企業向けにマーケティングやAI、BtoB人材の育成SaaSサービスを提供する株式会社グロースXは、会社からの命令で現在、リスキリングに取り組んでいる大企業(従業員数500名以上)の会社員109名を対象に、リスキリングに関する実態調査を実施いたした。
調査サマリー
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調査概要
- 調査概要:リスキリングに関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2023年5月1日〜同年5月3日
- 有効回答:会社からの命令で現在、リスキリングに取り組んでいる大企業(従業員数500名以上)の会社員109名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
現在取り組んでいるリスキリングの分野、約4割が「データ分析」と回答
「Q1.あなたは、現在どのような分野のリスキリングに取り組んでいますか。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「データ分析」が35.8%、「ITリテラシー」が34.9%、「マネジメント」が33.9%という回答となった。
- データ分析:35.8%
- ITリテラシー:34.9%
- マネジメント:33.9%
- プログラミング:33.0%
- マーケティング:32.1%
- 情報セキュリティー:31.2%
- 語学:27.5%
- 簿記・会計:23.9%
- デザイン:13.8%
- その他:2.8%
- わからない/答えられない:9.2%
リスキリングの受講方法、「eラーニングサービスの活用」が52.3%で最多
「Q2.あなたは、現在どのような方法でリスキリングを受けていますか。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「eラーニングサービスの活用」が52.3%、「自社独自の社内研修の運用」が45.0%、「書籍やテキストの活用」が43.1%という回答となった。
- eラーニングサービスの活用:52.3%
- 自社独自の社内研修の運用:45.0%
- 書籍やテキストの活用:43.1%
- 外部研修・外部セミナーの受講:37.6%
- 自主学習:31.2%
- 社外スクールの活用:22.9%
- コーチングサービスの活用:20.2%
- 外部研修への派遣:19.3%
- 交流会・勉強会への参加:18.3%
- 外部講師派遣サービスの活用:17.4%
- 社内スクールへの活用:16.5%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:5.5%
約9割が、現在取り組んでいるリスキリングは「前向きに取り組んでいる」と回答
「Q3.あなたは、現在取り組んでいるリスキリングに対して、どのように取り組んでいますか。」(n=109)と質問したところ、「前向きに取り組んでいる」が51.4%、「やや前向きに取り組んでいる」が37.6%という回答となった。
- 前向きに取り組んでいる:51.4%
- やや前向きに取り組んでいる:37.6%
- あまり前向きに取り組んでいない:5.5%
- 全く前向きに取り組んでいない:1.8%
- わからない/答えられない:3.7%
リスキリングに前向きに取り組んでいる理由、「仕事の幅を広げたいから」が59.8%で最多
Q3で「前向きに取り組んでいる」「やや前向きに取り組んでいる」と回答した方に、「Q4.リスキリングに前向きに取り組んでいる理由を教えてください。(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「仕事の幅を広げたいから」が59.8%、「激しい時代の変化に対応したいから」が54.6%、「継続的にスキルアップしたいから」が54.6%という回答となった。
- 仕事の幅を広げたいから:59.8%
- 激しい時代の変化に対応したいから:54.6%
- 継続的にスキルアップしたいから:54.6%
- 自分の市場価値を高めたいから:38.1%
- 仕事のマンネリ化を防ぎたいから:32.0%
- 若手人材に負けたくないから:27.8%
- 現状のスキルに不安を抱いているから:25.8%
- 現在の職業の将来性に不安を抱いているから:11.3%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:0.0%
リスキリングに前向きに取り組んでいる理由、「知識の蓄積」や「昇進」などの声
Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、リスキリングに前向きに取り組んでいる理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=97)と質問したところ、「知識の蓄積」や「昇進」など57の回答を得ることができた。
自由回答・一部抜粋
- 64歳:知識の蓄積。
- 34歳:昇進。
- 58歳:自分の可能性を広げたいから。
- 41歳:スキルアップ。
- 60歳:収入アップの為。
- 64歳:本業以外に、専門分野で新たな道を探してみたい。
- 53歳:海外でグローバルベースで仕事ができるようになりたい。
リスキリングに対して感じる課題、「学習時間が確保しずらい」が53.2%で最多
「Q6.現在取り組んでいるリスキリングに対して、課題を感じていることがあれば、教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「学習時間が確保しずらい」が53.2%、「学習がついつい後回しになってしまう」が46.8%、「モチベーションが維持できていない」が23.9%という回答となった。
- 学習時間が確保しずらい:53.2%
- 学習がついつい後回しになってしまう:46.8%
- モチベーションが維持できていない:23.9%
- 制度が整備されていない:22.9%
- 勤務時間外に受講しているので自由時間が減っている:21.1%
- 仕事内容に関係がない学習内容が多く含まれている:15.6%
- 学んだ内容を日々の業務に活かせていない:13.8%
- 学習コンテンツの内容が面白くなくて続かない:11.9%
- 学習コンテンツのレベルが低くて飽きてしまった:11.0%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:1.8%
- 特にない:8.3%
リスキリングに対して感じる課題、「費用面の拡大による予算の圧迫」や「オンライン受講なので周囲に仲間がいない」などの声
Q6で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、現在取り組んでいるリスキリングに対して、課題を感じていることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=98)と質問したところ、「費用面の拡大による予算の圧迫」や「オンライン受講なので周囲に仲間がいない」など57の回答を得ることができた。
自由回答・一部抜粋
- 43歳:費用面の拡大による予算の圧迫。
- 59歳:オンライン受講なので周囲に仲間がいない。
- 58歳:自分の業務に100%マッチしない。
- 46歳:それぞれに業務に直結したものと感じられない。
- 52歳:周りに理解してくれる人がいないと、何も進まない。
- 50歳:自分の業務外のことには手を出しにくい。
- 41歳:プライベートの時間が減るので集中できない。
リスキリングに取り組んでいて「よかった」と感じること、「新しいスキルが身についた」が50.5%で最多
「Q8.あなたが、リスキリングに取り組んで「よかった」と感じることを教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「新しいスキルが身についた」が50.5%、「仕事へのモチベーションが上がった」が46.8%、「仕事で成果が出た」が28.4%という回答となった。
- 新しいスキルが身についた:50.5%
- 仕事へのモチベーションが上がった:46.8%
- 仕事で成果が出た:28.4%
- 将来への不安が解消できた:27.5%
- 資格を取得することができた:22.0%
- 収入が増えた:21.1%
- 希望するポジションに就けた:18.3%
- 社内で昇進した:15.6%
- 転職できた:2.8%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:4.6%
- 特にない:8.3%
リスキリングに取り組んでいて「よかった」と感じること、「自分に自信が持てた」や「自分の生活にハリが出る」などの声
Q8で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、リスキリングに取り組んで「よかった」と感じることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「自分に自信が持てた」や「自分の生活にハリが出る」など56の回答を得ることができた。
自由回答・一部抜粋
- 51歳:自分に自信が持てた。
- 53歳:自分の生活にハリが出る。
- 64歳:知識の幅を広げる。
- 54歳:より立体的に業務に取り組む視点を得るきっかけになる。
- 58歳:業務推進力が上がった。
- 59歳:脳が刺激される。
- 58歳:将来不安が減った。
まとめ
今回は、会社からの命令で現在、リスキリングに取り組んでいる大企業(従業員数500名以上)の会社員109名を対象に、リスキリングに関する実態調査を実施した。
現在、取り組んでいるリスキリングについて伺ったところ、分野は「データ分析」、方法は「eラーニングサービスの活用」が最多となりました。約9割が「前向き」にリスキリングに取り組んでいる実態が明らかになった。
一方で、「学習時間が確保しづらい」や「ついつい後回しになってしまう」といった課題を実感しているようだ。
昨今のリスキリングに対する政府の動きや働き方の多様化などにより、リスキリングに取り組む企業は増加傾向にある。
リスキリングに取り組むことによって、「新しいスキルが身に付いた」や「仕事のモチベーションアップ」などメリットの声も多いことから、これからは、時間や場所を問わず、短時間でも学習できるリスキリングが求められているのではないだろうか。
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