本記事では、SEOで重要な「タイトルタグ(titleタグ)」の重要性や効果的な書き方について徹底的に解説していきます!
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タイトルタグ(titleタグ)とは
タイトルタグ(titleタグ)とは、WebサイトやWebページにタイトルをつけるためのHTMLタグです。
タイトルタグ(titleタグ)は、Webページのheadタグ内に、以下のようにHTMLで<title></title>で記述します。
<title>【2023年】Webマーケティングのおすすめ本21選【独学・初心者に最適】</title>
タイトルタグ(titleタグ)で記述されたタイトルは、さまざまな場面で見かけることがあります。
- 検索エンジンによる検索結果
検索エンジンで検索した場合、タイトルタグ(titleタグ)が大きく表示されます。
- Webページ表示時のブラウザ上部タブ
Webページを表示させている場合、ブラウザ上部にあるタブに記載されます。
- ブックマーク追加・登録時
ブックマークに追加・登録する場合、Webページのタイトルが記載されます。
- SNSでシェアする場合
SNSでWebページをシェアする場合、Webページのタイトルが記載されます。
タイトルタグ(titleタグ)は、Webページ閲覧者にどんな内容が書かれているかを知らせるための短文(タイトル)です。
タイトルタグ(titleタグ)のSEOでの重要性
タイトルタグ(titleタグ)は、SEOでの重要性が非常に高いです。
タイトルタグ(titleタグ)は、Google検索エンジンとWebページ閲覧者に向けて、どのような内容が書かれているかを知らせる目的があります。
- Google検索エンジン
タイトルタグ(titleタグ)をもとに、どのような内容のWebページなのかを検索結果に反映させる - Webページ閲覧者
タイトルタグ(titleタグ)をもとに、目的の内容が書かれているWebページを探す
Webページ閲覧者は、Web上で表示されたタイトルを見ることにより、求めている内容のWebページをいち早く見つけやすくなります。
ページビューを増やすためには良いタイトル作りが欠かせません。
タイトルタグ(titleタグ)のSEOでの役割は、Webページ閲覧者に自社サイトを訪問してもらうための入口です。
タイトルタグ(titleタグ)とh1タグの違い
タイトルタグ(titleタグ)とh1タグはまったく違うものです。
おおきく違うのは、記述するタグとWeb上の表示です。
記述するタグによる違いは、以下のようになります。
- タイトルタグ(titleタグ)
Webページ内のheadタグ中に<title></title>で記述する
(Webページのタイトルとして使う) - h1タグ
Webページ内の記事中に<h1></h1>で記述する
(Webページの見出しとして使う)
Web上の表示による違いは、以下のようになります。
- タイトルタグ(titleタグ)
検索結果とWebページに表示される - h1タグ
Webページ内に表示される
Webページにタイトルを設定する場合、タイトルタグ(titleタグ)を使用するケースが多いです。
タイトルタグ(titleタグ)の適切な文字数
タイトルタグ(titleタグ)には適切な文字数があります。
適切な文字数といっても諸説あり、もっとも正しい文字数ははっきりと解明されておりません。
しかし、多くの場合は「おおよそ32文字が適切な文字数」といわれています。
タイトルタグ(titleタグ)の適切な文字数が32文字である理由は以下のとおりです。
- 検索結果で表示されるタイトルの文字数が、最大30~32文字であるため
- 33文字以降は、Webページ閲覧者の目に触れる機会がほぼないため
おおよそ32文字であれば、タイトルすべての文字数が表示されることが多いです。
Google検索エンジンでは、33文字を超えた文字についてはほとんど表示されません。
適切な文字数の良いタイトル例
適切な文字数の良いタイトルであった場合、以下のように表示されます。
タイトルの全容がはっきりとわかるだけでなく、サイト名まで表示に収まっており見た目もキレイです。
引用元:https://retty.me/area/PRE13/ (Google検索結果より)
文字数超過による検索順位への影響
Google検索してみると、検索順位が低いWebページに共通する特徴があります。
- タイトル文字数が適切ではない
- タイトルがまとまっておらず、Webページ内容を把握できない
例外として、検索表示でタイトルが途切れたとしても、検索順位が上位表示されるケースも多くあります。
前半の32文字だけでWebページ閲覧者が内容を把握できれば、SEOの効果は発揮されると考えられます。
ただし、33文字を超過した文字については、検索結果の表示上ではまったく意味をなさない文字であることに変わりありません。
また、1番伝えたかった単語や文章が途切れてしまうと、どういった内容の記事かまったくわからないタイトルになってしまいます。
Google検索結果でタイトルを確認することも重要
タイトルタグ(titleタグ)は、32文字以内で誰でもはっきりとわかる内容にしなければ、Webページ閲覧者が理解できません。
自社のWebページがGoogleにインデックスされたら、以下の項目をチェックしましょう。
- タイトルが途切れていないか
- 見やすくわかりやすいタイトルになっているか
検索結果で表示されたタイトルは、直接自身の目で確認することも重要です。
タイトルタグ(titleタグ)の5つの効果的な書き方
タイトルタグ(titleタグ)を記述するということは、Webサイト運営者にとって以下のような目的があります。
- Google検索エンジンにインデックス(登録)させる
- Webページ閲覧者にWebページ情報を端的にわかりやすく伝える
タイトルタグ(titleタグ)を設定する際は、これらを意識しないと十分なSEO効果を得ることはできません。
良いタイトルと質の高いWebページ内容であれば、Google検索エンジンで上位表示される可能性も高くなります。
タイトルタグ(titleタグ)の効果的な書き方について解説します。
タイトルの先頭に狙うキーワードを含める
タイトルタグ(titleタグ)は、なるべくタイトルの先頭に狙うキーワードを含めるとSEOに効果的な書き方になります。
タイトルの先頭に狙うキーワードを含めたほうが良い理由は、以下のとおりです。
- Google検索エンジンクローラーが見つけやすい
Google検索エンジンクローラーは、最先端の高度なプログラムによって高速で動作しさまざまなWebページを検索しています。キーワードは後方よりも先頭にあったほうが検索エンジンも見つけやすいです。 - Webページ閲覧者が見つけやすい(わかりやすい)
Webページを見ている人間の目の動きの特徴として、「左から右へ流れるように見る」といった習性があります。
ただし、タイトルの後方に狙ったキーワードを含めても、検索順位で上位表示されるケースも多く見ることはあります。
この場合はさまざまな要因が重なって上位されることが多いです。
たとえば、Webサイトそのものの評価が高い場合、Webページに多くの被リンクが集まっている場合、などです。
Webマーケティング初心者のうちは、あとで分析・調査しやすいように、狙うキーワードをタイトルの先頭に含めるのがおすすめです。
狙うべきキーワード数は最大3つまで
タイトルタグ(titleタグ)で狙うべきキーワード数は、多く含めすぎるとSEO効果が下がってしまいます。
タイトルに狙うキーワードをたくさん詰め込みすぎると、タイトルとWebページ内容の相関性が低くなりがちです。
- タイトルタグ(titleタグ)に含めるキーワード数は最大で3つまで
Webページ閲覧者は、求めている内容を期待しながら、タイトルをクリックしてWebページ訪問します。
もしタイトル内容とWebページ内容におおきなズレが生じていたら、Webページ閲覧者が求めているニーズとうまくマッチングしなくなります。
タイトルとWebページ内容がブレないように、なるべく狙うキーワードは3つまでに絞るべきです。
Webページ閲覧者がクリックしたくなるタイトルにする
タイトルタグ(titleタグ)は、Webページ閲覧者がクリックしたくなるようなタイトルの書き方にするとSEOに効果的です。
Webページ閲覧者がクリックしたくなるタイトルにするには、いくつかポイントがあります。
- 具体的な顧客イメージ(ペルソナ)を設定する
性別、年齢、趣味、職業など顧客イメージを細かく想定 - タイトル内容の具体性を高める
数字を入れる、結論を書く、理由を書く など - 期待したくなるタイトル
最新情報、見ないと損、売れてる人気商品 など
良いタイトルを作るには、Webページ閲覧者が求めていることを想定しながら考えます。
Webページのタイトルは、より具体性を高めることにより、Webページ内容のニーズにマッチしたWebページ閲覧者がクリックしやすくなります。
ライバル記事のタイトルを研究する
Webページ閲覧者は、Googleなどの検索エンジンでキーワード検索すると、さまざまなサイトのタイトルを目にすることになります。
そこで重要なのが、タイトルでライバル記事との差別化を図ることです。
自社サイトのWebページタイトルに、他社サイトとの違和感や優位性があればあるほど、Webページ閲覧者はクリックする可能性が高くなります。
たとえば以下のような例があります。
- 「ランキングベスト5」よりも「ランキングベスト10」のほうが優位性が高い
- 「○○のプロが選んだ」→プロが選ぶと説得力がある
- 「10機種以上使ってみた」→実際に使ってみた感想はつい気になってしまう
SEOに効果的なタイトルの書き方のポイントは、ライバル記事にはない独特なタイトルにすることです。
1文字も無駄にしないタイトルをつける
タイトルタグ(titleタグ)は、適正な文字数が32文字までとされています。
文字数に制限がある以上、1文字たりとも無駄にはできません。
- Webページ閲覧者にとって必要のない情報は入れない
- 長めの文章は短い単語で小さくまとめる
これらを意識することが、良いタイトル作りのコツです。
タイトルの例文と良いタイトル作りのポイント
タイトル・効果的・書き方の3キーワードで狙ったタイトル例を紹介します。
悪いタイトルの書き方が以下のような例です。
- 「読まずにはいられない?思わずクリックしたくなるタイトルの効果的な書き方」(35文字)
冒頭の「読まずにはいられない?」だけで11文字も使っていて、文字の無駄使い。
「思わずクリックしたくなるタイトルの効果的な書き方」にしても、よく見るようなありきたりなタイトル。
良いタイトルの書き方が以下のような例です。
- 「タイトルの効果的な書き方とは?プロ直伝7つのクリック率爆アゲ術!」(32文字)
後半の「プロ直伝クリック率爆上げ術」は、「プロのWebマーケターが教える、クリック率を爆発的に上げる7つのテクニック」と書きたいところを、32文字以内で短くまとめたタイトルです。
32文字制限を考慮すると、伝えたい文章を同義語に変換するなどし、短くまとめなければなりません。
- ユーモア溢れる内容
- インパクトある内容
- オリジナル性のある内容
これらを意識し、自身が伝えたいことを短くまとめあげるのが、タイトルタグ(titleタグ)の効果的な書き方のポイントです。
タイトルタグ(titleタグ)の注意点
タイトルタグ(titleタグ)の書き方では、さまざまな注意点もあります。
タイトルとWebページ内容はかならず一致させる
タイトルは、Webページ内容と一致しなければ十分なSEO効果は発揮されません。
タイトルに目的のキーワードが含まれていれば、Google検索エンジンにインデックスはされる可能性はあります。
うまくいけば、Google検索エンジンで上位表示されます。
しかし、Google検索エンジンをうまくダマせたとしても、Webページ閲覧者はダマすことはできません。
タイトル作りの重要なポイント
- Webページ内容に合ったタイトルをつける
- 質の高いWebコンテンツにする
タイトルとWebページ内容が一致し、さらに質の高いWebコンテンツであれば、読者満足度を高めて検索順位をおおきく上げることができます。
同じキーワードは重複させない
タイトルタグ(titleタグ)では、同じキーワードは重複させないことが基本です。
キーワードを重複させると、以下のようなデメリットがあります。
- SEO効果が下がる
- 文字数の無駄遣い
同じ単語を何度も使いまわしたところで、文字数の無駄使いでしかありません。
Webページ閲覧者が、Webページ内容を理解するのに同じキーワードは2つも必要ありません。
タイトルタグ(titleタグ)には、同じキーワードを2つ以上入れないように注意しましょう。
設定したタイトルタグ(titleタグ)と検索結果の表示が違うのはなぜ?
ときどき、設定したタイトルタグ(titleタグ)と検索結果が違って表示される場合があります。
タイトルタグ(titleタグ)に何らかの問題があった場合、Googleが自動的にタイトルを生成してしまう事象です。
たとえば、以下のような問題があった場合に、タイトルタグ(titleタグ)と検索結果の表示が違ってしまうことがあります。
- タイトルの文字数が33文字以上
- タイトルタグ(titleタグ)のHTML記述が間違っている
- タイトルにGoogleが識別できない文字が含まれている
- キーワードを重複して使用されている
- 自社Webサイトまたは他社Webサイトでのページ重複
なぜタイトルタグ(titleタグ)と検索結果の表示が違ってしまうのかをくわしく解説します。
タイトルの文字数が33文字以上
タイトルの文字数が33文字以上の場合、設定したタイトルタグ(titleタグ)と検索結果の表示が違います。
たとえば、以下のように適切な文字数になっておらず、表示が途切れてしまうケースです。
タイトルの末尾に「…」と表示されているのは、適切な文字数を超過していることを示します。
タイトルタグ(titleタグ)のHTML記述が間違っている
タイトル(titleタグ)のHTML記述が間違っていると、設定したタイトルタグ(titleタグ)と検索結果の表示が違います。
よくある間違いとして、タグの文字抜けがあります。
- <titl> ←eが抜けている
- <title><tilte> ←終了タグの/(スラッシュ)がない
気をつけなければならないのは、HTMLとCSSでいちから自作した完全オリジナルのWebサイトです。
タイトルにGoogleが識別できない文字が含まれている
タイトルにGoogleが識別できない文字が含まれていると、設定したタイトルタグ(titleタグ)と検索結果の表示が違います。
たとえば、絵文字や特殊文字は基本的にGoogle検索結果で表示されないようになっています。
ただし、Google検索エンジンで関連性が判断された場合、例外として絵文字や特殊文字が表示される場合もあります。
よほど必要な場合でなければ、絵文字や特殊文字は使用しないことをおすすめします。
キーワードが重複して使用されているタイトル
キーワードが重複して使用されていると、設定したタイトルタグ(titleタグ)とは違った検索結果が表示される場合が多いです。
ごくまれにGoogle検索エンジンは、Webページ内の情報を使ってタイトル内容を自動で変更する場合があります。
とくに、キーワードを重複して使用されているタイトルは、Google検索エンジンによってタイトルを書き換えられる可能性があります。
実際、Google検索してみると重複キーワードのタイトルを目にすることはほぼありません。
自社Webサイトまたは他社Webサイトでのページ重複
自社Webサイトや他社Webサイトでページが重複した場合、設定したタイトルタグ(titleタグ)と違った検索結果が表示される可能性が高いです。
Google検索エンジンでは、原則としてコピーしたWebページは禁止されています。
コピーされたWebページは、Google検索エンジンアルゴリズムで以下のように処理する場合が多いです。
- Googleで勝手にタイトルを変更する
- WebページがGoogleにインデックスされない
- Webページの順位が大きく下落する
コピーコンテンツは、WebページだけでなくWebサイト全体の検索順位にも大きく影響します。
オリジナル性の高いタイトルタグ(titleタグ)を意識することは、コピーコンテンツ・類似コンテンツだと判断されないようにする手段としても有効です。
タイトルタグ(titleタグ)の書き方テクニック
タイトルタグ(titleタグ)の設定で使える代表的な書き方のテクニックを紹介します。
- キャッチコピー
- カリギュラ効果
- 返報性の原理
この他にも、タイトル作りで使える書き方テクニックは多種多様にあります。
書き方の勉強と試行を繰り返すことで、良いタイトルの書き方が自然と身につくようになります。
キャッチコピー
キャッチコピーは、広告でよく使われる「うたい文句」「あおり文句」といった表現を使う技法で、キャッチフレーズともいわれます。
テレビや動画のCM、新聞広告や看板広告などでよく使われ、Webマーケティング初心者でも簡単に取り入れることができるタイトルの書き方です。
たとえば、大正製薬のリポビタンDのテレビCMで有名な「ファイト!一発!」があります。
ただし注意しなければならないのは、狙ったキーワードと相性が良いキャッチコピーでのタイトル作りが難しいことです。
カリギュラ効果
カリギュラ効果は、禁止されてしまうと逆にやってしまいたくなる人間の心理効果です。
カリギュラ効果は、人間の欲求と密接な関係にあります。
たとえば、ものすごく空腹のときに食事を禁止されたら、たいていの人は食欲を抑えるのがよほど苦痛なことです。
これをタイトルの書き方に応用すると、購買意欲が高い状態の人にあえて買ってはいけないと表現する技法です。
よくあるのは「悪用厳禁」や「閲覧注意」などです。
ただしWebページ内容は、Webページ閲覧者の期待を裏切るような内容にしてはいけません。
カリギュラ効果は使い方を誤ると、逆に効果は激減するというリスクがあります。
返報性の原理
返報性の原理は、何かをしてもらったらお返しをしないといけないと思ってしまう人間の心理効果です。
よくある例だと、スーパーの試食コーナーです。
試食したあとに何か申し訳ない気持ちになってしまい、商品を購入した経験のある人も多いでしょう。
返報性の原理をタイトルの書き方に応用すると、「無料」や「特典」をつけることです。
たとえば、「5つの特典あり」「無料モニター募集」などです。
ただし、Webライティングにおける返報性の原理は、効果テキメンというわけではありません。
顧客と直接対面していない分、効果は薄くなります。
お返しを求めるならば、お返ししてもらう内容は明示し、ハードルを限りなく下げましょう。
「クリックしてください」「無料モニターになりませんか?」などです。