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マーケティング担当者の25%が越境ECマーケティングの費用対効果を実感できず【ショッピージャパン調査】

マーケティング担当者の25%が越境ECマーケティングの費用対効果を実感できず【ショッピージャパン調査】

 Shopee Japanが実施した最新の調査によると、越境EC事業を展開する企業のマーケティング担当者110名のうち、約25%が自社のWebマーケティング施策に対して費用対効果を「感じていない」と回答している。この調査は、2024年2月2日から6日にかけてインターネット上で行われた。

マーケティング担当者の25%が越境ECマーケティングの費用対効果を実感できず【ショッピージャパン調査】

 越境EC事業で現在実施されているWebマーケティング施策としては、「SNSマーケティング」が60.9%で最も多く、次いで「検索エンジン最適化(SEO対策)」が55.5%、「検索広告」と「インフルエンサーマーケティング」がそれぞれ50.0%となっている。しかし、これらの施策に対して「かなり感じている」と「やや感じている」を合わせた肯定的な回答は75.5%にとどまり、一部の企業では施策の効果に疑問を持っていることが明らかになった。

マーケティング担当者の25%が越境ECマーケティングの費用対効果を実感できず【ショッピージャパン調査】

 費用対効果を向上させるために重要だと思われる点としては、「複数のオンラインチャネルを組み合わせて運用する」が61.3%、「顧客フィードバックを活用する」が58.8%という結果が出ている。これらの結果から、成功している企業は多様なマーケティングチャネルの組み合わせと顧客からのフィードバックを重視していることがうかがえる。

 一方で、費用対効果を感じていない企業が直面している課題としては、「施策を実施した結果が分かりにくい」が53.8%、「マーケティング戦略の設計が難しい」、「文化的・言語的な障壁があり、クリエイティブやコンテンツの作成が難しい」といった点が挙げられている。これらの課題は、越境EC事業の特性上、避けて通れないものであり、解決にはより戦略的なアプローチが必要であることを示唆している。

マーケティング担当者の25%が越境ECマーケティングの費用対効果を実感できず【ショッピージャパン調査】

 Shopee Japanは、東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームとして、越境ECに参入する日本の事業者に対して、物流から言語まで多様なサポートを提供している。今回の調査結果は、越境EC市場におけるマーケティングの現状と課題を浮き彫りにし、事業者が直面する困難に対する理解を深める一助となるだろう。

 世界の越境EC市場は今後も拡大が予測されており、企業にとっては新たなビジネスチャンスが広がっている。成功への道は容易ではないが、戦略的なマーケティングアプローチと顧客とのコミュニケーションを重視することで、その可能性を最大限に引き出すことができるだろう。

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