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【実体調査】データサイエンティストの平均年収、必要条件(技術・スキル)、業種・業界から分かる採用要件とは?

【実体調査】データサイエンティストの平均年収、必要条件(技術・スキル)、業種・業界から分かる採用要件とは?

アスタミューゼ株式会社は、研究職、技術職、開発職、専門職などの理系プロフェショナル※を中心とした採用プラットフォーム「転職ナビ」「SCOPE」を提供している。

また最新技術や研究、特許情報、企業情報など世界最大級のイノベーションデータベースを活用し「2025年の成長領域136分野」「解決すべき社会課題105」を独自で定義している。

以下、リリース詳細:

理系プロフェッショナルの採用を行う「転職ナビ」約400サイトおよび「SCOPE」に掲載されているアスタミューゼが保有する約60万件の求人データから、昨今、最も採用要件の定義が難しいと言われる職種の一つである「データサイエンティスト」の採用要件を可視化しました。
※理系プロフェッショナル:研究職、技術職、開発職、専門職を中心とした当社サービスの会員

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<調査概要>
調査実施期間:2019年2月1日~2020年1月31日
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【データサイエンティストの平均年収 下限:466.3万円/上限:844.7万円】
データサイエンティストの求人票における年収(下限)の平均は466.3万円であった。ボリュームゾーンとしては、400万円~450万円(29.7%)、500万円~550万円(19.8%)が多い。
国税庁が発表する日本の平均年収429.6万円からすると、それを上回る結果となった。
(参照:国税庁 平成30年分民間給与実態統計調査結果について)
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm

また年収(上限)の平均は844.7万円であり、年収1000万円が最も大きなボリュームゾーンで24.8%である。また800万円以上で67.3%を占めており、スキルや経験によっては年収はかなり高い。

【データサイエンティストの募集職種:マーケティングからメーカーまで幅広い】
「インターネット・広告・メディア」「コンサルティング・リサーチ」「IT・通信」「機械・電気」が10%を超えている。上位は、いわゆるデジタルマーケティングの業種が占めている。

また「機械・電気」といったメーカーも増えている。さらに、昨今、話題の多いFinTechの「金融」から「素材・化学・食品」「医薬品・医療機器」「建設・プラント・不動産」「小売」といったマーケティングや広告関連ではない他分野からの採用が多くなっている。

【データサイエンティストの必須条件:SQL、英語、Python、機械学習・深層学習・AI】
必要条件として頻出する単語を抽出し、5%以上のものを抜粋した。上位は「SQL」34.3%、「英語」30.5%、「Python」23.8%、「機械学習・深層学習・AI」21.9%、「R」21.0%であった。

必要条件を見ていくと、「Exce」lや「Access」などの基本的なデータ分析は大前提であり、「SQL」がトップでほぼ必須となっている。「英語」は一般的なビジネスパーソンと同様に高い。プログラミング言語は「Python」が中心で、さらに「機械学習・深層学習・AI」のスキルも重要視される。また「プロジェクトマネジメント」が6.7%と上がっており、組織やプロジェクトを統率できる能力も一部では必要のようだ。

【募集企業の平均年齢36.2歳/事業規模は、大企業が中心】
データサイエンティストを募集する企業の平均年齢は36.2歳と比較的若い。
また従業員規模は、平均7,336名、資本金は28,460百万円と、大企業が中心となっている。
(参照:東京商工リサーチ:上場企業の平均年齢は41.4歳)
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20190730_01.html

<総括>
データサイエンティストは、データだけを分析に留まらず、「SQL」は基本要件であり、「プログラミング(Python)」、「機械学習・深層学習・AI」の経験や「プロジェクトマネジメント」といったリーダーの資質も求められる。幅広い技術やスキルも求められるため、高い年収での募集が増えている。また業種は、かなり多様化しており、マーケティングのみならず、メーカーからのニーズも見受けられる。また比較的年齢層の低い企業の募集が多いが、従業員数、資本金ともに大企業も数多く採用に力を入れていることが分かる。

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【プレスリリース】