Googleは、ゲスト投稿を掲載しているサイトを厳しく取り締まろうとしているのかもしれない。不自然なアウトバウンドリンクのペナルティに関しての報告がある。
目次(クリックしてジャンプ)
アウトバウンドリンクのペナルティ
アウトバウンドリンクのペナルティは、ウェブサイトに対する手動アクションである。今回報告されたケースでいうと、あるサイト運営者のサイトにおいて、リンクしているサイトへGoogleがページランクの評価を渡していないかもしれないという。
ゲスト投稿に対してGoogleが手動対応
今回の報告によると、手動対応のメールには次のように書かれていた。
「あなたの記事の一部がゲスト投稿であることがわかりました。…アウトバウンドリンクに対するあなたの権限を無効にしました。送信リンクをnofollowに設定し、レビューリクエストを送信してください。」
さらにいうと、このケースだけではない。他にも、ゲスト投稿に対する手動対応がGoogleから報告されている。
[clink url=”https://marketimes.jp/guest-post-seo-link-building/”]Googleは「ゲスト投稿記事」それとも「有料のゲスト投稿記事」をチェックしているのか?
1つ疑問なのは、Googleがゲスト投稿記事に対してや有料のゲスト投稿記事に対して、あるいは最適化が過剰なゲスト投稿記事に対して、手動対応をしているかどうかだ。
Googleから送られてきた警告メールには、この手動アクションは有料ゲスト記事に関するものだと書かれている。
同サイトでは、ゲスト投稿を受け付けるとは記載されていないという。
また、アウトバウンドリンクは、キーワードに最適化されたアンカーテキストではなく、ブランド化されたアンカーテキストのみを使用していると述べた。
過去四ヶ月の間、今回紹介しているケースのサイトには15のゲスト記事しか投稿されていない(平均して1週間に1人のゲスト投稿)。
興味深いのは、Googleの問題ページの例では、記事中の5つのアウトバウンドリンクのうち、1つのゲスト投稿を正確に特定していたことだ。
つまり、Googleはどのリンクがゲスト投稿者に利益をもたらしているかを正確に把握することができるのである。
Googleからの公式声明はない
この記事を書いている時点では、Googleから正式な発表はない。
Google Webmaster TrendsのアナリストであるGary Illyes氏は、特定の対応については知らないとツイートした。
しかし、Webmaster Trends Analystは検索エンジニアではないので、検索側で起きていることすべてを知ることは期待できない。
たとえば昨年Webmaster Trendsチームは、Googleが何年も前にRel/Nextリンク属性を使わなくなったことを遅ればせながら発見した。しかし、ジョン・ミューラー氏は、使われていなかった期間に廃止されたリンク属性の使用を推奨しており、Google自身の開発者ページもそれを推奨していた。
ゲスト投稿を受け入れ続けるべきか?
Googleの手動リンク警告では、サイト運営者に対し、ゲスト記事に埋め込まれた有料リンクにnofollow属性を追加するよう求めている。ゲスト投稿を受け入れたり、ゲスト投稿の公開を求めたりするのは何も悪いことではなく、有料リンクがあるなら、スポンサーリンクにnofollowリンク属性を必ず追加すべきである。
現時点では、少なくともGoogleが正式な発表を行うまでは、nofollowリンク属性を持たないゲスト投稿を公開することは危険かもしれない。
Googleのメールには報酬についても書かれている。したがってGoogleの最大の目的は、検索結果に人為的に影響を与える有料リンクを排除することかもしれない。
【参考】