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ドン・キホーテ店舗でのP3新製品を活用したサイネージ視認率計測実験を実施

ドン・キホーテ店舗

デジタルサイネージは、近年DXの浸透に伴い販売・広告戦略が進化し、モバイルWEB広告とサイネージ広告が相互に連携しビッグデータと繋がる時代になった。

年代別の売れ筋商品、気候変化と消費変化、消費者動線、広告効果など様々なデータを連動させ、販促効果を検証し、その効果を着実に得られる販売促進が求められている。

単に映像を見せるだけのサイネージでは時代のスピードに埋没していく時代であり、DXとの連携を見据えた将来の展望を考えた時、店舗内のお客様視認動向等は極めて重要なデータであり、あらゆるデータを活用した販促効果の検証や新しいDXの取り組みは、ビジネスの根幹となり得るものだ。

この度、株式会社ピースリーは、価値のあるデジタルサイネージの在り方を徹底的に追及するため、株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス様(以下「PPIH様」)の協力を得て、ドン・キホーテ中目黒本店にてサイネージの視認率計測実験を行った。

実験概要

実施場所及び実施期間

実施場所:ドン・キホーテ中目黒本店
実施期間:2021年10月7日~2021年11月2日の約4週間

実験内容

P3の新製品である、背面照射型BIRDEYES(バードアイズ)を店舗の5カ所に設置した。表示画面上部に取りつけた超小型カメラにて、人影と目線を計測し視認率を算出している。
以下の4パターンでの視認率の違いを計測した。

  1. 場所による視認性の違い
  2. 画面サイズによる視認性の違い
  3. 音量による視認性の違い
  4. P3特殊加工画面(※)での視認性の違い

実験概要図

実験概要図

実験結果と考察

約4週間に渡る実験の結果、設置場所による視認率の違いは極めて大きく、「商品棚の上部」「歩行通路上部」「通路分岐地点」「階段踊り場」「店舗入り口」にて最小1%~最大12.61%の違いがみられた。

実験では、お客様の来店頻度に応じ、視認率は著しく低下していく傾向がみられ、2週間で20%~30%の視認率の低下が確認された。お客様に、常に新しい情報を提供する事は、サイネージ運用に非常に重要であると認識される結果となった。

また、32インチ画面・43インチ画面・P3特殊加工画面を1週間毎に変更し、視認率を計測したところ、32インチから43インチへの画面変更では、視認率の違いが見られず、43インチからP3特殊加工画面への変更では、最大84.7%の視認率の上昇がみられた。

お客様の目線は常に店舗内での目新しい何かに向けられる傾向にあり、ここにサイネージ運用への大きなヒントがあると思われる。

更に時間帯による視認率の違いも、最大値と最小値に3倍程度の開きがあり、来店されるお客様の年齢層、来店目的によりサイネージの視認率に大きく影響している事が分かった。

視認時間に関しては、歩行者の人影計測時間と視認時間とで概ね近似した数値が計測されており、通路を歩行しながらお客様はサイネージを御覧になられている傾向が見られた。

場所・時間帯により立ち止まって御覧になられるお客様の傾向も読み取る事が出来ており、今後のサイネージの在り方の大きなヒントが得られている。 尚、音量による視認性の違いに関しては、存在感のある音量調整が出来なかった事より、有効な計測に至らなかった。

※P3特殊加工画面 新製品BIRSEYESの背面照射パネルの周りにPOPを融合させたもの

ドン・キホーテ店舗

実験後ドン・キホーテご担当者様の声

今回の視認実験では、場所による視認計測だけにとどまらず、時間帯によるサイネージへの関心の違いや、御客様の買い物時の歩行速度などを確認することができました。P3社の新製品であるバードアイ(背面照射型サイネージ)は、天井補強工事が不要な、ワイヤー吊り下げ型である点に利用価値の幅広さに新しいサイネージの形を感じました。
ただ、頻繁に売り場のレイアウトを変更するため、サイネージも移動させる必要がある事や、明るい場所でのディスプレイの見え方にも課題があり、今後の進化に期待したいと考えています。

今後のP3サイネージについて

当社のサイネージは、御利用頂くお客様の実効果と利用者メリットを第一に置き、ご提案している。効果の見えないサイネージは、最終的には場所を取るだけの設備として陳腐化する可能性も高く、将来のDX時代を見据えた本当に価値のあるサイネージ効果を今後も追及していこうと考えている。

サイネージの導入を、プロジェクトとして検討されているお客様には、本実験のように、視認性の計測から設置有効場所のご提案はもちろん、お客様のニーズに合ったサイネージ製品等を自社設計・製造できることを当社の最大の強みとし、今後も提案していく方針だ。

当社は、美容室でのサロンサイネージ、店舗サイネージ、大型LEDまで、幅広いサイネージの配信・機器開発・DX展開・広告獲得提案まで、当社しかできない価値を今後も追及していく。

株式会社ピースリーについて

P3は、メディアPlatform企画を提案し、P3独自の幅広いProductとIT技術と共にサービスを提供することで唯一のメディア価値を創造するPlatform事業を展開している。

世界水準のモノ作り(Product)を人が集まる場所にサービス起点を創出(Platform)し、最大の価値を生むように企画(Planning)し、お客様にお届けしていく。

【プレスリリース】