製造業BtoB企業向けに独自開発した唯一のマーケティングオートメーションツール「MRC」を展開する株式会社マーケライズは、製造業界の営業・販促活動におけるコロナ禍の影響に関する調査を、2020年8月に実施した。
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業績への影響:77.2%の製造業が「マイナスの影響」と回答、「変わらない」と回答は15.9%
「新型コロナウイルス感染症の蔓延で、業績にはどのような影響がありましたか」の質問に対し、77%が『マイナスの影響を受けた』と回答した。
一方で、4%は『プラスの影響を受けた』、15%は『変わらない』と回答。『その他 (3%)』の中には、「今は大きなマイナスはないが今後が不安」「来年の業績に影響が出る」といった声もあり、全体の約80%が業績へのマイナス影響を実感している状況といえる。
営業・販促への影響:マイナス影響は「展示会の延期/中止」 「商談数(オンライン含む)の減少」
「新型コロナウイルス感染症の蔓延により、営業・販促面でマイナスの影響を受けたもの(複数回答)」については下記の通り。
92%が『展示会の延期/中止』、74%が『商談数(オンライン含む)の減少』と回答し、コロナ禍による社会変化が営業活動に著しく影響を及ぼしている事が判る結果となった。
また、『新製品の発売延期(13%)』や、『その他(9%)』では「商談の長期化」「製品導入の見直し・開発の延期」というコメントも見られたという。
2月~8月で実施した取り組みは、「商談・会議のオンライン化」や「メールマーケティング強化」など
86%が『商談・会議のオンライン化』を実施、次いで『自社Webサイトの改修・見直し(52%)』 『メールマーケティングの強化(41%)』『Webセミナーの開催(36%)』と、デジタル対応の内容が多く見られた。
29%は『社内の営業・販促の体制変更/見直し』と回答、『その他(3%)』においても「注力製品の変更」「製品開発の積極化」といった生産体制に関するコメントも見られた。
アンケート調査で見えてきた「営業・販促面での具体的な影響」
- 対面での商談が出来ず、実際に商品を手に取って見てもらえるチャンスが無くなった
- 試作製品を納入したが、納入先がテレワークのため製品の評価ができず、次のステップに進めない
- 展示会が中止となり、潜在顧客のニーズ等の情報収集が難しくなっている
- 年内の展示会が全てなくなり、既存客以外へのアプローチが難しくなった
【プレスリリース】