同社によると、COVID-19の広告売上への影響は「あまり目立たなかった」としているが、広告価格は依然として低いという。
アマゾンの広告事業はQ1に約44%の成長を遂げた。
Amazonは依然として、収益報告書の中で広告ビジネスを 「その他」 の項目に入れているため、正確に把握することは難しい。先日の会見で、AmazonのCFO Dave Fildes氏は、広告売上に関しては好調な四半期であり、広告売上の成長率は前期から安定していると語った。
Amazonはもちろん、3月にCOVID-19による広告主の撤退や価格引き下げ圧力に影響を受けたことを認めているが、ECへのトラフィック増加により相殺されているとコメントしている。Google、Facebook、Snapはいずれも、この時期のブランドキャンペーンと比較して、ダイレクトレスポンス広告(※ダイレクトレスポンス広告とは、消費者の購買行動の喚起を目的とした広告のことを指す)が比較的強かったとしている。
消費者の需要、発送の遅れ、注文処理の問題が大きく変化したことで、この1カ月半はAmazonの販売者にとって大きな影響があった。在庫を確保してキャンペーンを継続しているAmazonの広告主は、主に低いCPCと高いインプレッションを享受している。
「Q1とQ2の初めの数週間から得られた最大の教訓は、景気刺激のための事業者への資本投入があった直後の4月中旬に、スポンサー広告の売上が急増したことで証明されるように、状況は急速に変化する可能性があり、また今後も変化する可能性がある」と、Andy Taylor氏はコメントしている。
【参考】
Amazon’s ad revenue growth held steady in Q1: What it means for advertisers now