ソーシャルPLUSは、ソーシャルログインの導入および利用状況に関する2023年度の調査結果を発表した。この調査は、ソーシャルログイン6種(LINE、Yahoo! JAPAN、Google、X(旧Twitter)、Facebook、Apple)の導入理由や利用状況に焦点を当てている。
調査結果によると、ソーシャルログインの導入組み合わせにおいて「LINEログイン単体」が過去最多の124サイトで導入され、トップの位置を占めた。LINEログインの導入が増加している背景には、LINE公式アカウントとの連携活用方法が豊富であることが挙げられる。また、「Appleでサインイン」を含む6種類のソーシャルログインを導入するサイトも25サイトに上り、Appleでサインインの導入サイトが増加していることが確認された。
さらに、ランキング5位までの導入パターン全てで、LINEログインが最も多く利用されていることが明らかになった。特にスマートフォンでの利用回数では、LINEログインが全体の89%を占める圧倒的な利用率を示した。これは、スマートフォンユーザーにとってLINEログインが最も利便性が高いソーシャルログインであることを示している。
ソーシャルログインの利用デバイス調査では、スマートフォンが全体の約97%を占め、PC・タブレットでの利用ではGoogleログインが31%でトップとなり、LINEログインは前年比130%の伸びを見せた。
この調査結果は、ソーシャルログイン市場においてLINEログインがいかに重要な位置を占めているかを明らかにしている。企業がソーシャルログインを導入する際には、ユーザーの利便性や企業のLINE公式アカウントとの連携など、さまざまな要素を考慮する必要がある。
ソーシャルログインの導入を検討している企業や、既に導入しているがさらなる活用方法を模索している企業にとって、この調査結果は貴重なデータとなるだろう。ソーシャルログインを通じて、ユーザー体験の向上とビジネス成果の最大化を目指すことが重要である。
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