Innovation & Co.は、BtoBビジネスでマーケティングオートメーション(以下、MA)ツールの利用経験のある方向けにネットリサーチを行い、MAツール活用状況に関する実態調査を行った。
調査サマリー
80%以上がMAツール導入検討時に各機能を重視している。
- MAツール導入検討時における各機能の重要度を質問した結果、ほぼすべての機能において、80%以上が「重要である」と回答。
51%以上がMAツール導入後に活用できていない。
- MAツールの各機能について、ツールに機能が搭載されているにも関わらず、51%以上が「活用していない」と回答。
導入後に活用ができていない主な理由は3点。
- 「使う理由や場面がなかった」「リリース不足で使えなかった」「難しくて使えなかった」と回答。
MAツール運用代行サービスを利用している企業ほど、各機能を活用できている割合が高い。
- 39%がMAツール運用代行サービス利用して、18%が現状利用していないが利用してみたいと回答。
■調査概要
調査概要:MAツール活用状況に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間: 2022年10月21日〜 10月25日
有効回答: 438名
80%以上がMAツール導入検討時に各機能を重視している
MAツール導入検討時における各機能の重要度を質問した結果、ほぼすべての機能において、80%以上が「重要である」(「決め手になった」 / 「必須条件だった」 / 「あれば望ましい条件だった」と回答された)と考えていたと判明した。
51%以上がMAツールを活用できていない
MAツールの各機能について、ツールに機能が搭載されているにも関わらず、51%以上が「活用していない」と回答した。
導入後に活用ができていない主な理由としては、「使う理由や場面がなかった」「リリース不足で使えなかった」「難しくて使えなかった」の3点が挙げられた。
MAツール運用代行サービス利用している企業ほど、各機能を活用できている割合が高い
MAツール運用代行サービスを利用している企業は、利用していない企業に比べて、MAツールのすべての機能において活用できている割合が高いことが判明した。
39%がMAツール運用代行サービスを利用。18%が現状利用していないが利用してみたい
MAツール運用代行サービスは39%で利用をしており、18%が現状利用していないが利用してみたい、利用したくない42%のうち25%は費用が高くて利用ができないと回答した。
まとめ
今回は、BtoBビジネスでMAツールの利用経験のある方向けにネットリサーチを行い、MAツール活用状況に関する実態調査を行った。
まず、80%以上がMAツール導入検討時に各機能を重視している( MAツール導入検討時における各機能の重要度を質問した結果、ほぼすべての機能において、80%以上が「重要である」と回答)ものの、51%以上がMAツール導入後に活用できていないことも判明した(MAツールの各機能について、ツールに機能が搭載されているにも関わらず、51%以上が「活用していない」と回答)。
また、導入後に活用ができていない点については「使う理由や場面がなかった」「リリース不足で使えなかった」「難しくて使えなかった」という3点が主な理由だと分かった。
一方で、MAツール運用代行サービスを利用している企業ほど、各機能を活用できている割合が高い結果となった。また、全体の39%がMAツール運用代行サービスを利用しており、18%が現状利用していないが利用してみたいという興味を持っており、利用したくない42%のうち25%は費用が高くて利用できないことが判明した。
MAツール代行サービスのニーズは一定数存在することが明らかになったものの、運用代行サービスを利用していない企業の各機能の利活用率が著しく低いことがわかった。
調査の結果から、多くの企業がMAツールを使いこなせていないことが伺える。MAツールを提供するベンダーが多く存在する中、いかに自社の課題や人員に合ったツールを選択できるか、場合によっては代行サービスを活用し、立ち上げや社内オンボーディングとして利用し、効果的に運用できると良いといえる。
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