会員登録フォームページの効果的なCTAの作り方と事例

会員登録フォームにおける効果的なCTAの作り方と事例

オンラインで顧客情報を獲得する手段として多くの企業がサインアップフォーム(会員登録フォーム)を設置しています。eコマースや会員制サイトなどでメールマーケティングを行いたい場合は、もちろんの事ですが会員数が多い事に越したことはありません。

効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)を作る上で、いくつかの重要な要素があります。その中でも一番重要なのが、「クリックしてください」というCTA(コールトゥアクション)ボタンです。

CTA(コールトゥアクション)は、会員登録において最も大きな影響を及ぼします。ユーザーがCTA(コールトゥアクション)次第で会員登録をするのか、しないのかを決めると言っても過言ではありません。Eメール購読者を増加させる際、サインアップフォーム(会員登録フォーム)におけるCTA(コールトゥアクション)が、Webサイト訪問者をEメール購読者に誘導できるかが決定します。

本稿では、Eメール購読者を最大化させるためのサインアップフォーム(会員登録フォーム)上でのCTA(コールトゥアクション)最適化手法をご紹介します。

何が良いサインアップフォーム(会員登録フォーム)のCTA(コールトゥアクション)を作るのか

効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)を作ることはあなたが考えているよりもずっと簡単です。ここでは、サインアップフォーム(会員登録フォーム)のCTA(コールトゥアクション)を作る際に意識するべきいくつかのベストプラクティスをご紹介します。

ボタンサイズ

CTA(コールトゥアクション)ボタンのサイズはWebサイト訪問者をEメール購読者へ誘導するための要素として大きく影響します。今現在あなたが運営しているWebサイトのCTA(コールトゥアクション)ボタンはすぐに認識できますか?テキストなどはもっての外です。Webサイトにもよりますが、多くの人はモバイル上であなたのWebサイトのCTA(コールトゥアクション)を見ていることでしょう。PCの小さなカーソルではなく、カーソルの代わりに指を使ってモバイルを操作していることを意識してください。

ボタンカラー

カラーは、ユーザーがサインアップ(会員登録)するかどうかに、潜在的な影響を大きく及ぼします。赤いボタンは最もコンバージョンする傾向があり、次に緑と続きます。しかし、大前提としてブランドと一致しているカラーを使用する事を意識してください。Webサイトの全体と合わないカラーの使用は推奨できません。またボタンを目立たせるために、全体のカラーと対象のカラーを利用すると良いでしょう。

文の長さ

CTA(コールトゥアクション)ボタンの文章は短く読みやすいものにしましょう。Webサイト訪問者が文章を読むのに時間を要したり、文章自体が読みにくい際、会員登録への行動喚起が弱まります。長さ20文字未満でCTA(コールトゥアクション)の文章を記載してください。

ボイス&トーン

CTA(コールトゥアクション)ボタンは、あなたの全体的なブランドボイスとトーンで設計しなければなりません。

あなたの理想的なユーザーを考慮してください:
・CTA(コールトゥアクション)に対してユーザーは、どのように応えますか?
・CTA(コールトゥアクション)は、ユーザーにどのように感じさせますか?

ここで重要なのは、ありきたりなCTA(コールトゥアクション)で会員登録を促すのではなく、できるだけ個性的な文章でユーザーの行動喚起を図りましょう。

記述言語

CTA(コールトゥアクション)コピーを表現する方法は、Webサイトの訪問客を会員に変えるのに重要な影響を及ぼします。

CTA(コールトゥアクション)ボタンのテキストは、下記の2つのアプローチのうちの1つを検討してください: 新しい会員登録ユーザーが何を享受しようとしているか、または、マーケター自身が彼らにどんな行動をすることを望むかをしっかりと表現しましょう。

最初のアプローチについて話しましょう:コピーはユーザーが享受しようと思っているものに関連していること。

例えば、無料のeBookを提供しているならば、会員登録するために、「私にeBookを送ってください!」と、あなたのCTA(コールトゥアクション)ボタンを記載する方法です。

これは、無料のコンテンツを提供する代わりにユーザーの情報を下さいと誘導しています。 しかし、「無料」というキーワードを使用することは、必ずしも良いとは限りません。無料というキーワードを使用した時、していない時でA/Bテストなどを行い自身の運営するWebサイトにおいてはどちらを採用した方が効果的か見極めるという作業も必要です。

2つ目のアプローチについて話しましょう: Webサイト訪問者がどのような行動をすることを望むか関連していること。よく見かける 「ここをクリックする」というフレーズまたは類似したCTA(コールトゥアクション)文は否定的に働く場合があります。

実際のところ、米国サイトのCopyBloggerが実施したテストでは、ブログ内において「続けるためにクリックする」のCTRは3.3%、「記事の続きを読む」のCTRは8.53%と前者と比較して倍以上の効果が見られました。

1人称の表現

「私に」や「私の」などの1人称キーワードを使用する事で、自分自身に問いかけられている感覚を感じる度合を促す事ができます。まるでユーザー、1人ひとりのために問いかけられているように感じさせる事ができ、会員登録の行動を促進します。

AWeber社のテストでは、「私に」や「私の」などの所有語を利用する事でCTA(コールトゥアクション)のコンバージョンが増加する事がわかっています。
1例を挙げるとCTA(コールトゥアクション)ボタン上で、所有語を使用した場合、クリック数が90%を増加しました。

Oliガードナー社のテストにおいても、前述と同じようにクリックが増加しました:
「私の無料eBookをダウンロードする」、「あなたの無料eBookをダウンロードしてください」で大きくCTRに差が出ました。前者の所有語を使用したCTA(コールトゥアクション)文においては12.76%のCTR、「あなた」を使用したCTA(コールトゥアクション)文においては8.85%のCTRという結果でした。

緊急性

潜在的な会員登録ユーザーに緊急性を提示する方法があります。商品やサービス、無料コンテンツなどを一定の短い期間で提供するというアプローチは会員登録ユーザーを増加させるために効果的です。オンラインセミナーまたはコースを提供しているならば、限られた席が埋まってしまうかもしれないという緊急性をCTA(コールトゥアクション)文で表現してください。
または、商品やサービスで割引または特別な価格設定を提供しているならば、時間制限を表示して緊急性あるCTA(コールトゥアクション)を作ってください。

排他性

排他性を利用したCTA(コールトゥアクション)で多いのは「初回申し込みに限り〜」などでしょう。特別感を感じさせるCTA(コールトゥアクション)文やキャンペーンを提供してください。料金なのか、回数券なのか様々なキャンペーンコンテンツが考えられるでしょう。最も効果が高いのが「初回限定」と言われています。出来る限り、初回限定のキャンペーンを設定してください。

効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)のCTA(コールトゥアクション)事例

本稿で紹介したサインアップフォーム(会員登録フォーム)を最適化するための要素を盛り込んだ事例を紹介します。米国サイトの事例になりますが、サインアップフォーム(会員登録フォーム)の重要な構成要素をどのように使用として参考にしてみてください。

TOMS

最初の効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)のCTA(コールトゥアクション)事例は米国企業のTOMSです。

Webサイトへ訪問した際、下記のようなポップアップが現れます。会員登録をしたら次の商品購入で10%の割引が受けられるという対価を提示したサインアップフォーム(会員登録フォーム)です。

 

このサインアップフォーム(会員登録フォーム)の何が効果的なのか?

サイズ:
ボタン自体が非常に大きく、全てを大文字のテキストで表現する事で大規模な演出を表現しています。(日本では大文字などはありませんが、出来る限り短文でサイズの大きいキーセンテンスを記載すると良いでしょう)。ボタンも押し間違えるといったことはないでしょう。

長さ:
彼らは、17文字(目標の40文字未満なので良い)のテキストで表現されています。

ボイス&トーン:
TOMSがここで選んでいるボイスとトーンはユーザーにインスピレーションを与えています。日常的にブランド認知を徹底しているTOMSにおいてはブランドとサインアップフォーム(会員登録フォーム)には統一感があります。

排他性:
10%割引を提供する事で、初回購入をするかしないか迷っているユーザーへの登録を促す事ができます。

Marie Forleo

次の事例は、起業家、作家として活躍するMarie ForleoのWebサイトです。Marieは、彼女のWebサイト訪問客にユーザー自身が夢を達成するための単純な方法を学ぶのに役立つ無料のオーディオを提供しています。
CTA(コールトゥアクション)をチェックしましょう:

会員登録フォーム例3

このサインアップフォーム(会員登録フォーム)の何が効果的なのか?

サイズ:
CTA(コールトゥアクション)ボタンのサイズは大きいとは言えませんが、見つけやすく、クリックするのが簡単です。

長さ:
CTA(コールトゥアクション)文の長さは10文字で、とても短かく読みやすいです。

カラー:
薄いグレーと対照的と言えるブラックを利用することで良いコントラストが生まれています。ユーザーは違和感なくCTA(コールトゥアクション)文を読む事ができます。

Nerd Fitness

健康になるための情報提供を行っているメディア「Nerd Fitness」は、ビルボードイメージに会員登録フォームを設置しており、無料のeBookを対価として顧客情報の提供を呼びかけています。

会員登録フォーム例

このサインアップフォーム(会員登録フォーム)の何が効果的なのか?

 

サイズ:
ボタンサイズ自体は小さいですが、モバイルでタップする際は非常に簡単にタップする事ができます。

長さ:
わずか7文字の短いCTA(コールトゥアクション)テキストです。

ボイス/トーン:
CTA(コールトゥアクション)コピーは明確なブランドボイスを表現し、理想とするユーザーへ向け最適かつ、関連あるメッセージを届けています。

排他性:
Webサイトに訪問したユーザー自身が独占的なVIPグループの一員であるように、「私は、参加します!」というフレーズを使用することで帰属意識を醸成します!

Not Your Average Runner

最後に、Not Your Average Runner(ランニングをする事で体や心の健康を手に入れるための情報を提供しているWebサイト)をご紹介します。Webサイトではランニングにおける最適な6週間のトレーニングプランを対価に顧客情報の提供を求めています。

会員登録フォーム例

 

サイズ:
CTA(コールトゥアクション)ボタンは大きく、目立つように作られています。

長さ:
30文字以内と適切なテキストの長さで記載されています。

カラー:
白い背景に合うコントラストであるピンクのボタンを配置しています。
さらにピンクはWebサイト全体のテーマカラーであるため統一感を演出することができています。

記述言語:
顧客情報を入力してクリックするとユーザー自身が何を得るのかがテキストで明確に記述されています。

1人称:
1人称を使用しています。「私のトレーニングプランを送る」。トレーニングプランに対して所有感を与えるテキスト文をCTA(コールトゥアクション)文に記載しています。

効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)を作りましょう

効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)を作ることは難しい事ではありません。少しの顧客視点とノウハウがあれば誰でも、効果的なサインアップフォーム(会員登録フォーム)を作る事ができます。サインアップフォーム(会員登録フォーム)を構成する場合、各部分に理由付けをしましょう。理由なき要素をサインアップフォーム(会員登録フォーム)に入れることが一番の問題です。判断が付かない場合はA/Bテストなどを活用して最適なサインアップフォーム(会員登録フォーム)を目指しましょう。

参考(紗訳)

How to Create a Winning CTA(コールトゥアクション) on Your Sign Up Form – AWeber Blog

 






MARKETIMES編集部

MARKETIMES編集部

MARKETIMESを運営する編集部。国内や海外のデジタルマーケティング情報を中心にノウハウや事例、調査データなど幅広くご紹介しています。

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