音楽配信、音声ストリーミングジャンルの月間視聴者数1位はSpotifyで1,257万人【ニールセンデジタル調査】

2023年10月27日

　視聴行動分析サービスを提供しているニールセンデジタルは、ニールセンデジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートを基に、音楽配信および音声ストリーミングジャンルの利用状況を公開した。

　レポートによると、音楽配信・音声ストリーミングジャンルのトータルデジタルでの月間視聴者数は「Spotify」が最も多く、1,257万人が利用。続いて「radiko.jp」が834万人であった。また、月平均利用回数でも「Spotify」が69回とトップを維持し、「radiko.jp」が68回で追随している。

　さらに、利用者数Top 5サービスの年代別ターゲットGRP（TARP）を見ると、18-34歳が最も高く2,822%を記録。次いで35-49歳が2,082%となった。特に18-34歳の若年層の利用状況を詳しく見ると、「Spotify」が382万人で最も多く、「Amazon Music」が200万人で第2位を占めた。この年代の含有率では、「Spotify」と「Voicy」が30%でトップ、続いて「Amazon Music」が28%となった。

　近年、音楽だけでなく、ニュースや自己学習、コメディなど多岐にわたるコンテンツの視聴が可能となったことから、音楽配信・音声ストリーミングに対する広告主の関心も増している。今回の調査からも、特に若年層における音楽配信・音声ストリーミングの利用が高いことが確認された。しかし、サービスごとに利用者数や含有率が異なるため、広告主やブランド担当者は、最新のデータを基に効果的なメディアプランニングを行うことが求められる。

　ニールセンデジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツをPC、モバイル、タブレット、CTVなどのデバイスで計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握するサービスである。これにより、広告主や広告会社は適切な予算配分計画を行うことができる。

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