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ポッドキャストのリスナーは16%増加して1億400万人に

ポッドキャストの人口増加

  • Edison Research社とTriton Digital社が毎年実施している調査によると、スマートフォンやスマートスピーカー、車載インフォテインメントシステムでオーディオをストリーミングする人が増えたことで、米国のポッドキャストりすは今年16%増加し、1億400万人に達したという。これは、12歳以上の37%がポッドキャストを聴いていることを意味し、昨年の32%から増加している。また、回答者の75%がポッドキャストを知っていると答えており、この割合は2億1200万人に相当する。
  • スマートスピーカを所有する人の割合は、2019年の23%から今年は27%に増加し、推定7600万人に達した。音声アシスタントの首位はAmazon Alexaで、所有していると答えた人の割合は21%で、Google Homeの11%、Apple HomePodの1%を上回った。同調査によると、スマートスピーカーの所有者は現在、自宅に平均2.2台の機器を所有しており、2018年の1.7台から増加している。
  • 月に一度以上オンラインオーディオを聴く人の数は、2019年の67%から今年は68%に増加して1億9200万人になった。PandoraとSpotifyが最も人気のあるオンラインオーディオサービスで、米国の消費者の間ではそれぞれ25%の同率で、Amazon Music(14%)、Apple Music(12%)、iHeartRadio(11%)、Google Play(9%)、SoundCloud(8%)を上回った。

ポッドキャストは、さまざまなオンデマンドデバイスでオンラインオーディオを聴く機会が増えるにつれ、米国の消費者の間で受け入れられ続けている。12歳以上のスマートフォン所有者の割合は、昨年の84%から現在は85%、2億4000万人に増加し、リスナーの支持を支えている。

このフォーマットは特に若い層に人気があり、12歳から34歳までの49%がこの一ヶ月間にポッドキャストを聞いたと答えており、昨年の調査では42%だった。一方、35~54歳では40%、55歳以上では22%がポッドキャストを利用している。ポッドキャストの平均視聴時間は過去数年間、週に約6時間半で推移しており、ポッドキャストのリスナーは平均して週に約6本のポッドキャストをストリーミングしている。

この調査結果は、SpotifyやiHeartMediaなどの企業が、広告機会を増やしながらポッドキャストプログラムを拡大した理由を説明するのに役立つ。ポッドキャストの消費量が前年同期比で200%増加したと発表したSpotifyは、The Ringer、Gimlet Media、Anchor、Parcastなどの番組制作会社を買収しただけでなく、ターゲット広告に役立つリスナー情報をマーケターに提供するStreaming Ad Insertionフォーマットも開発した。IHeartMediaは、ポッドキャストリスナーにリーチしたいマーケター向けに独自のカスタム広告ネットワークを導入し、Pandoraはポッドキャスト Genome Projectを拡張して、リスナー向けによりカスタマイズされた体験を提供している。

広告主はストリーミングオーディオプログラミングに注目しており、2022年までに全オーディオ広告の4.5%を占めるポッドキャスト市場が16億ドルに達すると、調査会社WARCは予測している。IABの調査によると、昨年、メディア購入者の約75%がポッドキャスト広告を購入しており、2018年の63%から増加している。Four Seasons Hotels and ResortsやLexusなどのブランドは最近、スポンサー付きポッドキャストシリーズをローンチし、オンデマンドのリスニングデバイスを通じてリスナーにリーチしようとしている。

【参考】