本記事では、Webマーケティング職でおすすめの転職エージェント、転職サイトを解説していきます!
- Webist(ウェビスト)
公式webist-cri.com
Webマーケティング系の求人が豊富で有名! - マスメディアン
公式massmedian.co.jp
広告・Web業界、宣伝・広報の求人多数! - マイナビクリエイター
公式mynavi-creator.jp
Webマーケティング系に強い大手転職エージェントサービス
目次(クリックしてジャンプ)
Webマーケティング転職でオススメの特化型転職エージェント
Webマーケティング関連の職種に特化した転職エージェントのなかから、おすすめを6つ厳選しました。
Webist(ウェビスト)|Webマーケティング系の求人が豊富
運営会社 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
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公式サイト | https://webist-cri.com/ |
案件の種類・数 | IT/Web系職種を幅広く扱う※取引企業約3000社 |
エリア・拠点 | 全国/海外 |
Webistは、1990年創立のクリエイターエージェント「クリーク・アンド・リバー」社によって運営される、Web広告業界に特化した転職エージェントです。
国内外の約3,000社と提携し、ITやWeb業界の企業と、この業界への転職希望者のニーズに応えています。
Webistの特徴は、この業界に特化したエージェントだけに、Webマーケティング系の求人が非常に豊富なことです。また、求人情報以外にも業界の最新情報を発信しており、転職に役立つセミナーやイベントも随時開催しています。未経験者からキャリアのあるWebマーケターまで、幅広い人におすすめできる転職エージェントです。
マスメディアン|幅広いマーケティング系の転職求人案件あり
運営会社 | 株式会社マスメディアン |
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公式サイト | https://www.massmedian.co.jp/ |
案件の種類・数 | マーケティング関連系職種を幅広く扱う。 |
エリア・拠点 | 首都圏/東海・中部/関西 |
マーケティング関連のメディアとして長い歴史を誇る「宣伝会議」によって運営されるのが、Webマーケティング業界への転職に特化した転職エージェント、マスメディアンです。
Webマーケティング業界の求人を専門に扱っているため、大手の転職エージェントよりも豊富な求人数を誇ります。また、キャリアアドバイザーの質の高さも選ばれる大きな理由です。この業界に精通したアドバイザーが親切丁寧に相談に乗ってくれ、的確なアドバイスを提供しています。
未経験者で応募できる求人こそ少ないものの、キャリアアップしたいWebマーケターにとっては頼りになる転職エージェントでしょう。
Geekly(ギークリー)|IT・Web系に強い人気転職エージェント
運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
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公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
案件の種類・数 | IT/Web/ゲーム業界専門特化 人材紹介 |
エリア・拠点 | 全国(拠点は東京のみ) |
株式会社Geekly(ギークリー)によって運営される、ITやWeb系、ゲーム系に強い転職エージェントです。
転職エージェントとしての知名度こそ大手ほどではありませんが、専門的な求人を数多く取り扱っています。また、Geekly(ギークリー)だけが保有する非公開求人も多いのが特長です。
Geekly(ギークリー)もキャリアアドバイザーの質が高い転職エージェントで、転職が初めての人には履歴書や職務経歴書の書き方からサポートしてくれます。希望に応じてカウンセリングも受けられるので、今後のキャリアの相談役としても機能するでしょう。
レバテックキャリア|Web・ITエンジニア中心の転職案件多数
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
案件の種類・数 | Web/ITエンジニア中心 |
エリア・拠点 | 全国(拠点は東京・名古屋・大阪・福岡) |
レバテック株式会社によって運営される特化型転職エージェントがレバテックキャリアです。
求人数自体は、他のWebマーケティング系の転職エージェントと比べて多いわけではありません。しかし、最初に提案された求人への内定率が90%、希望の転職先への転職成功率が96%と、ユーザー満足度が非常に高いのが特徴です。
また、レバテックキャリアで転職した人の約80%が、転職によって前職より年収がアップしているという実績もあります。
担当するエージェントの質も高く、企業に年3,000回以上もヒアリングを行い、常に最新の情報を更新しています。ここにしかない独自情報も豊富に持つ転職エージェントです。
一方、未経験者にはあまり向いていません。あくまで経験者のキャリアアップに力を入れるエージェントですので、未経験から挑戦したい方は先にスキルや経験を磨いておきましょう。逆に、すでにある程度の経験があれば、レバテックキャリアを利用することで、今よりキャリアアップできる可能性があります。
マイナビクリエイター|大手でWebマーケティング系に強い転職エージェント
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
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公式サイト | https://mynavi-creator.jp/ |
案件の種類・数 | Web・ゲーム関連職中心 |
エリア・拠点 | 全国(拠点は東京・神奈川・札幌・名古屋・大阪・京都・神戸・福岡) |
人材サービスや出版等で知られる株式会社マイナビが運営する、IT系に強い転職エージェントがマイナビクリエイターです。
Webマーケティング系職種の求人も豊富で、こちらでのみ扱う独占求人も少なくありません。
マイナビクリエイターは、未経験者にも優しい、Webマーケティング系の転職エージェントです。この業界に特化した転職エージェントには経験者向けのところが多いですが、マイナビクリエイターなら未経験から広告代理店などのWebマーケティング職を目指せます。
また、経験者には自身のスキルや経験をまとめるのに便利なポートフォリオのサービスがあり、自己アピールのしやすいエージェントです。
DIVERK(ダイバーク)|ベンチャーやスタートアップ企業の求人が多い
運営会社 | 株式会社ゲツラク |
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公式サイト | https://diverk.jp/ |
案件の種類・数 | IT特化型ベンチャー中心 |
エリア・拠点 | 首都圏中心(拠点は東京) |
DIVERK(ダイバーク)は、株式会社ゲツラクの運営する転職エージェントです。
ベンチャーやスタートアップ企業の求人が多いのが特徴で、特に25~35歳の社会人に向いています。
こちらの最大の特徴は、「まず、実際に働いてみる」ことをモットーに、「1dayインターンシップ」の制度を採用していることです。この制度を利用できる求人先であれば、今の仕事をしながら、1日だけ転職希望の企業で働けます。転職にはリスクが伴うイメージが強いですが、現職の終業後や休日に3時間程度だけでも参加できるので、理想と現実のミスマッチを防ぐのに有用でしょう。
Webマーケティング転職でオススメの総合型転職エージェント
先ほどの特化型転職エージェントとは異なり、Webマーケティング系にこだわらず、幅広い職種を扱っているのが総合型転職エージェントです。
この種のエージェントは数多く存在しますが、そのなかでも特におすすめのところだけをまとめました。
リクルートエージェント|総合系No1!Webマーケティング系の転職案件多数
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種幅広く対応。非公開求人数20万件以上 |
エリア・拠点 | 全国/海外(拠点は全国15か所) |
株式会社リクルートによって運営される、国内最大クラスの転職エージェントがリクルートエージェントです。
さまざまな業種/職種を幅広く扱っており、求人数は公開・非公開を合計すると60万件を超えます。求人数に限ればここ以上の転職エージェントはないので、Webマーケティング系の求人の中に未経験者の応募OKの企業を見つけやすいでしょう。
リクルートならではの手厚いサポートも大きな特徴の一つです。転職が初めての人には履歴書や職務経歴書などの応募書類の作成サポートや添削があり、希望する企業への推薦が受けられます。サポートのスピードが早いのも、転職者にとってありがたいポイントです。
dodaエージェント|サポートが手厚い大手転職エージェント
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda.jp/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種幅広く対応。 |
エリア・拠点 | 全国/海外(拠点は全国13か所) |
リクルートエージェントに次ぐ大手転職エージェントが、パーソルキャリア株式会社運営のdodaエージェントです。
登録すると、自分で求人探しや応募ができる転職サイトのサービスと、求人の紹介などをサポートしてもらえる転職エージェントサービスの両方が利用できます。
取り扱う求人数が多く、非公開求人も並の転職エージェントでは敵わないほどの件数を誇りますが、dodaエージェントが強みを発揮するのは、利用者へのサポートにおいてです。転職エージェントで得られる通常のサポートをすべてカバーするほか、転職の悩みなども気軽に相談でき、親身なアドバイスが得られます。
マイナビエージェント|Webマーケティング系も豊富な総合系転職エージェント
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種幅広く対応。求人件数約7万件※2023年8月 |
エリア・拠点 | 全国/海外(拠点は東京・神奈川・札幌・仙台・名古屋・大阪・京都・神戸・福岡) |
株式会社マイナビの運営する総合型転職エージェントがマイナビエージェントです。
幅広い業界の経験者・未経験者向けの求人を豊富に扱っています。
なかでも、初めて転職を考える20代の若い世代に支持されている転職エージェントで、応募書類の作成サポートや添削、面接の実践的な対策などのサービスが得られます。
キャリアアドバイザーがあなたに代わって企業とやり取りしてくれるため、転職にまつわる面倒なことに時間を取られる心配もありません。
また、大手ならではのサポート体制で、夜間や土曜の相談にも対応しています。未経験者でも応募可能なWebマーケティングも取り扱っていますので、未経験から目指す方は登録しておいて損はないでしょう。
Webマーケティング転職でオススメの特化型転職サイト
ここまで紹介したのはすべて転職エージェントでしたが、以下は利用者自身が自分で求人を探し、応募するスタイルの転職サイトです。ここでは、Webマーケティング系の求人に特化したおすすめの転職サイトを紹介します。
Green(グリーン)|Webマーケティング転職求人案件数が多い転職サイト
運営会社 | 株式会社アトラエ |
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公式サイト | https://www.green-japan.com/ |
案件の種類・数 | IT/Web系、ベンチャー企業を幅広く扱う※掲載社9000社i以上 |
エリア・拠点 | 全国 |
ITやWeb業界の求人を専門に扱う転職サイトが、株式会社アトラエによって運営されるGreen(グリーン)です。
カジュアルな転職をモットーに掲げ、独自のステップで利用者の転職をサポートしています。転職サイトのなかではITやWeb業界の求人数が最多規模で、Webマーケティングの求人数も多いです。
こちらは、企業が人材募集の求人を掲載するのにお金がかかりません。そのため、他社ではあまり見られないスタートアップ企業やベンチャー企業の求人も多く見つかります。実際に現場で働く社員へのインタビューなど、読み物もあるので、転職先の選定に役立つはずです。
Webマーケティング転職でオススメの総合型転職サイト
Webマーケティングに限らず、さまざまな職種を扱う総合型の転職サイトのなかから、Webマーケティングの転職にも便利なおすすめサイトをいくつか絞りました。
リクナビNEXT|Webマーケティング転職案件も豊富な総合系転職サイト
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公式サイト | https://next.rikunabi.com/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種幅広く対応。※求人掲載数5万件以上 |
エリア・拠点 | 全国/海外 |
株式会社リクルート運営の総合転職サイトがリクナビNEXTです。
リクナビエージェントが転職エージェントとして国内最大規模であるのと同様、こちらも大企業のリクルートが運営するだけあって、転職サイトとして国内最大規模を誇ります。取り扱う求人数は常時5万件以上です。
取り扱う求人数は非常に多いのですが、そのうちの大半が非公開求人です。そのため、自分が転職したい業界でどのような求人が多いかという傾向を知るには、ぜひ登録しておきたいサイトと言えるでしょう。実際、転職者の大多数が登録する転職サイトとして評判です。
BIZREACH(ビズリーチ)|経験者向けのWebマーケティング転職案件が豊富な転職サイト
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種対応のハイクラス向け求人 |
エリア・拠点 | 全国/海外 |
BIZREACH(ビズリーチ)は、ヘッドハンティング型のハイクラス向け転職サイトです。
通常の転職サイトと異なり、利用者が登録した職務経歴をもとに、ヘッドハンターがスカウトメールを送ってきます。そのなかから希望の転職先を探すというスタイルです。
BIZREACH(ビズリーチ)には、年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1ほどを占めます。また、こちらで転職を果たした人の年収は平均840万円という高い水準です。そのため、未経験者でも応募可能な求人はあまりありません。キャリアアップしたいWebマーケター向けの転職サイトと言えるでしょう。
とはいえ、気になるなら登録して損はありません。スキルや経歴に興味を持つ企業があればスカウトメールが来るため、自分の市場価値を知るのにも便利です。
Webマーケティング転職でオススメのハイクラス・外資系転職エージェント
Webマーケティングへの転職に有利なハイクラス向け、および、外資系求人を扱う転職エージェントをまとめました。
JACリクルートメント|Webマーケティング案件も多数のハイクラス&外資系の転職エージェント
運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
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公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種対応のハイクラス向け求人 |
エリア・拠点 | 全国/海外(拠点は東京・大宮・横浜・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・広島・福岡) |
株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営するミドルクラス・ハイクラス向けの転職エージェントが、JACリクルートメントです。30代以上のキャリアアップを目指すWebマーケターに向いています。案件の質の高さが群を抜いており、国内最大手の転職エージェントにも負けない手厚いサービスです。
こちらのエージェントはそれぞれが受け持ちの企業を専属で持っています。それゆえ、どのエージェントも企業情報には非常に精通しています。職場の実際の雰囲気や、昇進や昇給の仕組みなどの内部情報を手に入れることも可能です。
doda X|ハイクラス転職エージェント
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda-x.jp/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種対応のハイクラス向け求人 |
エリア・拠点 | 全国/海外 |
すでに紹介したdodaを運営するパーソルキャリア株式会社は、ハイクラス求人専門の転職エージェントとして、doda Xも運営しています。
Webマーケティング求人に特化しているわけではありませんが、dodaという国内トップクラスの転職サイトによって培った知名度と多数の企業との関係を生かし、Webマーケティング業界の優良求人を多く扱っているのが特徴です。
高年収の非公開求人も豊富です。年収800万円~2,000万円のWebマーケティング求人がそろっています。なお、登録するだけで、現時点の経歴とスキルで挑戦できる求人を紹介してくれる無料サービスが付いています。
ランスタッド|Webマーケティング案件多数の外資系転職エージェント
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
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公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
案件の種類・数 | 全業種/職種幅広く対応。外資系企業に強い |
エリア・拠点 | 全国/海外(拠点は全国29か所) |
オランダに本社を置くグローバル企業、ランスタッドが運営する、世界最大クラスのハイクラス向け転職エージェントです。
50年以上にわたって世界中でサービスを展開しているだけあって、外資系企業の転職には圧倒的な強みを持っています。1,000万円以上の年収のハイクラス求人も多いです。Webマーケティングなど、職種別で絞って検索できます。
外資系企業からの求人なので高い語学力が求められますが、スキルが高い人であればかなり利用しやすいでしょう。
エンワールド・ジャパン|外資系のWebマーケティング転職案件が多い転職エージェント
運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
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公式サイト | https://www.enworld.com/ |
案件の種類・数 | 外資系・グローバル企業の求人中心 |
エリア・拠点 | 全国 |
エンワールド・ジャパン株式会社によって運営される、ハイクラス向けの転職エージェントがエンワールド・ジャパンです。
外資系企業や日系グローバル企業の求人を中心に、厳選された優良求人を扱っています。
エンワールド・ジャパンで公開されている求人数は1,000件程度です。大手と比べると少ないですが、どれも高年収の求人ばかりで待遇も良い、質の高い求人のみが紹介されています。実際、利用者満足度は95%という高さです。
ミドルからハイクラス向けの語学の達者な人向けのサービスですので、利用できる人は限られます。しかし、Webマーケティングの優良求人も多いので、語学に自信があり、Webマーケターとしてのスキルや実績がある方なら、有利に転職活動を進められるでしょう。
ASSIGN(アサイン)|Webマーケティング案件もあるハイクラスな若年層向けの転職エージェント
運営会社 | 株式会社アサイン |
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公式サイト | https://assign-inc.com/ |
案件の種類・数 | ハイクラス転職(20~30代中心) |
エリア・拠点 | 東京 |
株式会社アサインによって運営されるハイクラスな若年層向けの転職エージェントが、ASSIGN(アサイン)です。
20~30代の利用者が中心ですが、ASSIGN(アサイン)で転職を成功させた人たちは、新しい職場で平均800万円程度の年収を得ています。
Webマーケティング系の職種では、コンサルティングに強い特徴から、Webマーケティングコンサルタントなどの求人が多い印象です。SEOコンサルタントなどを目指す人にもふさわしい転職エージェントでしょう。
また、転職エージェントとしての特徴に、他社よりも対策に時間をかけることが挙げられます。各エージェントは皆質が高く、親身にアドバイスしてくれると評判です。
転職で人気のWebマーケティング系職種
Webマーケティングと一口に言っても、関連する職種はさまざまです。ここでは、そのなかから人気職種をいくつか紹介しましょう。
職種紹介:Webマーケティングのコンサルティング営業
Webマーケティングのコンサルティング営業とは、企業の利益を目指してWebメディアの運営を全面的にサポートする職種です。
簡単に言えば、Webに関する経営コンサルタントとなるでしょう。この種の業務に特化したデジタルエージェンシーなどの広告会社などでよく求人が見られます。
ネットビジネスが普及した現在、非常にニーズの高い職種であり、今後もその高いニーズは続いていくと予想されます。Webサイトが存在する以上、Webマーケティングのコンサルティング営業も必要とされ続けるでしょう。
職種:SEO・Web広告の運用コンサルタント
SEO・Web広告の運用コンサルタントとは、Webからの顧客の流入数アップのために、集客や売上をサポートする仕事です。
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」のことです。SEOでは、主にGoogleの検索で自サイトを表示されやすくすることを目指します。そのコンサルタントですから、クライアントのWebサイトが今よりもGoogleで上位表示されるように、最適化のための施策を考えることが具体的な仕事内容です。
そのためには、現状の課題を見つけるためにクライアントからヒアリングし、分析結果に基づいて改善点を見出す必要があります。ゆえに、コミュニケーションスキルも必要とされる職種と言えるでしょう。
職種:PR・広報担当
商品やサービスなどの情報を外部に発信するための職種がPR・広報担当です。
発信相手は、一般消費者、株主、投資家、取引先、マスコミなど多岐に及びます。広告宣伝と似ていますが、PR・広報は無償で情報を提供するのが特徴です。
これからのPR・広報担当は、世の中のコンプライアンスやセキュリティーへの考え方の変化に対応するべく、自社にとって都合の良い情報だけでなく、マイナスとなり得るような情報もしっかり発信する必要があります。適切な情報発信によって受け手に自社の商品やサービスへの理解を深めてもらい、それを集客や売上につなげていくために欠かせない職種です。
職種:データ分析担当
データ分析担当とは、データアナリストとも呼ばれる職種のことです。企業に蓄積される膨大なデータを分析し、消費者の行動パターンや今後のニーズを予測して、その結果からクライアントの課題を解決することを目指します。したがって、データ分析を担当するには、高い分析スキルや分析結果を示すための提案力が必要です。
データ分析担当は、コンサルタントタイプとエンジニアタイプの2つに分かれます。
コンサルタントタイプは、データの分析結果から、クライアントが抱える課題を解決するための具体的なコンサルティングまで行うのが特徴です。そのため、マーケティング会社やコンサルファームなどでニーズがあります。
エンジニアタイプのデータ分析担当は、分析した結果を生かして業務システムの改善や構築を行うのが主な仕事です。分析スキルだけでなく、プログラミングなどのスキルが要求されることもあります。アドテクノロジー会社やWebメディアを運営する企業で求められる職種です。
職種:マーケティングマネージャー
マーケティングマネージャーとは、Webマーケティングの責任者となる花形のポジションです。
市場の潜在ニーズを探り、それを商品化して、販売チャンネルの開拓から顧客の新規開拓まで、一連のマーケティング活動の根幹を支えます。企画、戦略策定、商品開発などからPRや広告展開まで、すべてを統括するのがマーケティングマネージャーです。
事業会社でWebマーケティング職として働くメリット・デメリット
事業会社とは、自社ブランドを持ち、商品やサービスを提供する企業を指します。
そんな企業でWebマーケティング系の仕事をすることに、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット
戦略策定からその実行まで、マーケティングに関するすべてのプロセスに携われることが事業会社でのメリットです。
どのようなターゲットにどのような価値を提供していくかなど、経営者的な発想が要求されます。小規模の会社であれば、自分が施策を起案し、それを自ら実行できるなど、マーケティング全般の経験を積めるのもメリットです。
デメリット
事業会社では、Webマーケティング専門のポジションがない場合があります。マーケティング全般を扱うことが求められるため、Webマーケティングに特化してキャリアを築いていきたいと思っても、その道が用意されていないことも予想しておかなければなりません。
また、Webマーケターの実績が、支援会社ほど評価されにくいデメリットも考えられます。
支援会社でWebマーケティング職として働くメリット・デメリット
支援会社とは、広告代理店などのような事業会社をサポートする企業のことです。
支援会社でWebマーケティング系の仕事をすることには、どのようなメリットとデメリットがあるでしょうか。
メリット
支援会社で働くメリットは、短期間でWebマーケターとしての経験が積めることです。
広告代理店に転職すれば、専業のWebマーケターとして複数の顧客とかかわります。商品やサービスの種類、また、ターゲットの違いなどにおいて、どのような施策がどのような成果を生むのかといった違いを学べる良い機会です。
デメリット
支援会社は、Webマーケターとしての専門性に磨きをかけるのに最適な半面、マーケティングの大局を学ぶ機会が得られないデメリットがあります。将来も変わらずWebマーケティングに特化したキャリアパスを目指すのならばよいですが、マーケティング全般にかかわりたいのであれば、支援会社はあまり向いていません。
Webマーケティング人材に求められるスキル・経験
Webマーケティング系の職種にはどんな人材が求められているのでしょうか。必要とされるスキルや経験をまとめました。
ディレクションスキル・経験
Webに限らずマーケティングを担当する場合、工数の算出や進行管理などが必要です。
達成すべき目標に向かって、どのようなプランを立ててどのように進行していくかを指示する、言うなればディレクションスキルが求められるでしょう。すでに高いディレクションスキルを持つ人材なら、Webマーケティング自体に豊富な実績がなくても、転職が有利になることもあります。
ツール操作スキル・経験
Webマーケティングを行うには、さまざまなツールを使いこなすスキルが必要です。
エクセルやパワーポイントといった基本ツールの操作はもちろん、WebサイトやSNSの運用に関するツールを操作する場面も訪れるでしょう。したがって、PC全般の基本的なスキルや経験に加えて、新しいツールにも積極的に触れていく必要があります。
マネジメントスキル・経験
自分が責任者の立場にないとしても、Webマーケターとしてはある程度のマネジメントスキル、および経験が求められることが多いです。
予算、スタッフの人数、時間など、あらゆるリソースは限られています。その限られたリソースをいかに効率よく管理し、目標に向けてプランを実行していくかが問われるので、マネジメントスキルは必須です。
Webマーケティング職の転職でよくある質問
最後に、Webマーケティング系職種への転職でよくある質問をいくつかまとめました。
未経験からWebマーケティング職に転職するには?
あらゆる企業がWebでの集客に力を入れ始めた現在、未経験からでもWebマーケティングに挑戦することは可能です。
しかし、企業が必要としているのは、現場ですぐに通用する即戦力の人材です。まったく経験がない状態だと転職活動は厳しいものとならざるを得ないでしょう。中途採用の場合、いくらやる気があっても、スキルや経験がないと選考段階で落とされる可能性が高いです。
それでも未経験からWebマーケティングを目指したいのであれば、デジプロやマケキャンなどのWebマーケティングスクールで学び、ある程度の知識やスキルを身につけてから挑戦することをおすすめします。なかには転職支援に力を入れているスクールもあります。仕事をしながらでもスキルを身につけることは可能です。
Webマーケティング職は20代での転職は可能ですか?
上述したように、未経験でも挑戦自体は可能です。
もちろん、有利な条件で転職するには高いスキルや経験が求められますが、まだ20代と若ければ、ポテンシャルで評価されることもあるでしょう。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、Webでの集客に力を入れ始めた企業もあることから、Webマーケティングは非常に高い需要が見込まれます。それに対して、まだWebマーケター自体が十分にいない状態です。まずは需要に供給を追いつかせようと、人材確保に努めているWebマーケティング企業も増えています。
未経験者や第二新卒の採用を積極的に展開する企業もあるので、そういう企業を狙えば、20代での転職は十分に可能でしょう。
Webマーケティング職は30代での転職は可能ですか?
20代より厳しくなるものの、30代でもWebマーケティングへの転職は可能です。
ただし、スキルも経験もない分野にチャレンジする以上、多数の困難が予測されますし、現職がある人なら、今より年収が下がることは覚悟しておかなければなりません。
Webマーケティング職の平均年収はどれくらいですか?
2021年の日本人の平均年収は、国税庁の調べによると463万円です。Webマーケティング職は、それよりも上だと考えられます。
調査元によって金額に違いはありますが、たとえばマイナビエージェントの調べによると、Webマーケティング系の職種の年収は平均442万円です。dodaでは、平均466万円となっています。いずれにせよ、他業種よりも平均年収は高い傾向にあります。
未経験でWebマーケティング職に転職するのは厳しいですか?
すでに述べたとおり、需要がさらに高まっていくと予想される業界ですので、未経験からでもWebマーケティング職に転職すること自体は可能です。
ただし、人によっては厳しいことも覚悟しておかなければなりません。若ければまったくの未経験でも採用してくれるところは見つかりますが、そうでないならスクールなどに通い、自身である程度のスキルを身につけたうえで挑戦した方がよいでしょう。
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