株式会社ニュートラルワークスは、自社オウンドメディア作成を検討している企業のWeb担当者111名を対象に、「オウンドメディア作成」に関する意識調査を実施したので、お知らせする。
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サマリー
調査の内容
コロナ禍においてユーザーはインターネット上で情報を探す行動が活発化しており、オンラインでの問い合わせ需要が上がっている中、多くの企業がWebの情報発信に注目している。一方で、Webに精通している人材・ノウハウがない企業は効果に不満を感じることもあるだろう。
そこで株式会社ニュートラルワークスはオウンドメディア作成を検討している企業のWeb担当者に調査を実施。調査結果からオウンドメディア作成の課題や目的、費用などが明らかになった。
調査概要
調査概要:「オウンドメディア作成」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月6日〜同年12月8日
有効回答:自社オウンドメディア作成を検討している企業のWeb担当者111名
コロナ禍にオウンドメディアに注目した理由、「オンラインでの問い合わせ需要増加」(62.2%)や「オンライン上での消費者の行動の活発化」(48.6%)
「Q1.コロナ禍にオウンドメディアに注目した理由を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「オンラインでの問い合わせ需要が増加しているため」が62.2%、「オンライン上での消費者の行動が活発になっているため」が48.6%、「オンラインセールスでのリード獲得体制を構築するため」が41.4%という回答となった。
Q1.コロナ禍にオウンドメディアに注目した理由を教えてください。(複数回答)
- オンラインでの問い合わせ需要が増加しているため:62.2%
- オンライン上での消費者の行動が活発になっているため:48.6%
- オンラインセールスでのリード獲得体制を構築するため:41.4%
- アフターコロナを見据えたリード獲得のため:33.3%
- 継続的なコンテンツ制作で費用対効果が高まるため:21.6%
- その他:2.7%
- 特にない:0.0%
- わからない:1.8%
「人員削減にともなう、非対面での機会創出」、「幅広く潜在顧客に接触できる可能性があるところ」などの理由も
「Q2.Q1以外にコロナ禍にオウンドメディアに注目した理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「人員削減にともなう、非対面での機会創出」「幅広く潜在顧客に接触できる可能性があるところ」など52の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
- 42歳:人員削減にともなう、非対面での機会創出。
- 46歳:幅広く潜在顧客に接触できる可能性があるところ。
- 40歳:使いやすいため。
- 27歳:セールス感があって面白いから。
- 54歳:広告費を削減できる。
- 30歳:時間に余裕ができた。
- 30歳:利用者が増えているので。
- 34歳:使いやすくて魅力的。インパクトがある。斬新な感じ。
オウンドメディアを作成する際の課題、「参考にするオウンドメディアの事例が見つからない」が50.5%
「Q3.これからオウンドメディアを作成するにあたり、課題を教えてください(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「参考にするオウンドメディアの事例が見つからない」が50.5%、「参考にすべきオウンドメディアがわからない」が41.4%、「顧客が好むコンテンツ作成が難しい」が41.4%という回答となった。
Q3.これからオウンドメディアを作成するにあたり、課題を教えてください(複数回答)
- 参考にするオウンドメディアの事例が見つからない:50.5%
- 参考にすべきオウンドメディアがわからない:41.4%
- 顧客が好むコンテンツ作成が難しい:41.4%
- コンテンツの一貫性の担保ができない:24.3%
- SEO対策などノウハウがない:22.5%
- その他:2.7%
- 課題は一切ない:1.8%
- わからない:1.8%
「規模感をどの程度にすればよいのか分からない」や「サポートが必要」などの課題も
「Q4.これからオウンドメディアを作成するにあたっての課題がQ3以外にあれば自由に教えてください(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「規模感をどの程度にすればよいのか分からない」「サポートが必要」など48の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
- 51歳:セキュリティの問題。
- 42歳:規模感をどの程度にすればよいのか分からない。
- 33歳:サポートが必要。
- 32歳:社内の人手不足。
- 46歳:どのような成功例なのがイマイチ浮かばないところ。
「オウンドメディアの事例」参考件数、「7~10件」が32.4%で最多
「Q5.どのくらいのオウンドメディアの事例を参考にしようと思っていますか。」(n=111)と質問したところ、「7~10件」が32.4%、「4~6件」が22.5%という回答となった。
Q5.どのくらいのオウンドメディアの事例を参考にしようと思っていますか。
- 1~3件:13.6%
- 4~6件:22.5%
- 7~10件:32.4%
- 11~20件:20.7%
- 21件以上:5.4%
- 事例を参考にしない:4.5%
- わからない:0.9%
企業のWeb担当者の97.3%が、オウンドメディアの事例から「コンテンツやSEO対策などのノウハウを得たい」と回答
「Q6.オウンドメディアの事例からコンテンツやSEO対策などのノウハウを得たいと思いますか。」(n=111)と質問したところ、「かなりそう思う」が55.0%、「ややそう思う」が42.3%という回答となった。
Q6.オウンドメディアの事例からコンテンツやSEO対策などのノウハウを得たいと思いますか。
- かなりそう思う:55.0%
- ややそう思う:42.3%
- あまりそう思わない:0.9%
- 全くそう思わない:1.8%
オウンドメディアの主な活用目的、「リード獲得」が49.6%、「ブランディング」が43.2%
「Q7.オウンドメディアは主にどのような目的で活用を想定していますか。」(n=111)と質問したところ、「リード獲得」が49.6%、「ブランディング」が43.2%という回答となった。
Q7.オウンドメディアは主にどのような目的で活用を想定していますか。
- リード獲得:49.6%
- ブランディング:43.2%
- 採用:6.3%
- 広告によるマネタイズ:0.9%
- その他:0.0%
オウンドメディア作成における想定費用、「101~200万円」が36.9%で最多
「Q8.オウンドメディアを作成するにあたっての想定費用を教えてください。」(n=111)と質問したところ、「101~200万円」が36.9%、「201~300万円」が27.0%という回答となった。
Q8.オウンドメディアを作成するにあたっての想定費用を教えてください。
- 100万円未満:12.7%
- 101~200万円:36.9%
- 201~300万円:27.0%
- 301万円以上:18.9%
- わからない:4.5%
オウンドメディア作成後の懸念、「目的に応じたコンテンツ作成の仕方がわからない」が46.8%
「Q9.オウンドメディア作成後の運用面について懸念している点を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「目的に応じたコンテンツ作成の仕方がわからない」が46.8%、「自社でコンテンツを作成するリソースがない」が36.9%、「運用ノウハウがなく成果が出るか不安」が34.2%という回答となった。
Q9.オウンドメディア作成後の運用面について懸念している点を教えてください。(複数回答)
- 目的に応じたコンテンツ作成の仕方がわからない:46.8%
- 自社でコンテンツを作成するリソースがない:36.9%
- 運用ノウハウがなく成果が出るか不安:34.2%
- KPIの設定:29.7%
- 最適なユーザビリティ設計:27.0%
- その他:4.5%
- 懸念は一切ない:1.8%
- わからない:1.8%
まとめ
今回は、自社オウンドメディア作成を検討している企業のWeb担当者111名を対象に、「オウンドメディア作成」に関する意識調査を実施した。
まず、コロナ禍にオウンドメディアに注目した理由について伺うと、「オンラインでの問い合わせ需要増加」(62.2%)、「オンライン上での消費者の行動の活発化」(48.6%)などの理由が挙がった。他にも「人員削減にともなう、非対面での機会創出」や、「幅広く潜在顧客に接触できる可能性があるところ」などの意見も挙げられた。
一方で、オウンドメディアを作成する際の課題について伺うと、「参考にするオウンドメディアの事例が見つからない」が50.5%、「参考にすべきオウンドメディアがわからない」が41.4%、「顧客が好むコンテンツ作成が難しい」が41.4%という回答となり、更には「規模感をどの程度にすればよいのか分からない」や「サポートが必要」など、自社での作成の難しさを実感している企業が多くいることがわかった。
次に、オウンドメディアについて参考にすべき事例の参照件数を伺うと、「7~10件」が32.4%で最多の結果となった。また、企業のWeb担当者の97.3%が、オウンドメディアの事例から「コンテンツやSEO対策などのノウハウを得たい」と考えていることがわかった。オウンドメディアの主な活用の目的については、「リード獲得」(49.6%)や、「ブランディング」(43.2%)などを想定していることがわかった。
最後に、オウンドメディアを作成するにあたっての想定費用に関する質問に対して、「101~200万円」が36.9%で最多の結果となった。また、オウンドメディア作成後の懸念については、「目的に応じたコンテンツ作成の仕方がわからない」が46.8%、「自社でコンテンツを作成するリソースがない」が36.9%という結果となった。
今回の調査では、新型コロナウイルスの流行によってオンライン化が加速し、オウンドメディアの作成に注目が集まっていることが判明した。一方で、オウンドメディアに力を入れようとしながらも、効果的なコンテンツ作成や、参考にするべきメディア事例などが不明なため、困惑している担当者も多いことが分かった。今後益々ビジネスや暮らしなどの社会活動がデジタルシフトされる中で、コンテンツ作成や参考事例に対応できるサービスの需要に一層関心が高まりそうだ。
【プレスリリース】