り。
- 調査主体:マクロミル
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
- 調査期間:2022年7月27日(水)~2022年7月28日(木)
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