人工知能(AI)はマーケティングツールとして成長を続けているが、新しい調査によると、多くのマーケターが戦略への統合を躊躇していることが明らかになった。
Advertiser Perceptions社はこのほど、300人のマーケターと広告主に、近い将来にAIをどのように活用する予定かを尋ねた調査結果を発表した。彼らの統計によると、回答者の約50%がマーケティング戦略にAIを活用する予定はないと回答している。これは、2019年4月に遡って同様の回答をしたときの36%よりも14%多い。
「AIでは、ほとんどの人がまだ有効性を実証できていない。」とAdvertiser Perceptions社のEVPであるFrank Papsadore氏は述べた。「さらに、プライバシー法やガイドラインや標準的な慣行の欠如に関する不確実性が加わると、躊躇の原因となる。」ともコメントしている。
2020年には、回答者はAIを高度な顧客セグメンテーション、メディアの選択と購入、スマートな顧客エンゲージメント、マーケティング活動の拡大、結果に応じた目標のリセットなどに活用すると予測している。
[clink url=”https://marketimes.jp/artificial-intelligence-machine-learning-media-list/”]マーケターのAI活用の現状
これは、マーケターがまだAIの可能性を最大化できていないことを示す初めての調査ではない。これまでのデータによると、マーケターはこの手のマーテック(マーケティングテクノロジー)を活用するためにまだ修練中であることが示されています。
Albert and Forrester社は「Harnessing AI’s Potential」レポートを発表しました。統計によると、AI主導のマーケティングソリューションを採用したことのあるマーケターのわずか26%が、実際にはAI自律型、つまりコラボレーション型と表現していることが示唆されている。これは、AIを操作するのではなく、AIと協働していることを意味している。
また、AIが自社のクリエイティブ開発で役割を果たすことができると答えたのはわずか39%で、追加のビジネス機能へのインサイトを提供できると考えているのはわずか34%にすぎない。
【参考】