Facebookの最高経営責任者 (CEO) であるMark Zuckerberg氏は、プライバシーに焦点を当てたコミュニケーションが、ソーシャルネットワーキングの未来の姿だと考えており、Facebook最大のメッセージングプラットフォームであるWhatsAppがその変化の中心になっている。
そして今週、WhatsAppの重要性が再び強調され、同メッセージングアプリは月間アクティブ20億人という新たなユーザーマイルストンに達した。
出典:WhatsApp
「今日現在、WhatsAppは世界中で20億人以上のユーザーをサポートしています。母親や父親は、どこにいても愛する人と連絡を取ることができます。兄弟姉妹は重要な瞬間を共有することができます。同僚は共同作業ができ、顧客と簡単につながることでビジネスを成長させることができる。かつては対面でしかできなかった私的な会話が、インスタントチャットやビデオ通話によって、遠く離れた場所からでもできるようになった。WhatsAppには多くの重要で特別な瞬間があり、われわれはこのマイルストーンに到達できて光栄である。」
上のグラフを見るとわかるように、Messengerは欧米市場で主に利用されているが、WhatsAppは現在さらに広がり、途上国市場でも勢いを増し続けている。
地域別の最も人気のあるメッセージングアプリ
これは依然として重要な課題であり、先月Facebookは、WhatsAppの主要な収益化の機会であるWhatsAppスレッドに広告を出す計画から手を引くと発表した。代わりに、Facebookは次のステップとしてショッピングに目を向けているようで、すでにWhatsAppを利用して消費者とつながるeコマースプロバイダーやツールを買収している。
もしFacebookが発展途上地域でのショッピング活動を促進することができれば、WhatsAppを今後の鍵となるコネクターにすることができるだろう。そしてもしFacebookが、Libraの暗号通貨かWhatsApp Payのいずれかを通じた資金移動を促進することができれば、WhatsAppの収益化に向けたベストな方法になるだろう。
当初、FacebookはWhatsAppのエンドツーエンドの暗号化を含むプライバシー対策を弱めるのではないかと懸念されていたが、最近になってFacebookはこのアプローチをさらに強化した。
WhatsAppは発表の中で同じスタンスを繰り返している。
「現代生活には強力な暗号化が不可欠です。私たちは安全性について妥協しないでしょう。なぜならそれは人々を危険に晒すからです。さらに保護を強化するために、最高レベルのセキュリティ専門家と協力し、業界をリードするテクノロジーを使用して悪用を防止するとともに、プライバシーを犠牲にすることなく・・・省略」
Facebookが所有するアプリに毎日実際にログインしている人の数を考えると驚くだろう。
この数字はあまりにも頻繁に繰り返されるため、インパクトを失ってしまうが、Facebookのアプリ群全体では、現在約22億6000万人-全世界人口の30%近くが交流している。
また、人口の約26%が15歳未満であり、世界の人口の40%がインターネットにアクセスできないことを考えると、その数字は驚異的である。Facebookの過去に例を見ないリーチは実に驚異的であり、それ自体が大きな成果である。
WhatsAppはその重要な部分である。そして、新たな機会が訪れることで、同社は今後さらに大きなプラットフォームになりそうだ。
【参考】