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博報堂、クロスモーダル知覚を活用した実験活動を開始 第1弾「ビールのおいしさを増幅させる音楽」を公開

 株式会社博報堂のプロジェクトチーム「Human X(ヒューマンクロス)」は、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授と共同で、クロスモーダル知覚(五感の相互作用)を企業のブランド体験開発に活用する実験活動「Human X Experiment(ヒューマンクロス エクスペリメント)」を開始した。

 この活動は、クロスモーダル知覚がブランド体験やブランド・トランスフォーメーションにどのように活用できるかを実証研究する活動で、生活者インターフェース(企業・ブランドと生活者の接点)を、人間の身体や感覚の観点から感性的・科学的にデザインする取り組みとなっている。

 同社は既往の学術研究を活用し、効果検証された科学的根拠に基づき、科学的かつ感性的なアプローチで「ビールのおいしさを増幅させる音楽」を開発。

 実証実験の第1弾として、「おいしさ×聴覚」研究のプロトタイプを公開した。

 楽曲の音源は、Spotifyにて無料配信している。

楽曲リンク:https://open.spotify.com/album/1c0oSU6A5SG2slNfrZ156b

Human Xのアルバム「BEER」

 Human Xは、専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」内のチームで、2018年に発足して以来、クロスモーダル知覚を活用した独自のプロダクトやサービス開発に取り組んできた。

 『書くを楽しむボード Write More(ライトモア)』や、『食育フォーク pacoo(パクー)』など、異なる感覚を組み合わせて生活者の課題を解決するプロダクトが幅広い支持を集めている。

 具体的な活動として、生活者の日常に関連が深いテーマを起点とした『〇〇×五感体験デザイン』の実験シリーズに取り組み、実験の成果を随時公開していく予定。

 博報堂はブランドを起点とした生活者発想による事業成長・事業変革を「ブランド・トランスフォーメーション(BX)」として提唱し、その実現に向けた企業支援やソリューション開発を行っている。

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